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観音開き・・・の Glunz Ingo

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観音開き・・・の Glunz Ingo

ドイツはハノーバーの Glunz(グランッ、グルンツッ)社によって barn door camera (納屋の扉の意)Ingo:インゴ として1933年に発売されたと、いつも お世話になってる camerapedia に書き込まれていました、それ以外の詳しい記述がヒットせず、いまのところその当時の時代背景が特定出来ておりません。

フォクトレンダーのビデッサの登場するズ~ッと前に、観音開きの折り畳みカメラってあったのですねぇ・・・はたして?

お待たせしております、ウェブ上では 我が力不足で思う記事にヒットせず、たしか クラシックカメラ専科誌か 何かの資料本で見かけた気がするので、思いつくところを ずーっ・・・と探しておりました、ヒッこいというか 諦めの悪い自分に神様も憐憫を垂れたもうたのでしょう、倉庫の奥の積み重なった古本の下から一連のクラシックカメラ専科を見つけ出し 探し出せました。

クラシックカメラ専科 No18 に ベスト半裁判の魅力 という特集が組まれ その中の記事をご紹介しますと・・・次の内容となります。

 

1932年(昭和7年)ごろ  グルンツ社(ドイツ)

非情に頑丈なカメラで、ボディ上面中央の小ボタンを押すと、前蓋が左右に開いてレンズは中央位置に固定し後は前玉回転で距離を合わせる。

この前蓋はスプリングが強く、レンズ部は飛び出すという表現がピッタリなので、フィルム面の安定が気になるほどで格納するときも左右の蓋を両手で同時に閉じることが必要で、1950年にフォクトレンダー社が発売したビテッサとよく似た方式である。

レンズとシャッターの組み合わせは豊富で、メーヤー・トリオプランF4.5  F3.5  F2.9 クセナーF4.5  F3.5 テッサーF4.5  F3.5など、焦点距離はいずれも50mm、シャッターはコンパー(T.B.1~1/300秒)である。

 

と紹介されていました、もう少しの記述を期待したのですが残念です。 当機にはローデンシュトックのトリナー F4.5 がプロンターのダイヤルセット シャッター(T.B.25.50.100)  にマウントされて搭載されています

ローデンのレンズを載せた 折り畳みカメラって あまり見かけませんし・・・どんな絵作りが出来るのでしょうか ワクワクしますねぇ。

2019年12月19日  ただいま最終調整中・・もうしばらくお待ちください。
2019年12月19日    整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年12月20日  売り切れました  いつも ありがとうございます。

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トプコンR 標準 広角 望遠 セット

           

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トプコンR 標準 広角 望遠 セット

いつも お世話になっている トプコンクラブ の記述によると、 1957年12月に発表された、ミランダT・アサヒペンタックスAPに次ぐ日本で3番目のペンタプリズム付きフォーカルプレーン式一眼レフカメラ。

 

標準レンズはオートトプコール5.8cmF1.8で、自動プリセット絞り(半自動絞り)を持つ。これは、絞りを開放にするレバーを一旦押し下げて絞り込む力をチャージし、シャッターボタンと連結する絞り込みボタンを押すことで、一瞬のうちに所定のところまで絞り込まれる仕組みである。


トプコンでは標準の58mmの他に35mmと100mmのオートトプコールがこの形式のオートプリセットレンズであった・・・と紹介されています。


今回は前述のセットでのご案内です、6~7年前に同じセットでご紹介したのですが 「あっ・・」という間に売り切れてしまって、それ以来 久しぶりのご案内です、今回は広角
望遠 のレンズフードが付属・・・珍しいと思います。

2019年11月11日 年代もあります、各部整備後のご案内とさせていただきます・・・はたして。
2020年 4月29日 整備完了 お待たせしました、カメラキッズホームページにて販売中 48840円

 

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コニカ I ヘキサノン 50mm2.8 + シャッターアダプター②

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コニカ I ヘキサノン 50mm2.8 + シャッターアダプター②

ほぼ 5年ぶりのご案内・・・ コニカ I  の物語を駆け足で申しますと・・・

あの戦争が終わって、航空写真やX線写真用のルビコン(Rubicon/Rubicon)系ボディをベースにした、小西六の初めてコニカと命名された35mm判レンズシャッター機がMade inoccupied Japan (占領下の日本製)として米軍PX (Post Exchangeの事で米軍基地内だけにある購買部)でPX専用コニカスタンダードとして販売されました。

その後 ヘキサー50mm3.5の他にワンランク上としたヘキサノン50mm2.8も加わって・・・コニカ I型となっていったようですが、搭載レンズも前述の2種類があり、底レザー部の型押し文字だけではなく、トップカバーにまでMade in occupied Japan の文字が刻印されたものなど、バリエーションは意外と多いようです。


スタンダードとか I 型とボディに刻まれているわけでなく、いつ・・とは無しにPX専売から国内市場に行き渡るにしたがい I 型と呼ばれるようになっていったのだろう・・・と自分は思うのです。


スペック的には距離計連動の沈胴式レンズシャッター機で、コニラピッドシャッターをレンズに取り付け、手動シャッターセットにレンズ側でのレリーズ・・・、ボディ側の多重露出防止ボタンを押してフィルムを巻き上げるといった、いま思うと寒々しいスペックではあるのですが、当時とすれば速写の必要も無い時代、充分の機能だったのです。


前述の沈胴式鏡胴にヘキサノン50mm2.8を 加工精度の高いKONIRAPID-Sシャッターにマウントして載せた当機は、ほぼ60年を経た今も B.1.2.5.10.25.50.100.250.500の全速妥当な動作をしています。 

 

「視野枠って? パララックスって何ソレ・・?」 そんな時代の頃に距離計連動式を採用、どこがどう違うのか60年の時を経ても見やすく、堅牢なボディと緻密な部品加工に一時代を築く小西六の水準の高さを感じ取れます。


状態として年代の比べて軽度の操作スレ、お手垢などの使いなずみは否めず、僅かなことも気にされる方には不向きです、ご勘弁下さい。以外は特に目立つアタリ・キズなど無いように思います。 


当機には made in occupied iapan の文字がレザーに型押しされたモデルです、付属としてアルミ製専用キャップと 着脱式のシャッターアダプターが付属します、自分にとって この アダプター付きは10年の間で二度目の入手ですから 絶対数はかなり少ないと断言できます、ウェブ上での検索ではヒットせず、コニシロク純正なのかどうかも 特定出来ておりません・・・

動作は年代なり、特に不具合は無いように思います、

 

2019年11月 7日  念のためシャッター・距離計関係の一通りの整備クリーニングを検討中。
2019年11月 9日  整備完了 カメラキッズホームぺージにて販売中 XXXXX円

2019年11月10日  売り切れました いつもありがとうございます。

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