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オリンパスフレックス IIB

 

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オリンパスフレックス IIB

自分は オリンパスの二眼レフ中、デザイン的に カメラ側面に、大型のフラッシュガン用の金具が付けられているのが お気に入りで、フィルム交換時に便利であるというのと 1960年代のアメリカTVドラマでよく見かけたのが 憧れとして沁みついているのかもしれない。


さて、いつもの 二眼里程標さんの ページによりますと オリンパス光学工業初の二眼レフが オリンパスフレックス1型で 翌年小変更を経てBII型となる。違いはシンクロ接点の違いでB型とB2型に分けて分類する場合もあり、シャッターのロックレバーの有無や ピントノブと巻き上げノブ側面にあるフイルム感度と種類のメモが入れ替わっているなど細かな仕様違いのモデルも存在するようだ。

ご案内のIIB型のレンズは75mm F2.8という当時としては初めての大口径仕様。このスペックは国産機初のものであり、レンズ構成も6枚とおごられている。フイルム装填のフルオートマット化も検討されたようだが、機械的な信頼性を優先しスタートマーク合わせ式に落ち着いている。


シャッターボタンは大型で高い位置にあり、その上にシャッターロックレバーを配している。右側面ピントノブ下のダイヤルは、通常撮影時は「A」に合わせ「D」は多重露出用だ。空シャッターもD側で切ることができる。


絞りとシャッター速度は小窓で確認する方式ではなく、ダイヤル側に直接数値が刻印されておりボディ側に指標がある。共にクリックストップがあるのは珍しい仕様。


筐体の剛性感は非常に高く、ピントノブ基部や前板のベース部分も金色の仕上げとなっており、高級機を意識させる仕様。ただ、当時のズイコーレンズの多くが曇ってしまっている・・・とあります。


自分の眼には 75mm F2.8 の大口径とフラッシュブラケット付きが カッコよく見えるのは確かで、頃合いのフラッシュガンを付けたり、ハンドメイドのグリップバンドを付けては、机上に並べたり眺めたりして喜んだものです・・・見かけ以上に重量があり、クッキングメーターでは 1,160グラムあり、このずっしり感も 自分には捨てがたい魅力なのです。


2022年 5月29日  ただいま内部機構とファインダー関係を整備中、しばらくお時間をいただきます。
2022年 6月10日  製造No:105753 整備完了 カメラキッズホームページ にて販売中  XXXXX円
2022年 6月11日  売り切れました、ありがとうございます。

 

 

 

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マミヤフレックスII

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             セットレバー / コックレバーを 内蔵したオートマット式メリットシャッター・・・あなどれません!

          

二眼レフは 右手で シャッターを切る・・・を具現化したマミヤフレックスII


マミヤの二眼レフは 工業写真 を学問として学んでいたころ、唯一 マミヤの二眼 C型が レンズ交換可能で、仲間内でレンズは共有すると言うことで、中古の C2 ボディを買うのにヒーヒーいわされた思い出がある・・・今回はそのマミヤの お話しです。

いつも 勉強させてもらっている 二眼里程標さんの ページによりますと ドイツ製カメラのコピーが蔓延していた日本のカメラ業界で、1939年の創業以来、圧倒的な技術とアイディアでオリジナリティ溢れるカメラを次々と発売したマミヤ。


二眼レフのカテゴリにおいても、1949年発売のマミヤフレックス・オートマットAで早々に、セルフコッキングどころかフイルム装填のフルオートマットまでも達成し、レンズ交換式のシステム二眼レフ・マミヤCシリーズは国産二眼レフの砦を最後まで守り続けた。


ご案内のマミヤフレックス2型は、1952年に発売された径の大きなシャッターが特徴的な外観となっている、 外観的特徴になる 上下レンズがギア連動式のため一見すると廉価な普及機に見えるが、その実は4枚構成のセコールレンズを採用しセルフコッキングに対応した中級機でも上のクラスと言える装備のカメラなのです

幅広の白枠で縁取られたシャッターにはセットレバーとオートマット機構がが内蔵されたメリットと呼ばれるシャッターは、最高速1/300秒でB(バルブ)を境に1/200・1/300だけが独立している仕様。 そのシャッターに世田谷光機(マミヤ世田谷工場)製セコールレンズを4枚構成とした 拘りレンズをマウントしている、ズイコーレンズと比べてカビ/クモリ の発生が少ないように自分は思っております。


なかなか完成度の高いカメラだと思うのですが  二眼里程標さんの ページ にも・・・ギア連動の外観によって誤解されているのか中古市場での評価はあまり高くないようだが、「能ある鷹は」のことわざではないがその実力は実用十二分な爪を持つ二眼レフである・・・と締めくくられております。

横で、修理のオジさんが「ちゃんと動けば やけどなぁ」と独り言ちておりました、
動作未確認のオー〇〇ョン や 外観だけの 通販サイト などで掴まされないよう ご注意ください。

2022年 5月26日  ただいま整備中。
2022年 5月29日  整備完了 カメラキッズ ホームページにて販売中 XXXXX円

2022年 6月12日  売り切れました いつもありがとうございます。




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ツァイス・イコン あれこれ・・と

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ツァイス・イコン あれこれ・・と

あるコレクターからの 頼まれモノで ツァイス・イコン 好きの方がお持ちだったとの事、 コンティナ(イコンタ35)に社外レンズとなるシュナイダー社のレンズが載せられた限定モデルや、一見 マミヤシックスに見える ツァイス・テッサー75mm3.5 搭載の 希少とされるスーパーシックスIII型など、高画質を楽しめる機械 などが揃っている気がします、

外観は 特に 目立つ アタリ/サビなど無くキレイな状態に見えますがが、念のため 内部機構の整備を済ませてから どう販売するか を検討予定。


2022年 6月  2日  一番引き合いが多かった スーパー イコンタ シックス III型  レンズに年代なりのクモリ感が・・整備先を検討中、もうしばらくお待ちください。
2022年 6月13日  レンズの整備が完成し、戻ってきました、念のためシャッター/距離計の再整備を済ませました・・カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円
2022年 6月14日  売り切れました、いつ もありがとうございます。


2022年 6月 5日  コンティナ(イコンタ35)整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2022年 6月 6日  売り切れました、いつ もありがとうございます。

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かなり珍しいとされる・・・Shinkoh ラビットII 型 とI 型 後期

 

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かなり珍しいとされる・・・Shinkoh ラビットII 型 と I 型 後期

 

世界の有名ブランドの素晴らしさは 自分も その通りだと思っており 認めてもおりますし 間違いのない事ですが、 今回は それは横へ置いておき、マイナーな Rabbit のご案内を・・・ と思っております、

まず カメラ雑誌などでは 取り上げられることが無かったようで、手元の資料雑誌、web上の camerapedia でも思う記述が見つからず、修理のオジさんに聞いても「ワシに 聞くな」とバッサリ 斬られてしまった・・・

先輩のコレクター諸氏に聞くしか無いか なぁ・・どうしょう

 

2022年 5月26日  正体が良く分からないまま、とりあえず整備を始めましたが、2機とも 年代なりのグリスの劣化で、ヘリコイドの固着でレンズが動きません、
             
その方面の業者に問い合わせ中・・もうしばらくお待ちください。
2022年 5月28日  外注工賃と商品価格を鑑み、前述状態でのガラクタとして売り切ることとしました
             カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2022年 5月29日  売り切れました、ありがとうございます。


お互いの 都合のいい時だけ 話が弾む コレクターのM氏を「アテ」にして訪ね 話をするのですが「・・・」で、アレコレ手持ちの雑誌を引っ張り出してはみるのですが 「載って無いし、ワシも知らんわ」で分からないままで、 取り合えず 折角の資料として出して頂いたものですからコピーをしながら
他愛も無い話が続く・・・、

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話の途中で思い出したように「あのなぁ エエモン があるんゃ、イコンタコレクターから預かりモンゃ・・」と水を向けられる、「来たっ」と思わず身構える、  ツァイス・テッサー75mm3.5 付きの イコンタシックスIII型ゃ、イエナやオプトンと違うからなぁ スーパーセミイコンタに付いてたら 桁が違うでぇ・・と詰め寄られ、付き合いもあって 断れず 買わされてしもうたのが、写真の機械で 整備を検討中・・・・。

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エンサイン セルフィックス 12-20 スペシャル

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エンサイン セルフィックス 12-20 スペシャル

英国の誇るスプリングカメラです、ホートン社時代からのエンサイン セルフィックスのブランドを踏襲し、ロスとの合併後ロス・エンサインとしてバリエーションを展開した1950年代にセルフィックス 12-20 は登場します。 大きく分けると目測式・連動距離計そして単独距離計を載せたセルフィックス 12-20 スペシャル の3種類のバリエーションがあります。


ロス時代のセルフィックスはシッカリしたボディが特徴で、堅牢ではありますが 少しく大型になるので 6X9 規格の820系と6X6規格の12-20系が展開されました。 大画面の6x9は高画質を得るためには必携のカメラだと言われています・・・レンズは何といって3群5枚構成の高級レンズ、ロス・エクスプレス 105mm3.8の描写力が最大の魅力です、またこのレンズを使いたい為だけに、揃える方もいると聞きます

その 820 を6X6フォーマットとして、小型化した エンサイン セルフィックス12-20 が今回のご案内機となります。


エンサイン社の歴史は古く、かってイギリスにあったガラス乾板、フィルム、レンズ、カメラのメーカーであったHoughton:ホートン社が基礎になり、時代の変化で高級ウッドカメラのサンダーソン、フィルムのバーネットさらに光学機器のロスなどと合併を繰り返し、エンサインブランドのカメラを製造したイギリスを代表するカメラメーカーのひとつです。


エンサイン社はオートレンジは距離計連動の高級版、セルフィックスはファインダーのみの普及版のネーミングとし、単独距離計を載せたモデルにはSpecial の名を付けています。 また 製品番号は撮影可能枚数と使用フィルムを表し、12-20は120または620フィルムで6×6 判が12枚撮れますよ・・と言う具合に、例外はあるものの分りやすく名前をつけています。


当機はロス・エンサイン社が1950年中頃に発売した非連動距離計搭載式のセルフィックス 12-20 Special、 特徴は620・120フィルム兼用としたところで、大きさと巻き取り穴規格の異なるスプールに対応するのです、このアタリが島国根性丸出しの自分にとっては魅力というか・・・思わず「ニクイねぇ・・」と言いたくなるのです・・・

 

ご存知の通り、6x9 に比べコンパクトな6X6は縦横と構図を意識せず、カメラの構えを変えて楽しめるところが、いいのですょ・・・


2022年 5月10日  不具合無く動作するようですが、動きにシブさもあります、念のため整備を考えております・・。

2022年 5月17日  ボディ側の整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 レンズはクリーニング後発送となります  XXXXX円

2022年 5月17日  売り切れました、 いつもありがとうございます。

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マミヤ シックス の 魅力・・・

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マミヤ シックス の 魅力・・・

さて、マミヤ シックスの 使い勝手の良さ、メンテなど耐久性も高く、個人的にも好きな機械ではあるのです、姉妹機やバリエーションも多く、それぞれのファンが 根強い人気を支えていらっしゃいます。

今回は、いつも勉強させていただいている ハヤタ・カメララボ さん のページ引用での ご案内と致しております。


記事によりますと・・・マミヤシックスは、国産スプリングカメラの中では圧倒的に修理のご依頼が多いカメラです。現在月に数台のペースで整備しています。それはこのカメラが現役だった当時、よく売れたということの証明と言えるでしょう。実際マミヤシックスは「中判カメラのマミヤ」の基礎を築いた日本を代表するスプリングカメラの大傑作機のシリーズで、累計で40万台以上を販売したと言います。


最初のマミヤシックス1型は今からおよそ65年前の1940年(昭和15年)に発売されています。最初のモデルから連動距離計を備えたハイスペックなカメラで、蛇腹折り畳み式の構造で距離計連動とするため、ピント合わせはフィルム面を前後させるバックフォーカス式という画期的なアイデアを採用しています。


実際ピント合わせはボディ背面の大型のノブを右手親指で回すため非常に操作性が良く、当時国産機を品質と性能で大きくリードしていたドイツ製のスプリングカメラに対しても優位性がありました。設計は間宮精一氏であることは言うまでもありません。

マミヤシックスは品質も性能も素晴らしかったため、大好評を博し、戦後スプリングカメラが主役だった時代に大きく発展します。レンズはオリンパスのズイコーレンズを採用、シャッターユニットは国産最良であったセイコーあるいはコパルで、ファインダーも早くから一眼式、フィルムの自動巻止めも備わるなど、文字通り国産6x6cm判スプリングカメラのトップモデルとなっていったのです。

そしてついに6x6cm判スプリングカメラで世界初のセルフコッキング機構(フィルム巻き上げと同時にシャッターが自動的チャージされる)を備えたモデルが、今回ご紹介するマミヤシックス・オートマットなのです。1955年12月の発売です。これによってマミヤシックスは、世界の6x6cm判スプリングカメラの頂点に位置することになったと言って良いでしょう。世界最高と言われたツァイス・イコン社のスーパーイコンタのシリーズでさえ、ついにセルフコッキング機能は実現できなかったのですから・・・とあります、詳しくはこちらをご覧いただければと思います


この度 初期型と最終期のオートマットをあるご縁でご紹介できる事となりました、完成されたオートマットの魅力は絶対なのでしょうが、特徴的な外観の初期型にはそれなりの魅力もあるように思っております・・・はたして?

2022年 5月25日  初期型 整備、動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中  21230円
2022年 5月28日  初期型マミヤオートマット 整備、動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX円

2022年 5月31日  売り切れました いつもありがとうございます。

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