初期型 スーパーイコンタ と スーパー セミ イコンタ
初期型 スーパーイコンタ と スーパー セミ イコンタ
イコンタを距離計連動にした高級スプリングカメラで、我が国ではスーパーセミイコンタと呼ばれる 4.5X6cm判のA型と 6X9cm判のC型が1934年に発売された。
距離計連動機では前方レンズの繰り出し量をボディ側の距離計に伝えなければならないが、折り畳むスプリングカメラでは機械的に伝達することは当時では極めて困難だったようで、継ぎ手を用いて連動させていたものもないことはないが、どうしても正確さに欠け、狂いも生じやすい。
そこで、ツァイス・イコンとカール・ツァイスが考えたのがレンズの繰り出しを機械的にボディ側に伝えてミラーの角度を調節するのではなく、光学的に伝達しようと言う事であった。
即ちレンズの前玉の回転により 2枚の小さなクサビ形のプリズムを互いに逆方向に回転させることによってレンズ側で二重像の光路を調節してしまおうというのである・・・これが俗にいう ドレーカイル(回転するクサビ)で、さらにボディ側の基線長の両側にミラーを置くのではなく一本の棒プリズムとなっているので、衝撃を受けても狂いようが無いのです。
ツァイス贔屓の修理のオジさんも、最初は「どないなっとんゃ‥」って思ったわぁ と言ってたから画期的だったのでしょう。
この度、あるご縁で 初期型 スーパーイコンタ と スーパー セミ イコンタ をセットで入手しました、状態として75年の時空を超えていますから 決してピカピカではありませんが 塗装部のペイント落ち タッチアップなどあるのですが、初期型としては いい 外観状態だと思います。
2020年 4月30日 年代もあります、ただいま整備を検討中・・・動きますように!
2020年 5月13日 整備完了 初代スーパーセミイコンタ 530型 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2020年 5月19日 売り切れました ありがとうございます。
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