ガリレオのコンドルって・・・知ってる?
ガリレオのコンドルって・・・知ってる
記事を考えております、しばらくお時間を下さい・・・ ❤
さて、ガリレオ社の設計者は、バルナック ライカを意識したのでしょう・・・不思議な雰囲気をもつイタリア・ガリレオ社によるコンドルI 型。 ライカ B を真似たわけでもないのだと思いますが、ライカの初期頃には 機構的に低速シャッターが無く 無理くり レンズシャッター付きレンズを組み合わす時代もあったのです。
話が脱線気味・・ガリレオは前述のリム式レンズシャッターのデザインを前面に押し出したような雰囲気があります、ライカへのオマージュとして デザイン優先のボディに レンジファインダーを載せ 距離あわせの利便性を高め、セルフセットではないのですが、多重露出防止 レンズシャッターを載せ、高速から低速までをカバーし、さらに ボディレリーズ式のコンパクトなボディにまとめあげていますから、レンズ交換は出来ませんが実用には 前述のライカB型より ずっと使いやすいのです。
カテゴリーから言うと、レンズシャッター式コンパクトカメラになるのでしょうが、デザインに特徴があってミニライカとかガリレオライカとか呼ばれ、ライカコピーのカテゴリーともされる事が多いようです。 シャッターは B.1.2.5.10.25.50.100.250.500と十分のスペック。 全金属製の重量感と指に感じる質感はペラペラなデジカメには無い魅力です。
すべて刻印文字も機械好きには魅力のポイントす。 デザイン的にライカコピーの中に含まれると思うのですが、でも内容的には前述通り、されどレンズシャッターをデザイン的に配置、レンジファインダー部に視度調整ダイヤルを組込みコンパクトでクラシックなバルナック風にまとめるところは、さすがイタリア・・・一流のセンスの良さが光ります。
さて、状態として、年代に比べて、わずかの使いなずみ、裏蓋エッジ部にペイント落ちもなく、レンズも年代相応とはいえ概ねクリアー・・まぁ許せる範囲でしょう。 全体としてキレイな方だと思います。 正直、ライカとは構造も異なりレンズ交換は出来ませんが、ガミ16 のガリレオ社の製品らしく手抜きのない仕上げとスムースな作動は嬉しくなりますょ、また何といってもライカを凌ぐようなこのデザイン、1台は手元に置き、使ってみたい不思議な魅力があります。
ただ、届いた機械は、外観は割とキレイのですが、距離ヘリコイド/沈胴固着/シャッタ―不動など かなりのネバリと汚れ・・のコテコテ状態で動きませんでした。
2023年12月27日 ただいま整備を検討中、しばらく時間をいただく事になりそうです。
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