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ミノルタ 35 w/梅鉢 スーパーロッコール 45mm2.8

           P1710691

   想像以上の堅牢さと 24mmX32mm:日本判フォーマットの初期型 ミノルタ35


今は諸事情でカメラ産業から撤退された関西のカメラ総合メーカーのミノルタ・・・


ウェブ記述を信用しますと、歴史は古く日独写真機商店として起業、1929年(昭和4年)には、1号機を屋号の日独写真機商店の「ニ」、フォトグラフィーの「フ」、カメラの「カ」を合わせて創った冠名のニフカレッテを発売されています。

その後 社名をモルタ合資会社、千代田光学精工株式会社を経て 次に紹介するミノルタカメラ株式会社となっていったのです。

 

ニフカの後、1933年に田嶋一雄氏は『Mashinery and INstruments OpticaL by TAshima』の頭文字からMINOLTA:ミノルタと名付けたのです・・・これは仲良くしていただいたミノルタの技術者 「S」氏 から教えていただいたから間違いないはず。 俗に言われる「 稔る田 みのるた 」は田嶋一雄氏の心映えを言っているのだと思います。

 

さて、ミノルタ 35シリーズは日本で初めてのセルフタイマー付きのフォーカルプレンシャッター機であり、ミノルタ唯一のライカスクリューマウント機で、距離計連動機でファインダー窓はひとつの一眼式とした 先進のまとめ方。


ライカの出来が良すぎた為に、他の多くのメーカーが生産したカメラは、同様の部品を作り組み上げるだけ・・・結局はストレートコピーでしかなかった時代に、独自の路線を突っ走ったミノルタ 35。 デザイン、機構/性能を初めとして、ミノルタ35は「ミノルタ製」なのです。

 

フォーマットは24㎜×32㎜の俗にいうニコンも同様の日本版、標準レンズも45mmに・・・。 36枚撮りのフィルムなら40から42枚撮れ、カウンターも 36ではなく35・・・と ちょっとお得ですが、これは諸事情が絡み 後に24㎜×33㎜、24㎜×34.5㎜を経て24㎜×36㎜(ライカ版)に変更を余儀なくされました。

ミノルタ35初期型は製造時期によってA,B,C・・・と区別されているようです。


資料本によるとミノルタ35Ⅰ型は製造時期によってA,B,C と区別され タイプと呼ばれる物には「 MINOLTA-35CHIYODA KOGAKU OSAKA」の刻印がされており、それ以降のご案内のミノルタ 35 は写真同様「MINOLTA-35 C. K. S 」に変更されています。 また、時期によって端境期などは部品が入り混じり、各部に変更もあり楽しめるところでもあり 悩むところでもあるのです。

 

数少ないモデルになるとの事、ライカブームの頃は十ウン万円もしたのですが、ライカほどの人気は 出なかったのですが、ライカも 一通り行き渡ると、今度は ミノルタの独自性とレンズの良さが再発見され・・・いまは コレクションアイテムに担ぎ上げられているようです。

 

2021年 3月19日  シャッター/距離/レンズ整備を済ませました、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2021年 7月25日  売り切れました いつもありがとうございます。

 

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