« ミノルタ 35 IIB スーパーロッコール 50mm1.8 付 | トップページ | 寺岡精工/寺岡精工所 による オート テラ って知ってる? »

ツガミ製作所 ツガミ エイト 標準・広角・望遠セット ②

          P1810799

ツガミ製作所 ツガミ エイト 標準・広角・望遠セット ②


無駄話をひとつ お付き合いください・・・2017年3月に 当ブログで ご紹介したことがあるのですが、このところクラシックな8ミリカメラに人気があるらしく、アクセスも多く、メールなど頂きますので、確か 1セット 手持ちがあった筈・・と広くもない倉庫を アセアセと探していたのです・・・諦めの悪い自分に神様も憐憫を垂れたもうたのでしょうか、紙袋にまとめて入れていたのが見つかりました。


と言う事で 改めてのご案内です、記述内容は前回と同じ内容ですので、ご了承願います。

 

自分がダブルエイトの8ミリに傾倒しかけたのはスーパー、シングルの高倍率ズームとフェード、オーバーラップやにレンズ交換、さらにこれでもかとワイプ機構を搭載した超高級8ミリが全盛の頃だった。



ガキの頃に 時々 父
親に連れられて見た 三本立て映画の幕間のニュース映画の影響もあったのか、複雑そうなシネカメラを「ニッ・・」と 鍛え上げた笑顔で構える兵隊さんがカッコ良く見え、映画内容はともかく何かが心に刻まれたのかもしれない。 



現役 若僧のころ 8ミリ好きのお客と話もはずみ小型映画という雑誌に感化され、某写真館のご隠居から「アルコテクニカがあるから 使うてみ・・」と借りたのが病みつきになるのです。



ツァイスの特徴のあるムビコンや ターレット式ボレックス存在を知るにつれ、集めては机の上に艦載機よろしく並べては

喜んでいた頃に、自分とは気の合わなかった意地悪上司が 「ツガミ」って8ミリがあってなぁ、カメラを構えるみたいにして写すんょ・・・と満面の笑顔で話して下さったのです。



それが、ツガミとの最初で最後の出会いで、資料雑誌では見かけるものの、大した記述も無くコピペでお茶を濁す感じの記事ばっかり、自分も名前を知ってから この45年間 一度も現物を見た事がないからかなり少ないのは間違いないようです。



ツァイスのムビコンは ただでさえ、不人気な機械だったと教えてもらっています、そのムビコンの模倣機を作る案にOKを出したツガミのご担当だった方に感謝の拍手を送りたい。


ツガミ・・・津上製作所って超精密旋盤など世界で活躍されてますから、戦時中は軍需に少なからず関係があったはず、戦後は平和産業として内政にもかかわって成長し、か・金があったのでしょう・・・だったら、ツァイスを凌ぐ8ミリをツガミが・・・と野望を抱いたかもしれない。


設計者は、スペックとして レンズ交換は絶対条件、マルチシャッタースピード、一コマも欲しい、ボディは堅牢で・・と希望を全部盛り込んだ結果、見かけよりはかなりの重量級。

 

機能的には、前述のムビコンから露出系機構を省き、代わりにレンズ交換を追加した形になります、バヨネットマウントでのレンズ交換、ブライトフレーム式の広角、標準、望遠が組み込んであり、背面で切り換えが可能。 ムビコンに追いつき凌駕するものを目指して形にしているのは大したものです。


当機にはセットの標準と広角・望遠の3本のレンズが付属します、レンズ状態としては年代もありますから、ヨゴレなどは否めません、念のためにクリーニングをする予定なのですが、スタッフの健康検査を優先しており、整備などは それから といたしております。

 

構造的に、レンズは 小さくとも絞り機構などは一般のレンズと同じですから、小ささのため指も入らず手間は大変、しばらくお時間をいただきます

 

クラシック8ミリファンの方に・・・是非。


2023年10月  8日  駆動部のネバリもあるようです、しばらくお時をいただきます。
2023年10月15日  確認中にボディ底塗装に劣化ヒビで剥がれが出ました、接着補修をしてみたものの、やはり気になります
             まず見かけないセットなので キレイなボディを探してみます、見つかればいいのですが・・▲□◎#?

2023年12月14日  下写真の代替ボディをゲット、前述セットでの販売となります 

           29941

2023年12月15日  写真の手前のボディをセットにして カメラキッズホームページにて販売中  67980円

|

« ミノルタ 35 IIB スーパーロッコール 50mm1.8 付 | トップページ | 寺岡精工/寺岡精工所 による オート テラ って知ってる? »

新入荷品」カテゴリの記事