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ミランダ オートメックス 初期型 /オートメックス II 型

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ミランダ オートメックス 初期型 /オートメックス II 型

ほぼ10年強前になりますか‥カメラキッズを立ち上げ軌道に乗りかけた頃は、民主党政権時の円高時代で、ビジネスパートナーを探していたこともあり、割安感に釣られ欧米の カメラ市、フリマ、クラシックカメラ店などを 探し訪ね歩いたもので、デジカメに買い替えるユーザーが増えていた時代だったのか、マイナーなフィルムカメラの市場価格は 可哀そうなほどだったのです。

機械好きで島国根性丸出しの自分は、日本では知名度の低い チマチマとした多機能のマニュアル機を探しては買い集めるのが楽しく、「ライカ、ローライ、コンタックス、ツァイスやハッセル・・を何故買わない?」って声をかけられたりもしたものです。

自分の中では、弊社なんて 大型量販店には太刀打ちできるものではなく 前述のメジャー品は大手がまとめて買い上げ 国内市場を独占しているので、隙間市場を狙ってゲリラ的に安く売りきるしか生き残るすべがなく メジャーブランド は とても手が出せなかったのですょ

 

そんなころに、ミランダのオートメックスという聞きなれない機械を知ることになるのです・・・結構バリエーションを展開されていたようですが、セレン式の受光帯をペンタ前部にデザインしたのがお気に入りで、チョコチョコと見かけられたころだったので 状態のいいい機械を探し回った思い出があります。

 

さて、前述のオートメックスは 資料によると1960年にオートメックス初期型を そしてマイナーチェンジした II型を1963年9月に発売していたとの事、また他のウェブ記事の書き込みなどによると、諸事情でこの時期ミランダは日本国内での販売を中止しておりオートメックス/オートメックスIIは海外専用機種だったとのことです。

 

個人的な意見になりますが、オートメックス初期/II型は あの頃だけに存在できた ペトリフレックス7とならぶ エポックメイキングなデザインだと思うのです、受光角度のため 一般的な凸レンズを複眼的に並べずに、グリッド(格子)で受光角度を決めた 独特の形状のセレン受光帯をペンタ前面に取り付け、さらに ペンタプリズム交換式というのが自分のお気に入りのひとつで、絞りと連動するメーターも連動ピンの付いたレンズに限定されるなど、制約がありますが、開放測光風の操作が楽しめた いい機械だったと自分は思っております。


その後 セレン受光帯をcds に置き替えた寒々しい顔立ちの後継機が出るのですが、自分には 前述のオートメックスが 何といっても 一番 と心のひだに刻まれているのかもしれない・・・どうみてもカッコ良く見えてしまうのですが・・・はたして?


2021年10月14日  シャッター不動、メーター反応せず、セルフ不調てな コテコテ状態で倉庫から見つけ出しました、
             ただいま整備を検討
中・・

 

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