ビトマチック IIIb ウルトロン 50mm2 搭載機
探すと、何故か見つからない・・・ビトマチック IIIb ウルトロン 50mm2 搭載機
さて、今回は 自分にとっては初めての ウルトロン付きの ビトマチック IIIb型のご案内です、
ビトマチックはフォクトレンダーの35mm判コンパクトカメラ「ビトー」に露出計を組み込み、露出計内部に絞りやシャッター速度と連動して動く追針機構を持たせ、露出決定が容易にできるように進化したカメラです。
製品の品質、たとえば外装メッキの美しさはまもなく50年になろうとするのにまるで新品のような輝きであり、その素晴らしさが手に取るだけでわかるカメラです。
ファインダーは等倍で大きく見やすく、なにより撮影結果の見事さには誰もが感心することでしょう。レンズの良さに加えてボディ内部の反射防止対策が充実しているなど、手抜きなくしっかり作られたカメラだからです。
1966年に登場したビトマチックIIIb型は歴代ビトマチック改良型で、1966年に登場しています。 ボディ構造は前機をほぼ踏襲されており、横幅を抑えるためにフィルムゲート周りは最小に抑えています。またファインダー の倍率を等倍に上げていて基線長の短さを補っているのです。
ファインダーは いまで言う 情報集中ファインダーとなっていて、追針式の露出計、シャッタースピード、絞りが見えるようになっています、便利そうに聞こえますが、目を 「ぐるりっ」と回す感じで確認しますので、確認しようと思えば出来る・・・程度に思っていただいた方が いいかもしれません
前述の通り ファインダー部をさらに性能アップして、品質と性能のいずれもが高度にバランスさせデザインを刷新したモデルになります。
ご存知 ビトーB・BL を発展させ、露出計・距離計連動式機構を搭載、見るからにタフで優雅な造り、シッカリとした質感は、さすがです、 ズッシリと手につたわる完成度の高さ、 またファインダーも大型で明るく見やすいのです。 見かけよりは、意外とコンパクト、そこがまたフォクトレンダーの凝り性と、几帳面さが入り混じってファンを魅了するところなのだ・・・と思っております。
「なんゃ、ビトマチックなんて珍しくも無いし・・」 と思われるかもしれませんが、当機は あのウルトロン50mm2 が載せられているのです、良く見かけるビトマチック/ビトー系は50mm2.8か3.5 のレンズ搭載機で、極少数のビトマチックIIIb型 にも ウルトロン搭載機があったのです。
20年ほど前になりますが、「これ、なんぼで買う・・?」とビトマチック を手渡されカラースコパーと思い込んで返事をしたら「10万違うなぁ・・」と言われたことがある、ブームだった頃のウルトロン搭載機は 稀に見かける程度で 下世話な事を申しますが それはそれは 高価だったのですょ。
また、ビトマチックのファインダーはショックなどで歪み/欠けなどが多く、当機も ビジネスパートナーの言葉通りかどうか、手元に届き確認するまで疑心暗鬼で、気が気じゃあなかったのですょ。
外観もメーターの明り取り部の樹脂カバー部にヒビありますが、以外はいい状態で残っていました・・念のためメーター機構/シャッター機構/距離計機構の整備を済ませました、シャッター機構に3ヶ月の保証を付けてのご案内予定です。
何と言ってもレンズが一番ですから、クリーニング後のご案内となります・・しばらくお待ちください。
2023年 1月 2日 クリーニング、動作確認を済ませました、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2023年 1月 12日 売り切れました いつもありがとうございます。
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