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ローライフレックス オリジナルを入手しました!

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ローライフレックス オリジナルを入手しました!


ローライフレックス オリジナル・・・・実はこの機械に 自分は辛い悔しい 思い出があるのです、カメラバカと言われて育ってきたもので その方面では自惚れていたのでしょう 40年ほど前ですかねぇ あるお客さんから「フィルムの入れ方が・・」とお預かりしたのがコレ。


6X6フォーマットの二眼レフだから120か620と決めつけ、試すのですが どうひねくっても入らない、その頃 先輩社員だった修理のオジさんを頼って「何とかしてぇナ」と泣きついたのです。 オジさんは カメラと私を眺めながら 何か思い出したように、「フィルムの種類が違うんとちゃうか」との一言。

 

その頃は中古カメラの専門書も少なく中古カメラ店の親爺の知識が全ての時代だったから、大阪のYカメラ商会さんに尋ねると、「専用フィルムがあったんゃ その頃はなぁ」とのありがたいお言葉で、その旨をお客さんにお知らせして、自分の無知と思い込みをお詫びした・・そんな思い出が蘇る機械ではあるのです


さて、手元のカメラの状態はネバリと固着で、ピントフードは立ち上がらず、裏蓋は空かない、シャッターは粘って低速では固着ってな状態で、ただいま整備を検討中・・・90年の機械で あの戦火を くぐり抜けた、貴重な機械だろうとは思いますが、さりとて整備費も気になります・・どうしましょうか?

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フォクトレンダー ビトー BR

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このところ見かけなくなった、ビトーBR

 

フォクトレンダーのビトーと聞くと、小型軽量な折り畳み式から始まり、ソリッド型と言いますか固定鏡胴としたビトーⅡを展開、さらに大口径のウルトロンを搭載したビトマチックⅡやビトーⅢ、などがコレクションとして今でも親しまれています。


ビギナー向けのビトーとして、一連のビトーⅡやⅢあたりが小型で振り回しやすく実用的で人気があります。そのビトーと露出計を備えたビトマチックをつなぐ機種として、ビトーBRがありました。このカメラはB型に距離計を付けたモデルですが、露出計を内蔵させたビトマチックが出てしまったこともあってか、露出計の無いBRは見た目の地味さもあったのでしょう あまり売れなかったのでは・・と思ったりもします、

 

ビトーBRは ビトマチックに比べて、軍艦部がとてもすっきりしていて、見た目の派手さはありませんが、ファインダーのトラブルやショックによる欠け/歪みも起きにくく 一流のツルリとした姿形にフォクトレンダーらしさを感じるのは自分だけではないと思います。

 

また。ウェブ記述にも、フォクトレンダー社の35mm判距離計連動カメラ、ビトー BR は1958年頃の製造です。ビトー・シリーズはフォクトレンダーの中堅機として、セレン露出計内蔵など数多くの姉妹機とバリエーションが作られましたが、距離計連動のみで大型ファインダーとした ビトー BRは 製造台数が少ない稀少モデルです。

 

当機の距離表記はメートルで扱いやすと思います、中堅機の位置付ながら、機構的には上級機のビトマチックと 全く同じなので 各部の仕上げや機構はなかなかしっかりし、ヒンジ式の裏蓋の開閉やポップアップする巻き戻しノブなど、なかなか面白い機構が搭載されています。

 

レンズはテッサータイプで定評あるカラー・スコパー50mm 2.8付になります、状態として トップカバーは無傷に見えます、また底カバー/裏蓋など 目立つ操作スレなど無く全体的に かなり綺麗な外観です。念のためシャッター機構を整備、レンズクリーニングと距離計調節を済ませており、ファインダーの見え味も良好、レンズもクリーニングを済ませクリスタルクリアー・・・格安ではないのですが 美品をお探しの方には魅力的だと思っております

 

ご存知の通りビトー・シリーズはフィルムを装填していないとスプロケットによるシャッターセットが出来ず シャッターが切れませんのでご注意を。フィルムカウンターは減算式です。ただいま仕事仲間と価格相談中・・まとまりましたらホームページにて ご案内予定、宜しくお願い申し上げます。

 

 2月24日  まとまりました‥カメラキッズホームページにて販売中  52400円

 

 

 

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