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Carl-Zeiss Tessar 搭載 の ローライ 35

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Carl-Zeiss Tessar 搭載 の ローライ 35

ローライ35 と言えば コンパクトの代名詞にもなっているようで 世界最小、高機能さらに高画質を目指して、周辺部までの高画質で定評のあるカール・ツァイス テッサー:Tessar 40/3.5 をコンパーシャッターにマウントして載せ ゴッセン製の露出計内蔵・・とドイツの一流どころを「ぎゅっ」とコンパクトにまとめたのです。

自分が 金の無い 水飲み学生の頃には 高級カメラ店には ライカ M4 と並んでいましたし、当時は gemany made で確か150,000円 くらいしていた気がする。 その後 自分がカメラ販売をする頃には・・・Singapore made となり 価格も 83,000円 ほどになり その後はボディカバーも真鍮からアルミに変わり、レンズも Carl-Zeiss Tessar から Rollei Tessar とした 寒々しいスペックとなっていったのは周知の通りです。


人間工学的をふまえ スマートにまとめたローライ35は cdsによる追針式メーターを内蔵し、カメラを上から見る事で、絞り・シャッター・距離と露出具合が一目で確認出来るようになっています、 後継機となるLED表示を採用した35Eほどの暗部での視認性はとても及びませんが、樹脂製電池室が上部に移動した35SE系のデザインに馴染めない方には 旧型のローライ35のデザイン性には根強い人気があります。


ご案内のローライ35は、前述の様に ドイツからシンガポール製へと切り替わった頃の機械で、重さも354グラムと掌に快い重量感が楽しめます、今 あらためて眺めても、確かな作りと作動、そしてこのコンパクトさ・・・、設計の完成度の高さに 今更に驚かされます。 また、あの時代を過ごしてきた 個人の感じ方もあるのでしょうが ほぼ50年を経ても色あせず、商品サイクルの早いデジタルと違った魅力があります、今だからこそ・・・こういうカメラを長くご愛用いただければ幸いです。


2021年 6月22日  ただいま念のため整備中 もうしばらくお待ちください。
2021年 6月22日  整備/動作確認を済ませました、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2021年 6月22日  瞬く間の売り切れ、いつも ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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LORDOMAT:ロードマット

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LORDOMAT:ロードマット

 

・・・どことなくアメリカっぽい響きがありますが、ドイツ・ライツ社と同郷ウェツラー地方のレンドルフ社の製品です、過去にカメラキッズブログ:フォトブランカに掲載し、ホームページでも2-3度ご案内さしあげた事があるので ご記憶の方もいらっしゃるかと思います、

話が脱線しますが  名前の ロード:LORD は上院議員という意味もあり、アメリカではSenator:セネターが一般的ですが  イギリスではロード・ケネディというとケネディ上院議員となりますので、立派な名前が与えられた機械なのですぞ・・・。


               
                          アルパ風の独特の巻き上げレバー・・ラチェット式で慣れると使い勝手がいいのです。


さて、WETZLAR(ウェツラー)といってもライカと関係無いのですが、目敏い方が見つけては、針小棒大にカメラ雑誌などに時々登場しますから 意外とご存知の方も多く、ボディにWETZLAR のロゴが誇らしく刻印され・・・煽られるところです。


手元の資料では初期タイプは左右対称型スタンダード機にビハインドレンズシャッターを載せレンズ全群交換式・・そう、オリンパス エースみたいで、その後 多機能を求め交換レンズ用にビューファインダー、パララックス補正も必要と言うわけで手動補正、距離計は当然・・・さらに露出計を組込み、これでもか・・・の建増し設計。

              

初期の端整な姿はどこへやら、上写真のように機能を載せるにつれファインダーやノブが増え大型化していくのですが、このゴテゴテ感というかメカ満艦飾のプロトタイプ然としたところも捨てがたい魅力なのだと思いますが、オリジナルの無駄の無い潔さは、あとは慣れるにしたがい 手が指が覚えるから これ以上何も足さないで・・お願いぃ・・・と言いたくなるのですょ。


時代が流れるにつれ、技術革新・人間工学や材質革命の名のもとに、軽量樹脂で形良くスッキリと手際よくまとめられ、面白味のない使い勝手のいいカメラになって行く・・・のとは別の切り口から、 ハンドメイド的、かつ時代の付いた・・扱いにくいカメラで絵作りするのもいいものです。 

AF・AE・自動巻上げの近代カメラに慣れた方にはどうかと思いますが、機械好きの方には・・・オススメです。

 

前述通り、レンズ交換式ではあるのですが、非規格の独自ネジマウントで、他社との互換などに関する記述が確認出来ておらず、非力はご容赦いただきます。


状態として、特に目立つアタリ/キズは無いのですが、外観的には年代相応の操作スレが散在します。

2021年 6月12日    年代もあります、念のため整備と動作確認作業中、しばらくお時間をいただきます。
2021年 6月12日    整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2021年 7月13日    売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

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機械式時代の緻密さ・・・ minolta new SR-1

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機械式時代の緻密さ・・・ minolta new SR-1

 

カメラ機材販売員として現役営業時は、もうTTL測光式一眼レフ全盛の時代で、解放測光はもちろん、電子化へ時代は変わろうとする頃、ニコン F を除き 露出計など組み込まれていない完全機械式一眼といったら ペンタのSL 、ミノルタnew SR-1、ニコマートFSくらいだった。


団塊世代の自分は 露出計すら組み込まれていない 機械式カメラで育ったこともあってか、機械式マニュアル機にこだわりがあった様に思う。


仕事がらみで ミノルタの技術者 S氏と親しくなり、話のなかで 開発裏話などにおよび 自分は感化されたのだと思うのですが、彼によると new SR-1/1s はミラーの動きが引き下がりアップするケラレの少ないスィングアップ大型ミラーなんょ、巻き上げも、後継機と違って軽くはないが 小刻み可能で確実な巻き上げ感など 、タフな機械で、後のモタードライブ式SR-Mにも引き継がれている・・・」 と縷々説明してもらった記憶がある。


new SR-1 と後継機の new SR-1sは1/1000があるか無いか・・と巻き上レバーのプラ製指当ての違いだけで、構造は一緒ゃ、それと気づいてると思うけど、SR-1 は1/500が 最高速度やけど ちょっと行き過ぎた位置にすると1/1000近い速度になるんゃ・・などなど ここでは書けないことも 話題に出来た おおらかで いい 時代だったのです。


その後・・ミノルタは自動焦点一眼 アルファーを製造、爆発的人気で市場を席捲、世界中を市場として莫大数を製造し一世を風靡するのです、ところが、そのAF機構が米国の特許に触れ カメラ業界から撤退することになるのです、結果 アルファ―の数が多い事もあって、便利な機械ではあるのですが 今の中古相場はそれなり・・となっているようです。


話を new SR-1に戻しますが、デザインも タイプなのか個人的な意見になりますが シンプルでカッコよく見えるのです、当時はそれほど人気が出なかったと思われますが、時々中古市場で見かけるのですが、状態が悪くまともに動かないのが多いようです。自分としては当時の自社生産の碧のロッコールへの憧れもあり、状態のいいものを探しては、整備をしてあの緻密な時代のSR-1/1s を今一度 日の当たるところへ出してあげたいと思っているのです・・・。

 

2021年 6月 9日  ただいま整備/グリスアップ中 しばらくお待ちください。
2021年 6月10
日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2021年 6月 10日  売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

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