マミヤフレックス フラッグシップモデル 最終型
シャッターは 右手で 押す・・・マミヤフレックス フラッグシップモデル 最終型
ひさしぶり のご案内になります・・・さて、 マミヤ二眼レフ物語、今回は国産二眼レフカメラとして初めてフィルム自動停止機構を載せ、また巻上げと連動してシャッターセットが行われるオートマット機でマミヤ二眼のフラッグシップ機となったマミヤフレックス最終型のご紹介です。 私見になりますが個人的にも好きなデザインの機械でもあります、ご興味のある方は、しばらくお付き合い下さい。
あの戦争後の二眼レフブームの中、板金加工で組みあがる初期は各社各様の機構・デザインだった二眼レフはともかく、ローライの特許が切れるにしたがって、各社一斉にダイキャストボディを採用、 機械加工・シャッター・レンズと製造部門が分業化するにつけ、ローライに近づいていったのは仕方がないのでしょう。
さて、マミヤフレックス はオートマット 機構になっており、フィルム巻き上げ機構と連動した セルフコッキングシャッターと、さらにフイルム装填のフルオートマット機構を搭載したダイキャストボディに、間宮氏の設計思想のひとつ・・・「 二眼レフは右手でシャッターを押す!」が形になっています。
また、目立つところですが 外観的特徴である撮影レンズ下部左右の シャッター速度/絞りの操作ダイヤル位置とデザインが自分のお気に入りの箇所でもあり、フィルム巻上げノブ・ピントノブとシャッターボタンの位置関係から、ほとんど右手の位置を大きく動かす事無く、連続操作が出来るのです、設計者の思いとこだわり が形になっているのでしょう。
話は変わりますが、マミヤのカメラって・・・どことなく変わってると思いませんか、安易な模倣に走らず違った切り口からアイデアを練り上げた機構を開発設計し、外観やデザインはその後まとめ上げるのだろう・・・と思っております、
義弟にカワサキオートバイの設計者がおりまして、何かの時に・・エンジン/フレームは考え抜かれ プロドライバーの操縦で鍛えられ 小改良が加えられ 万全が形になっているので、長期間故障する事無く使えるので 変える必要が無い、それに ひきかえ 外国製の数年でデザイン変更されたモデルに故障が多いのは、ノウハウが蓄積されず完成度の問題かもしれない・・と何かの時に独り言ちてたから・・そうなんでしょう。
開発に時間を費やすのは一見不合理に思えますが、簡単に思いつくものは簡単に真似されますが、長い間の苦労努力から生まれる蓄積されたノウハウとアイデアは、そう簡単に真似出来ない・・・とした一流のセンスがあるのだと思っていただきたい。
戦後、間もない頃の機械です、レンズはオリンパスの ズイコー7.5cm3.5を搭載、近代カメラ並みの精度、ハードな扱いに応えるものではありません、50年を経た機械仕掛けのクラシックカメラであるとご理解いただき穏やかな操作をお願いします。
気の合うコレクターより「キレイし 動くはずゃから・・」でお預かりしたもの・・・疑心暗鬼は否めず。 年代もあります 念のため動作確認と、シャッター機構の整備、 レンズクリーニングを検討中。
2021年10月 3日 ただいま整備を検討中、完成後 下写真内容にて カメラキッズホームページ掲載予定。
2021年11月 10日 整備完了しました カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2021年11月 10日 売り切れました いつも ありがとうございます。
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