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HORIKOMI PHOTO RECORSER DH-1

 

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HORIKOMI PHOTO RECORSER DH-1


自分にとって初めての手書き式デーダーバック?(多分そぅ・・)を入手、とてもデジタル式とは思えず、いまのところ 登場した年代、メーカなど 未確認のため 正体、動作状態など特定出来ておらず検討中・・・
さて、Goglle で検索すると、次の記述にヒットしました、
             ******
手書きデータを画面に写し込むデーターバックというものが、フォトレコーザーDH-1という物が堀込製作所から発売されており各社の裏蓋に加工取付することで使用可能となるとの事、

機構的には光軸ペンに連動したペン(というかアーム先端)を使い書記板に書き込み、これが5分の1の大きさで画面左下に写し込まれる物で、手書きによる書き込みですから、データ量も最大30文字程度可能とはいえ5-6文字が頃合いかなとは思います、ペン操作中は赤ランプが点灯し書き込み中であることが確認できたとの事です。

電源は単4電池2本使用でメーカーで裏ブタに取り付け加工をしてもらうものでした。加工費込みで当時65000円、またミノルタでは加工済み裏ブタの販売をしていたようでこちらはケース付き70,000円だったとの事(XD系用、XG系用)。

詳しくは、下記 カメラ雑誌の診断室記事をご確認いただければ幸いです
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ミノルタのXD/XGの時代は現役バリバリだった筈なのですが、コレは知りませんでしたねぇ。
 
2019年11月 1日  ただいま動作を確認中、しばらくお待ちください。
2019年11月 7日  整備をあきらめました、現状にて売り切ります カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円
2019年11月 7日  売り切れました いつもありがとうございます。

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外付けファインダー・・・ビューアルコ

        

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外付けファインダー・・・ビューアルコ


随分以前・・9年くらい(たぶんソゥ)前にブログで カメラとセットでご案内した記憶があり、自分としてもかなり個性的でカメラ史に残る機械のひとつになるのではないかと密かに決め込んでいるのです。

 

資料雑誌やウェブ上の記述革推察してのご案内になりますが、戦後1946年に発足したアルコ写真工業は、フリーストップ三脚などの写真用品の製造を行っていましたが1952年、最初のカメラとして『アルコ35』を発売します。

 

アルコの社長さんは、戦後当時の日本カメラ市場では 悉く外国製カメラの模倣一辺倒・・・と云うのに嫌気がさしたのか、カメラを設計するにあたって 「如何なるカメラも参考にしてはならない、独自の機械を作り出せ・・!」 と社員を集めて檄をとばし 完成させたのが アルコ35 として 前述の1952年に登場しています。

 

特徴として 蛇腹式の折り畳み式カメラでしたが、最短撮影距離35cmまで距離計が連動しました、当時のコンパクトカメラとしては 卓越した性能で販売は好調だったそうです。

 

最大の特徴は、アルコ35からのユニークなアクセサリーとして『ビューアルコ』という製品があります。これはアクセサリーシューに取り付ける専用のレフレックスファインダーで、これをカメラにセットすると二眼レフになるというものです。

 

見た目はかなり不思議な形をしていますが、 このビューアルコの前脚をレンズボード上部の穴にネジでとめると本体のレンズボードの動きに連動してビューアルコのファインダーもフォーカスし、パララックスも自動補正され、さらに単独に絞りも備えているので焦点深度の確認もできるという優れもので、自分の知る範囲では唯一ではないかと。

 

状態として年代を考えるとキレイな方でしょうねぇ、手持ちのカメラと組み合わせ調子を確認してみようと思います・・・はたして

 

2019年10月12日  ただいま動作確認中、ホコリの混入も気になりますし・・・。


2019年10月16日  ボディに取り付け動作など確認いたしました 下写真のセットで カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

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2019年10月17日  売り切れました、いつもありがとうございます。

 

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まず見かけない・・・アラムシックス と モトカシックス

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まず見かけない・・・アラムシックス と モトカシックス

折り畳みカメラマニアの方は 既にご存知かもしれませんが、朝日ソノラマの国産カメラ図鑑には アラムシックス I として 次のように紹介されています。

昭和光学そしてレオタックスの生みの親である 中川幹三氏がアラム光学研究所を起こしたのは昭和28年の事である。そして制作した アラムシックス は60cmまで接写可能で、前蓋を閉めるとレンズが自動的に無限遠の位置に戻るなど、数々のユニークな機構を持っており、東京都の発明奨励金まで受けたカメラであった。

また、中川氏はパールの自動巻き止め機構を設計製作し、アラム光学で月産2000個くらいを コニシロクへ供給していたので、自動巻き止め付きの アラムシックスⅡ型 そして Ⅲ型 と計画を立てていたそうである。


この前途洋々と見えたアラムシックスも販売経路がなかなか決まらずに発売が延び延びとなり、市場に出た時には既に35mm時代になってしまっていたのである。
そのため I型 を100台作っただけで終わってしまい、そのためこのカメラは 今では珍品と云うわけである。

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・・・何となく切ないというか 悲運の機械ですよねぇ、ご案内の機械は アラムシックス I ではなくアラムシックス とだけに上カバーに刻まれています、はたして?

 

次の モトカシックス は バイブルとしている camerapedia はもちろん前述の図鑑にも記載がありません、何となく我が国の販社ブランドらしいネーミングですが、それなら何かの記録が有りそうなもの、あの戦争後の がむしゃら な時代と思うと、なんだか わくわくしますねぇ・・・もう少し調べてみるつもりです。

 

2019年10月11日  両機とも年代なり、ネバリ/固着/ホコリなどあります、整備を検討中。
2019年11月 3日  アラムシックスのお問い合わせが多く 劣化修復後のお届けにて、カメラキッズホームぺージに掲載中 XXXXX円
2019年11月 6日  売り切れました ありがとうございます。


2019年11月 7日  モトカシックスの距離調節のヘリコイド固着を解決、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX

2019年11月 8日  売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

 

 

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トリガー巻き上げの・・・Ricoh35 と Ricoh S-3

 

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トリガー巻き上げの・・・リコー Ricoh 35

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1955年に 従来モデルの Riken 35 に1/200の最高速シャッタースピードが搭載され Ricoh と改名され、その後1961年の Auto 35V まで引き継がれたボディ底に配置されたトリガー式巻き上げ・・・この機構が 好きな人は好きなんですょ・・・。

 

リコーは、独自性にこだわるというのか、ヒツこいというのか このトリガー機構は Riken 35 から始まって、次のように後継機が展開されたのです。

   Ricoh 35  Ricoh 35(Deluxe Version)  Ricoh 35 Deluxe 1  Ricoh 35 Deluxe 2
   Ricoh 35 Deluxe L  Ricoh 35 S  Ricoh Ş-2  Ricoh500  Ricoh 519 Deluxe
   RicohS-3  Ricoh Jet  そして自動露出の最終型の Ricoh Auto 35V となっていったのです。

二眼レフやオートハーフ、GR系 などでも同様な姉妹機後継機を展開していますから、なかなか投げ出さないというか、何とか次につなげるという開発をする社風のように思えて、諦めの悪い島国根性丸出しの自分への薬になっていたのでしょうか・・・?


お世話になった業界を揶揄するつもりなどないのですが、いい加減なセールスが多いこの業界なのに、リコーの営業担当のM氏の控えめな姿勢が好ましく見え、結構仕入れては売って、非力ながら協力したものです・・・リコーがんばって!



さて、ご案内の Ricoh 35 の状態ですが、65年前の機械で実用機ですから、操作スレ、お手垢などの使いなずみは否めず、無傷ピカピカをお探しの方には不向きです、ご注意ください。


当機の特徴であります、ボディレリーズ、巻き上げと連動するオートセットなどのシャフトカバー部の角部に擦れた跡があります、シャッターなど機能的には年代なりの動作をしていますが、念のため、整備を済ませてからのお届を予定しています。


2019年10月 7日 ただいま整備を検討中、少しお時間をいただきます。
2019年10月 7日 一通りの動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年10月 8日 売り切れました ありがとうございます。

お客様より情報をいただきました ありがとうございます。

Ricoh 

 

トリガー巻き上げ と ダブル フォーカスレバーの・・Ricoh S-3

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ご存知の通り、このトリガー機構は 前述の Riken 35 から始まって、次のように後継機が展開されたのです。

   Ricoh 35  Ricoh 35(Deluxe Version)  Ricoh 35 Deluxe 1  Ricoh 35 Deluxe 2
   Ricoh 35 Deluxe L  Ricoh 35 S  Ricoh Ş-2  Ricoh500  Ricoh 519 Deluxe
   RicohS-3  Ricoh Jet  を展開しています。


ご案内のS-3は、マニュアル機でのシリーズの最終期のモデルで、指かかりのいいダブルフォーカスレバーと
絞り表示窓を工夫したモダンな鏡胴デザインとなっています。


さて、ご案内の Ricoh S-3 の状態ですが、60年前と言う事もあるのでしょうが、連続シャッターを切ると、セットレバーが粘って戻らないのか、巻き上げると同時にシャッターが落ちてしまいます、整備料を鑑み、赤字やむなく現状にて売り切ります。

前述内容をご理解いただき、機械研究、部品取りなどにご活用いただければ幸いです。

2019年10月 8日  カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2019年10月 8日  売り切れました ありがとうございます。

お客様より情報をいただきました ありがとうございます。

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