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コニカ I ヘキサノン 50mm2.8 + シャッターアダプター②

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コニカ I ヘキサノン 50mm2.8 + シャッターアダプター②

ほぼ 5年ぶりのご案内・・・ コニカ I  の物語を駆け足で申しますと・・・

あの戦争が終わって、航空写真やX線写真用のルビコン(Rubicon/Rubicon)系ボディをベースにした、小西六の初めてコニカと命名された35mm判レンズシャッター機がMade inoccupied Japan (占領下の日本製)として米軍PX (Post Exchangeの事で米軍基地内だけにある購買部)でPX専用コニカスタンダードとして販売されました。

その後 ヘキサー50mm3.5の他にワンランク上としたヘキサノン50mm2.8も加わって・・・コニカ I型となっていったようですが、搭載レンズも前述の2種類があり、底レザー部の型押し文字だけではなく、トップカバーにまでMade in occupied Japan の文字が刻印されたものなど、バリエーションは意外と多いようです。


スタンダードとか I 型とボディに刻まれているわけでなく、いつ・・とは無しにPX専売から国内市場に行き渡るにしたがい I 型と呼ばれるようになっていったのだろう・・・と自分は思うのです。


スペック的には距離計連動の沈胴式レンズシャッター機で、コニラピッドシャッターをレンズに取り付け、手動シャッターセットにレンズ側でのレリーズ・・・、ボディ側の多重露出防止ボタンを押してフィルムを巻き上げるといった、いま思うと寒々しいスペックではあるのですが、当時とすれば速写の必要も無い時代、充分の機能だったのです。


前述の沈胴式鏡胴にヘキサノン50mm2.8を 加工精度の高いKONIRAPID-Sシャッターにマウントして載せた当機は、ほぼ60年を経た今も B.1.2.5.10.25.50.100.250.500の全速妥当な動作をしています。 

 

「視野枠って? パララックスって何ソレ・・?」 そんな時代の頃に距離計連動式を採用、どこがどう違うのか60年の時を経ても見やすく、堅牢なボディと緻密な部品加工に一時代を築く小西六の水準の高さを感じ取れます。


状態として年代の比べて軽度の操作スレ、お手垢などの使いなずみは否めず、僅かなことも気にされる方には不向きです、ご勘弁下さい。以外は特に目立つアタリ・キズなど無いように思います。 


当機には made in occupied iapan の文字がレザーに型押しされたモデルです、付属としてアルミ製専用キャップと 着脱式のシャッターアダプターが付属します、自分にとって この アダプター付きは10年の間で二度目の入手ですから 絶対数はかなり少ないと断言できます、ウェブ上での検索ではヒットせず、コニシロク純正なのかどうかも 特定出来ておりません・・・

動作は年代なり、特に不具合は無いように思います、

 

2019年11月 7日  念のためシャッター・距離計関係の一通りの整備クリーニングを検討中。
2019年11月 9日  整備完了 カメラキッズホームぺージにて販売中 XXXXX円

2019年11月10日  売り切れました いつもありがとうございます。

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