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ナーゲル博士による・・・ピュピレ 

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ナーゲル博士による・・・ピュピレ 

知る人ぞ 知る ライツ社のエルマーレンズを搭載したベスト半裁判のコンパクトカメラで・・・個人的にチマチマした機械に惚れやすく、
ブームの頃にキレイな ピュピレ を見つけて入手後、ライカバルナックのブラックペイントのような見事な仕上げに見惚れたのち、大事に仕舞い込んだ結果 長い間 行方不明だった その機械が出てきました、自分は、ちょっと興奮というか緊張してるみたいです、少しく落ち着いてからブログを・・とさせていただきます、 はたして・・?


この キュートな機械のご案内に当たり、参考記述を探していますと 2015年10月27日付けでの【ナーゲル博士の瞳 ナーゲルピュピレ】としたブログに出会い、自分の思うところを上手にまとめておられるので 引用させていただいて ご案内とさせていただきます。

 

さて、ナーゲル ピュピレはレチナなどの設計で有名なアウグスト・ナーゲル博士が、独立して会社を経営していた頃のカメラです、ピュピレとはドイツ語で瞳、瞳孔という意味です。


アウグスト・ナーゲル博士(1882-1943)はコンテッサ社の創始者の一人で、その後、ネッテル社を合併、コンテッサ・ネッテルの経営者でもあり、設計者でもありました。 博士号は1918年、フライブルク大学より名誉博士号を贈られています。


その後1926年にカール・ツァイス主導により、コンテッサ・ネッテル、ゲルツ、イカ、エルネマンの4社が大合同し、ツァイス・イコンが設立されます。 当時としては世界最大のカメラメーカーというかカメラ業界内の帝国でいろんな企業がツァイスの名のもとに集められたと思われます。


ナーゲル博士もツァイス・イコンで技術担当理事という要職につくものの、自分の意に添わなかったか、居心地が良くなかったのか1928年にはツァイス・イコンを辞し、自身の会社、Dr.ナーゲル・ヴェルケを1928年に興しています、その後
1931年にはイーストマン・コダックに望まれて その傘下となりますが、社名はコダックAG/Dr・ナーゲルヴェルケとナーゲル博士の名前を併記し、また社長はナーゲル博士のままという好待遇でした、


コダックは前からナーゲル博士を引き込みたかったのでしょう・・・はたして、パトローネ入りのフィルムという新しい規格のフィルムを使った名機レチナを開発し大成功、フィルム会社のコダックは喜んだでしょうねぇ、フィルム販売の戦略商品としてレチナしシリーズを開発することになったのは、ご存知の通りです。

 

話を ピュピレに戻しますが、ピュピレは1931年発売の127フィルム使用ベスト判半切(3×4cm)で、1935年までつくられ、ナーゲル名のほかにコダック名のものもあるとのことですが、エルマー付きナーゲルのピュピレが唯一コレクターアイテムの事もあってか・・・自分はコダックブランドのピュピレを見たことがありません。

さて、機械の状態としてはかなりのものと思います、あの頃無理して買ったから・・ホント高かったのですょ


2019年 9月24日  いい状態でお届けしたいので、点検、動作確認を検討中
2019年 9月29日  各部グリスアップ、整備、点検を済ませました。 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年10月 2日  売り切れました ありがとうございます。

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