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Lニッコール-Q 5㎝3.5 固定鏡胴

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ハイブリッド型 と呼ばれた・・・Lニッコール-Q 5㎝3.5 固定鏡胴

誰がどうして ハイブリッド型 なんて言い出したのかは別の機会とにするとして、日本光学から 初期のオリジナルニッカ用として供給された 3群4枚テッサータイプの沈胴式標準レンズを レンズ構成そのままに固定鏡胴に変えた後期のモデルとされています。

全回転式ヘリコイドで1952年以降の生産とされ、ニッカⅢAに搭載され、その後ニッコール50㎝2が登場、沈胴型と固定鏡胴の併売時期があったようです。

バルナック型の連動する距離計は最短1mまでで 沈胴型はそれに合わせてありますが、固定鏡胴型は連動外でも さらに繰り出すことで1.5 ft (50cm)まで近接できたのです。

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沈胴型と比べて固定鏡胴の利便性はそのあたりにあると思われ、便宜上・・・ハイブリッドって呼ばれていったのかなぁ?


状態として、軽い使いなずみはありますが、これまで見かけた中では最高のコンディションです、ほぼ70年前のレンズです 年代もあり、ヨゴレ/絞りのオイル漏れなど気になります・・・はたして

2020年 9月29日  ただいま整備を検討中 もうしばらくお待ちください。
2020年10月 2日  カメラキッズホームページにて販売中 xxxxx円

2020年10月28日  売り切れました いつも ありがとうございます。

 

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フランス製 ジッツオポッド #511P

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どうしても 欲しかった・・・ジッツオポッド #511P 


カメラを扱う楽しさの中に、アクセサリーがあります、製造メーカーも多く、その時々の中で工夫された物や なるほど・・と感心させられたり、中には首をかしげたくなるものなど、集めて、揃えて楽しめます。


世の中って時々 「こういうのを探してたんょ・・・」 に出会うことがありますよねぇ、まるで初恋のように 一目惚れしてしまった・・・・ フランスはジッツオによるジッツオポッド #511P のご案内です。


カタログ(KFCインターフォト製)の記述には・・・Gitzo の一脚は誰もが強く望んでいることを可能にします。 コンパクトで軽量で腐食抵抗のある一脚の商品群は雲台と及び互換性のある3/8”(太ネジ)あるいは1/4(細ネジ)のカメラ止めネジの付いた2段、3段、4段、6段の一脚があります。


今の時代は 新しいものが いつでも手に入るなかにあって、一丁ガミ小唄じゃあありませんが 「 ホントは、〇〇〇・・を探してた・・」というものがあるのでしょう、諸事情で手に入れられず、生産完了となると、もう「ほ、欲しい・・」の絶頂で、そんな思いで集めるクラシックには人の心
を引きとめる何かがあると 思っているのです。


さて、ご案内の #511P は・・・Gitzopod はモノポッド、チェストポッド、エマージェンシートライポッド 及びテ-ブルポッドのユニークな組み合わせです・・・と まるで機械翻訳のような文章で案内されていました。


たった 1.52kgの重さで5kgでのカメラに適合し、調節可能な肩当てが特徴で、ネックストラップをご用意いただければ、さらにの安定感と手も自由になります。


状態として、特に目立つ打痕(凹み)やスレはないのですが、
通常使用範囲内での塗装落ちなどは否めず、気になる方に「気にしないで・・・」 とも申すのも何ですから、ご注意ください。

 

外観状態は前述内容 、念のためにグリスアップと締め付け具合など不具合のないことの確認を済ませており・・・手軽にタフと便利さを楽しむ、実用品をお探しの方にはオススメです。


2020年 9月28日  カメラキッズホームページにて販売中  XXXXX

2020年 9月29日  ブログ編集中に売り切れてしまいました、いつもありがとうございます。

 

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ボルダ判の Rocca:ロッカ

     

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ロクワ トレーディングによる ボルダ判の Rocca:ロッカ

チマチマしたミニカメラには理屈抜きで惚れやすいので、競い合うようにして入手はするのですが、手元にあると安心するのか 適当に仕舞い込んでは 探し出せず 私蔵/死蔵してしまい、何かのついでに見つけては、遺跡の発掘よろしく掘り起こしては光の当たる場所に出してやりたく、ご案内している次第です。


当機は資料雑誌によると 1953年に 六和 トレーディング / 岡田光学 によって製造販売されたとあります、Rocca の名前で思い出すのはステレオロッカがあります、カメラキッズでも二度ほどご案内しておりますのでご記憶の方もおられると思います。

 

その Rocca のボルダ判のコンパクトカメラで、4速シャッターと虹彩絞りを備え、独特のフィルムホルダーによるフィルム装填式など 特徴がありトイカメラの範疇には 入れたく無いなぁ・・・と 独り言ちております・・・はたして?


2020年 9月10日  年代もあり、ホコリなど混入/ネバリも心配 と言う事で、お時間をいただきます。

 

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レオタックス TV + トプコール5cm2

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レオタックス TV + トプコール5cm2


いきなり 恐縮ですが・・・個人的に大好きな組み合わせのレタックスで3-4年ぶりのご案内になろうかと思います。


物語は・・・東京京橋のカメラ店店主の高野三郎が日本製カメラの品質向上を目指し1936年に昭和光学精機を設立、スプリングカメラのセミレオタックスで人気を得、将来は35mmの時代と認めライカを目標にするところから・・・始まります。

 

そっくりなパーツを作り組み上げるだけでは、部品それぞれのテンション、強度がオリジナルとは異なり、上手くいかなかったようです、結果独自の開発を重ねる方向へ進み、一見ライカと同サイズに思えるボディは、長さ・厚みとも一回り大きいのです。


ライカ III f を追いかけるように、初めてアルミキャストシャーシーを採用、上カバーもレンズマウントまでエプロンの下がった一体形とし、シャッターもT.B.1-1000の大陸表示にシンクロ付のF型を完成、スペック的にはセルフ無しのライカIIIf と同様といってもいいのでは、と思う。

 

社名が変更されたのか刻印もショーワオプティカル・ワークスだったのが1956年からレオタックス・カメラに変更されたようです。

 

その後、ライカM3に圧倒されたのか、デザイン的に独自の方向へ進むのです・・・ブライトフレーム付ファインダー、大型ノブ、フィルムカウンターを上バーが被い、1~500のシャッターが倍数系列となり、ストロボ時代を反映してX接点のみとしている、セルフタイマーは間違って動かぬよう少しく上へ異動して…TV型となるのです。

 

自分的にはこの頃のレオタックスが一番のお気に入りで、無理に理由をあげると その後のエリート/メリットでは シャッターボタンの位置が前へ移動しているのですが、当機は従来のままで、ビゾ使用時もトリガーバーでレリーズ可能、数も4000台程度と少なく、距離計を合わせ 目を右へずらすだけで光学視野枠ファインダーが確認出来るなど見やすく、大型巻上げノブの操作性も自分には扱いやすく、セルフ位置も好みなのか実用的で頑丈な姿に自分には見えるのです。

 

レンズは固定鏡胴の5cm2が付属、各絞りの間に1/3ごとの刻みがあり、アカデミックな佇まいとまとめ方が、自分にはカッコよく見えたのでしょう、ライカブームの頃には思うものが思う値段ではなかったのですが、競い合うようにして買うしかなかった、辛い思い出がある。


周りがライカ・・と靡く中、自分としてはこの組み合わせを捨てられなかった思い出の機械です、 修理のオジさんに念のために整備をお願いすると「最高速度が1/500というのが ええ んゃ 幕速に負担がかからへんし
、それと最近こんなしっかりしたレンズなんて無いからなぁ・・」と言いながら作業机の隅に・・・・

2020年 9月  3日 ただいま整備を検討中 しばらくお待ちください
2020年 9月12日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2020年10月 4日 売り切れました ありがとうございます。

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