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バヨネットマウントの和製バルナックと言われた・・・タナック V3

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バヨネットマウントの和製バルナックと言われた・・・タナック V3


ご希望の多かった・・・バヨネットマウントの Tanck V3 、フォトブランカへは 2度目の登場になります、

 

さて、田中光学工業が1952年から1959年まで製造したライカコピーがタナック。 初めから裏蓋がヒンジによる横開きであった以外は ほぼライカに忠実であったとのこと。

 

IIC、IIIF、IIIS などのバルナックタイプモデルが展開された中で SD型のみがニコンS2型というかコンタックス風のデザインになっていたらしいのです、ほとんど見かけませんから、数は思うより少ないのかもしれません。

 

そのSD型からバルナックタイプに戻し、巻き上げノブを巻き上げレバーに、巻き戻しノブをクランクとし、さらに非規格ではありますが、独自の三つ爪バヨネットマウントをを採用していた タナック V3 が1958-1959年にかけて製造されたと ICS 国産レンジファインダーカメラ に紹介されています。


専用の標準50mmタナ―レンズはバヨネットではなくスクリューマウントのみでマウントアダプターとセットで発売され F2.8、F1.9、F1.5 の3種類があったとの事、この度は高画質・高解像力との定評のある 近接ニッコールH・C 50cm2を組み合わせました。

スクリュウーマウントの機構上距離計連動の最短距離は1mで、当 タナックV3 も同じですが、レンズがさらに繰り出せますので 目測になりますが 1.5フィート(約50cm)まで近接が可能です。

 

話が脱線しますが24-5年前になりますか、ライカブームの頃に仕事がらみで、世界的なライカコレクターのハプスブルグ氏と・・・「バヨネットマウントのバルナック に興味あるか?」 ってな内容を電話で話した思い出がある、仲間内では ハプスブルグ工房製カスタムライカ とか揶揄されたりしていたからどうだったんだろう、一度見てみたかった。

 

さて、当機の状態ですが、年代による劣化もあり、シャッター幕の硬化、スローシャッターブレーキのネバリ、距離計ズレなどコテコテ状態・・・珍しい機械になると思われますので、修理のオジさんに幕交換とグリスアップ整備をお願いしています。

 

2020年11月25日  ただいま作業中 もうしばらくお時間をいただきます。
2020年12月 1 日  整備完了 カメラキッズホームページにて 販売中 XXXXX円

2021年  1月19日  売り切れました ありがとうございました。

 

 

 

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