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LORDOMAT:ロードマット

          P1720666

LORDOMAT:ロードマット

 

・・・どことなくアメリカっぽい響きがありますが、ドイツ・ライツ社と同郷ウェツラー地方のレンドルフ社の製品です、過去にカメラキッズブログ:フォトブランカに掲載し、ホームページでも2-3度ご案内さしあげた事があるので ご記憶の方もいらっしゃるかと思います、

話が脱線しますが  名前の ロード:LORD は上院議員という意味もあり、アメリカではSenator:セネターが一般的ですが  イギリスではロード・ケネディというとケネディ上院議員となりますので、立派な名前が与えられた機械なのですぞ・・・。


               
                          アルパ風の独特の巻き上げレバー・・ラチェット式で慣れると使い勝手がいいのです。


さて、WETZLAR(ウェツラー)といってもライカと関係無いのですが、目敏い方が見つけては、針小棒大にカメラ雑誌などに時々登場しますから 意外とご存知の方も多く、ボディにWETZLAR のロゴが誇らしく刻印され・・・煽られるところです。


手元の資料では初期タイプは左右対称型スタンダード機にビハインドレンズシャッターを載せレンズ全群交換式・・そう、オリンパス エースみたいで、その後 多機能を求め交換レンズ用にビューファインダー、パララックス補正も必要と言うわけで手動補正、距離計は当然・・・さらに露出計を組込み、これでもか・・・の建増し設計。

              

初期の端整な姿はどこへやら、上写真のように機能を載せるにつれファインダーやノブが増え大型化していくのですが、このゴテゴテ感というかメカ満艦飾のプロトタイプ然としたところも捨てがたい魅力なのだと思いますが、オリジナルの無駄の無い潔さは、あとは慣れるにしたがい 手が指が覚えるから これ以上何も足さないで・・お願いぃ・・・と言いたくなるのですょ。


時代が流れるにつれ、技術革新・人間工学や材質革命の名のもとに、軽量樹脂で形良くスッキリと手際よくまとめられ、面白味のない使い勝手のいいカメラになって行く・・・のとは別の切り口から、 ハンドメイド的、かつ時代の付いた・・扱いにくいカメラで絵作りするのもいいものです。 

AF・AE・自動巻上げの近代カメラに慣れた方にはどうかと思いますが、機械好きの方には・・・オススメです。

 

前述通り、レンズ交換式ではあるのですが、非規格の独自ネジマウントで、他社との互換などに関する記述が確認出来ておらず、非力はご容赦いただきます。


状態として、特に目立つアタリ/キズは無いのですが、外観的には年代相応の操作スレが散在します。

2021年 6月12日    年代もあります、念のため整備と動作確認作業中、しばらくお時間をいただきます。
2021年 6月12日    整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2021年 7月13日    売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

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