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Carl・Zeiss テッサーとMXシンクロコンパー搭載の スーパーシックス V

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オーバーコッヘンの Carl・Zeiss 製 テッサーMX付シンクロコンパー載せた スーパーシックス


まず イコンタ物語を駆け足でご紹介しますと
1926年に設立されたツァイス・イコン初のオリジナル製品がイコンタで、
それまでの蛇腹付きたたみ込みカメラは、前蓋兼ベースボードを開け、その内側のレールの上に鳥居(レンズを取り付けたフレーム)を引き出すのですが、それを発展させ、強力なスプリングにより ボタンひと押しで撮影態勢に組みあがるようにしたのがイコンタだったのです。


さて、ご案内のイコンタ スーパーシックス
532/16型はボディレリーズと二重露出防止装置をもち、そのため本来120フィルムで12枚は撮れる筈なのに11枚撮りとなっている、
当初のモデルは距離計窓と 構図用ファインダー窓の併設式・・・つまり「二つ眼」 として登場。


その後
巻上げが自動巻き止めを採用、ファインダーを大きく、ファインダー接眼部を一つにまとめ、シンクロコンパーMXを載せ、ご案内のV型となるのです、 時期的に東ドイツのイエナ・テッサーから1950年にはツァィス・オプトン製になり、1953年にCarl・Zeiss と改名しています。


時系列的な事もあり、誰もが希望する カール・ツァイス銘のテッサーとストロボシンクロが可能な MX切替付きシンクロコンパーシャッターの組み合わせが好ましいと分かってはいても、数が無いので、世界的なコレクターアイテムとなっているようで、イエナ・テッサーやオプトン・テッサー搭載機と比べて かなり 割高 で取引されているとの事。


今回は あるコレクター氏から ご無理をお願いして預からしてもらったもので、イエナ や オプトン では 格安でないと さほど追いかけることなど無いのですが、ツァイス・イコン製 テッサー 搭載機で結構キレイから・・と 聞いて 生来の凝り性と言うか 負けん気が 発動したようです。

 

2023年 1月21日  保管中のネバリなどもあるとの事で、ただいま念の為 レンズ清掃 そして 距離計、シャッターなど整備を検討中です。

2023年 1月26日  整備完成、カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円

2023年 2月22日  売り切れました ありがとうございます。



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