マミヤ ELCA:エルカ
世界初の距離計と露出計の二重連動 ・・・マミヤ ELCA:エルカ
マミヤのこだわりだったのでしょう・・世界初となる距離計と露出計の二重連動機を1958年に発表しています。 資料雑誌などによると、当時の広告は・・世界最初の画期的な三元連動カメラ 「電気露出計完全連動」「距離計連動」に、「シャッター・セット・フィルム巻上げ連動」と、得意げな開発者の表情が見えてきそうです。
もう、お分かりのようにエルカの名前はライカをパクったのではなく、「エレクトリック・カメラ」に由来します。 カメラキッズでも この12年の間に 6-7回 ご紹介した事があります。
ご記憶の方もいらっしゃるかも知れませんが、ブログ:フォトブランカへは二度目の登場です。
ページへのアクセスも多かったですから、マミヤファンだけに限らなかったのでしょう。 どちらかというと・・・レアとされる機械で、シャッターはフィルム感度設定機能を付加した特注のコパルスペシャルを採用し、また低輝度時にカメラ上部ソケットに装着して使用する露出計ブースターが用意されていたらしいのですが、そのブースターといわれるものを自分は見たことがありません。
自分の感覚で恐縮ですが1958年というと・・・我が国は 「三丁目の夕日」の世界で、みな平等に貧しい時代だったと思います、とても露出計完全連動のカメラなんて夢のまた夢だったに違いない。 景気のいい外国向けが主力で国内には少数の販売となり、結果、今となってはセレンの経年劣化や潤滑油/グリスなど それなりの品質だったのか 硬化して機械が固まるなど調子のいい機械はまず見つからないのです
でも、今回の機械はメーターも年代なりの反応で・・・何とか生きています、でも絶対精度を保証できるものではありません、ご理解下さい。 レンズ、ファインダーも経年のホコリ混入、シャッターはお約束のネバリでコテコテなのですが、ハーフミラーなどの劣化もなく、各部にスレなど無い状態なので、整備を検討中・・・動きますように?
2020年 4月19日 整備を検討中、しばらくお待ちください。シャッター機構、距離計機構動作確認、そして年代なりではありますがメーターも反応しています。
2020年 5月13日 整備完了シャッターなど不具合無く動作中を確認しました ただ難点があります 外観的にレザーが劣化しエプロン部を外すための作業中に割れ その部分が代替レザーになっています。 あと一つは巻き上げギアの劣化変形により、フィルムを入れて操作すると時々ダブります。・・・訳あり/現状にてカメラキッズホームページにて販売中 XXXX円
2020年 6月 3日 売り切れました いつもありがとうございます。
| 固定リンク
「新入荷品」カテゴリの記事
- フォクトレンダー ビトー BR(2025.02.10)
- OGIKON-35P って聞いたことある?(2025.01.26)
- ミズホ シックス Super T型 と N型 (2025.01.18)
- ドイツ製 エルネマン HEAG w/Doppel Anastigmat VILAR 10.5cm6.8(2024.12.07)
- 6年ぶりの ガイカ ・・・覚えてる ?(2024.12.07)