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機械式時代の緻密さ・・・ minolta new SR-1

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機械式時代の緻密さ・・・ minolta new SR-1

 

カメラ機材販売員として現役営業時は、もうTTL測光式一眼レフ全盛の時代で、解放測光はもちろん、電子化へ時代は変わろうとする頃、ニコン F を除き 露出計など組み込まれていない完全機械式一眼といったら ペンタのSL 、ミノルタnew SR-1、ニコマートFSくらいだった。


団塊世代の自分は 露出計すら組み込まれていない 機械式カメラで育ったこともあってか、機械式マニュアル機にこだわりがあった様に思う。


仕事がらみで ミノルタの技術者 S氏と親しくなり、話のなかで 開発裏話などにおよび 自分は感化されたのだと思うのですが、彼によると new SR-1/1s はミラーの動きが引き下がりアップするケラレの少ないスィングアップ大型ミラーなんょ、巻き上げも、後継機と違って軽くはないが 小刻み可能で確実な巻き上げ感など 、タフな機械で、後のモタードライブ式SR-Mにも引き継がれている・・・」 と縷々説明してもらった記憶がある。


new SR-1 と後継機の new SR-1sは1/1000があるか無いか・・と巻き上レバーのプラ製指当ての違いだけで、構造は一緒ゃ、それと気づいてると思うけど、SR-1 は1/500が 最高速度やけど ちょっと行き過ぎた位置にすると1/1000近い速度になるんゃ・・などなど ここでは書けないことも 話題に出来た おおらかで いい 時代だったのです。


その後・・ミノルタは自動焦点一眼 アルファーを製造、爆発的人気で市場を席捲、世界中を市場として莫大数を製造し一世を風靡するのです、ところが、そのAF機構が米国の特許に触れ カメラ業界から撤退することになるのです、結果 アルファ―の数が多い事もあって、便利な機械ではあるのですが 今の中古相場はそれなり・・となっているようです。


話を new SR-1に戻しますが、デザインも タイプなのか個人的な意見になりますが シンプルでカッコよく見えるのです、当時はそれほど人気が出なかったと思われますが、時々中古市場で見かけるのですが、状態が悪くまともに動かないのが多いようです。自分としては当時の自社生産の碧のロッコールへの憧れもあり、状態のいいものを探しては、整備をしてあの緻密な時代のSR-1/1s を今一度 日の当たるところへ出してあげたいと思っているのです・・・。

 

2021年 6月 9日  ただいま整備/グリスアップ中 しばらくお待ちください。
2021年 6月10
日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2021年 6月 10日  売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

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