ドイツ製 エルネマン HEAG w/Doppel Anastigmat VILAR 10.5cm6.8
ドイツ製 エルネマン HEAG w/Doppel Anastigmat VILAR 10.5cm6.8
お客様より、エルネマンのヘイグを ブログにあげてほしい・・・とのメールを頂きグログ掲載と致します、記述はホームページ準じております
さて、今回は100年は前の乾板式ハンドカメラ・・・ERNEMANN:エルネマン のご案内です。
エルネマンと言いますと ICA社と同じく 後にツァイス・イコンを創設時の1社で ツァイスの思想に賛同する物作りをしていたころに、前述のエルネマン社が製造したカメラの1つで、ヘイグは1920~40年ころの製品である・・・・とウェブ上に記されておりました。
100年前の事ですと自分は生まれておらず、諸先哲の方々も今はいませんので、ウェブ記述からのご案内となります・・モデル名は外観写真を参考にして。ウェブ上に同一と思われるのを 当機のモデ名としております、間違いはご容赦。
エルネマンのヘイグですが、カメラ上部横にはボタンがあり(貼革の下に隠れている),これを押すとばねによってベッドが開き 即 撮影態勢となる。ピントグラスを利用すれば,構図やピントをきちんと調整した撮影ができる。
そのピントフードも特徴があり
トヨ、ホースマンやウィスタとは異なりコツと慣れが必要なのですが、金属製の簡単な機械で育ってきた自分ですが、正確な木製加工と革仕上げの
手触りから違う品と質は心に何かを残してくれる気がしますし、煩わしい操作も 今となって思うのですがこの手間の達成感が楽しいのです・・・
きっと当時もカメラを構える方が露出計らしきものをかざして、カメラに乾板を入れて、サァ 撮影です・・写される方は 鍛え上げた満面の笑顔で応えたでしょうねぇ・・・そりゃぁ楽しかったでしょうねぇ うらやましい。
画面サイズはおよそ6cm×9cmの大名刺判とよばれるもので,ボディは木製。画面サイズのわりには非常に小型軽量なカメラになっている。ただし実際に撮影するにあたっては,それなりの数の乾板(あるいはフィルムホルダ)が必要になるので,トータルの重量はそれなりのものになりますので、そのつもりで。
シャッターは、ギア式ではないポンプ式エバーセット型のもので,シャッターは T.B.1.2.5.10.25.50.100と低速まで充実している。
レンズはドッペル・アナスチグマットの VILAR 10.5cm6.8 を前述のシャッターにマウントして載せています・・・ドッペルって英語のダブルに近い言葉ですので、アナスチグマットレンズを2枚使ったレンズと言う事になるのだと思っております。
また、ゲルツ社はドッペル・アナスチグマット式のレンズを 後に「ダゴール」って命名してますから、この VILAR 10.5cm6.8 もそれなりの レンズだと 思っております。
さて、100年前ですから 自分はいい状態だとおもっておりますが、それなりと思いましょう、アトムタイプの反射式ビューファインダーの反射部が金属のようでサビにより画像が見えません・・・何とかしたいと加工屋さんに相談すれど思う返事でが得られず、一眼レフ用のミラーをハメ込むことになりました。
シャッター機構的には一通りの整備を済ませ年代なりの動作しておりますが、年代的に3ヶ月の保証はご容赦ください。 レンズはクリーニング済み、特に気になるスレ/キズは無いように見えます。
正直 100年近く前の機械です、新品並みのハードな扱いは くれぐれも ご容赦願いますが、たまには・・・お時間をつくって、「 ゆるり 」 楽しむのもいいものです。
2024年 12月 6日 カメラキッズホームページにて掲載中
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