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トプコン REsuper 後期型 ブラック

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トプコン REsuper 後期型 ブラック

自分は現役営業時代に問屋と流通経路の柵(しがらみ)からトプコン、ミランダは蚊帳の外的な扱いで、REスーパーの黒ボディは米海軍ご用達の輸出専用機だと教え込まれ 信じ込んでいたのですが…どうも そうではないようです。


いつもお世話になってる ウェブ上の 「トプコンクラブ」さんの記述によると・・・・後期型のブラックボディには実は二つのパターンのものがある。本来後期型のREスーパーは、シャッターボタン・セルフタイマーの台座のプレートが、それまでの輸出向けべセラートプコンスーパーDとの部品の共通化から、洗濯板状のものに改められたはずである。


これは何ら不思議なことではない、しかし、同じ後期型であるのに、シャッターボタンの台座が前期・中期型の国内向けREスーパーと同様の平坦なものを使用したものも存在する。


中期から後期に移り変わる過渡期のものなのかと思いきや、私が確認したモデルのシリアル番号を見ると、そちらの方が後なのである。多分、生産数の少ない中期型黒ボディの余ったパーツを利用して、後になって順次組み上げていったものと思われる。いずれにしても、REスーパーも細かなバージョンの違いはまだまだ色々と出てきそうである。


そうなのですか、世の中都合でドウでもなるというか、何でもあり・・・だから 面白い ということに ここでは しておきませう。

2019年 9月29日 個人的にもゆっくり調べたいのですょ、少しく お時間をいただきます。
2019年 9月29日 基本動作を確認しました カメラキッズホームページにて 下写真のセットにて販売中 XXXXX円

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2019年 9月30日  売り切れました いつもありがとうございます。

        

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ナーゲル博士による・・・ピュピレ 

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ナーゲル博士による・・・ピュピレ 

知る人ぞ 知る ライツ社のエルマーレンズを搭載したベスト半裁判のコンパクトカメラで・・・個人的にチマチマした機械に惚れやすく、
ブームの頃にキレイな ピュピレ を見つけて入手後、ライカバルナックのブラックペイントのような見事な仕上げに見惚れたのち、大事に仕舞い込んだ結果 長い間 行方不明だった その機械が出てきました、自分は、ちょっと興奮というか緊張してるみたいです、少しく落ち着いてからブログを・・とさせていただきます、 はたして・・?


この キュートな機械のご案内に当たり、参考記述を探していますと 2015年10月27日付けでの【ナーゲル博士の瞳 ナーゲルピュピレ】としたブログに出会い、自分の思うところを上手にまとめておられるので 引用させていただいて ご案内とさせていただきます。

 

さて、ナーゲル ピュピレはレチナなどの設計で有名なアウグスト・ナーゲル博士が、独立して会社を経営していた頃のカメラです、ピュピレとはドイツ語で瞳、瞳孔という意味です。


アウグスト・ナーゲル博士(1882-1943)はコンテッサ社の創始者の一人で、その後、ネッテル社を合併、コンテッサ・ネッテルの経営者でもあり、設計者でもありました。 博士号は1918年、フライブルク大学より名誉博士号を贈られています。


その後1926年にカール・ツァイス主導により、コンテッサ・ネッテル、ゲルツ、イカ、エルネマンの4社が大合同し、ツァイス・イコンが設立されます。 当時としては世界最大のカメラメーカーというかカメラ業界内の帝国でいろんな企業がツァイスの名のもとに集められたと思われます。


ナーゲル博士もツァイス・イコンで技術担当理事という要職につくものの、自分の意に添わなかったか、居心地が良くなかったのか1928年にはツァイス・イコンを辞し、自身の会社、Dr.ナーゲル・ヴェルケを1928年に興しています、その後
1931年にはイーストマン・コダックに望まれて その傘下となりますが、社名はコダックAG/Dr・ナーゲルヴェルケとナーゲル博士の名前を併記し、また社長はナーゲル博士のままという好待遇でした、


コダックは前からナーゲル博士を引き込みたかったのでしょう・・・はたして、パトローネ入りのフィルムという新しい規格のフィルムを使った名機レチナを開発し大成功、フィルム会社のコダックは喜んだでしょうねぇ、フィルム販売の戦略商品としてレチナしシリーズを開発することになったのは、ご存知の通りです。

 

話を ピュピレに戻しますが、ピュピレは1931年発売の127フィルム使用ベスト判半切(3×4cm)で、1935年までつくられ、ナーゲル名のほかにコダック名のものもあるとのことですが、エルマー付きナーゲルのピュピレが唯一コレクターアイテムの事もあってか・・・自分はコダックブランドのピュピレを見たことがありません。

さて、機械の状態としてはかなりのものと思います、あの頃無理して買ったから・・ホント高かったのですょ


2019年 9月24日  いい状態でお届けしたいので、点検、動作確認を検討中
2019年 9月29日  各部グリスアップ、整備、点検を済ませました。 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年10月 2日  売り切れました ありがとうございます。

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クラシック ステレオカメラ

 

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クラシックステレオカメラ

欧州地域・・・特にドイツ、フランス地方では文化の違いなのか、映像に対する思い入れが絵画などと同じく強烈なのでしょう、ドイツは当然ですが、フランスはパリのリシャール社は資料によると1845年創業、多種類のステレオカメラを製造、ベラスコープ・ベラプラスカなどが欧州地区では良く知られています。 

 

1893年にベラスコープとして最初のモデルが市場に出ます、その後改良・機能追加がなされ2・3・4・・とバリエーションが展開されたようです。 レンズパネルの文字が逆さまに見えますがカメラを上に向けて操作時に読みやすい工夫で、ニコノスの基になったフランス製機械も同様表記でニコノスとなっても逆さま表記は踏襲されていたのです。


ガラス乾板時代のステレオカメラで、固定焦点ではあるのですが全金属製のタフなつくりで、これがフランスのエスプリというか フランス魂なのでしょう・・・並みのカメラなんぞ他国製で十分さっ・・・とでも言いたそうです。


またドイツのICA社のステレオカメラは距離調節が ピントグラス上でも確認出来るなど、違った切り口からのまとめかた・・・はたして?

 

2019年 9月15日 ただいま整備を検討中、もうしばらくお待ちください。
2019年 9月27日 Ica Polyskop 整備完成、動作確認を済ませました。カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年11月 4日 売り切れました いつもありがとうございます。

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アトムレンズ(放射能レンズ)・・・って何

 

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アトムレンズ(放射能レンズ)・・・って何


さる方から 時々耳にする「放射能レンズ・・って」何なん、と難しい事を聞かれてしまった、思い付きの返事をするわけにもいかず、教えられてきたことを修理のオジさんと確認しながら、ウェブ記述などと比較しながら、同一記述を拾い上げまとめてみましが、専門外で力不足、間違いはご容赦願います。

 

写真レンズの進歩過程で、レンズの組み合わせや硝材に添加物を加えることで屈折率を変えるなど、また添加物異なるレンズをバルサムで張り合わせ波長の異なる光を一点に結ばせる など開発をします、材質の違うレンズを貼り合わせるものですから、それぞれ膨張率が異なり経年変化で接着面が剥がれるバルサム切れがどうしても起きます、廉価なレンズでは起きようがありませんから 修理のオジさんは「ある意味高級レンズの証しなんょ・・と教えられてきた」と、自分もそう信じてきた。

 

ご紹介のペンタックスのレンズに関しての記述になります、他にも相当量はあると思われますが、詳しくはその方面をお調べ願います。

 

限られたスペースで収差の無い光学系を完成させるため、思う屈折率となる トリウムを添加物として加えたガラスが開発され、同様な添加物を採用したレンズが収差の無いアポ何とかレンズとしてで作られたのですが、添加物の特性上放射線を出しながら経年の変化でシャンパン色にレンズが染まる・・というか セピアっぽい色見となるのです。 なぜそうなるのは不勉強でご勘弁願うとして、俗称「放射能レンズ・・・」と揶揄され、保管はX線防止用の鉛の袋に入れなければなんてデマまで出る始末。


線量から害は無いと分かると 何時の頃からか「トリウムレンズ」「アトムレンズ」と呼び名が可愛くなっていったのです。


その後蛍石を使ったり、レンズ研磨の技術向上で量産型非球面レンズを組合すことで 思う目的に合わせたレンズ設計が出来るようになったので放射線を出すレンズの必要性は無くなったのだろうと教えられてきました

 

さて シャンパン色の染まった「アトムレンズ」の実用性ですが、リバーサルフィルムでは当然 ライトバランシングフィルターを併用しなければならないぐらいに色味が変わりますが、デジタル機器ではAWB(自動ホワイトバランス)が働くので、支障なく高性能連レンズの描写を楽しめます・・・自分も手元のPanasonic GX7に取り付けて試しましたが、モニター上でも正常に補正されていました・・・いい時代です!

またウェブ上の書き込みによりますと アンバー色に変色しているアトムレンズは、紫外線に被曝させることでその着色を薄くすることが可能とのこと、鏡胴からレンズユニットを取り出して夏の直射日光に曝しておくか、紫外線ランプの照射が有効・・・と紹介されていました、どうなんだろぅ・・・未確認ですから。

 

アトムレンズと言われるレンズも時代が新しくなるにつれ、まだ色味も薄いのですが 時が経つにつけ変化するのでしょうか?

 

2019年 9月15日 順次 整備後 カメラキッズホームページ掲載を 予定しております。

2019年~2020年末にかけて各個完売済み。

 

 

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第百精工 NOVO 35 IIA

 

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   第百精工 NOVO 35 IIA

「ノボ」というドイツ製っぽい名前の国産カメラがあった事は知っていましたが、1955年頃に製造されたらしく、あの戦争後の 経済復興の旗手として新しいものが生まれては消え 生まれては消えていった時代の機械だと思われます・・・自分としてもNOVO 35IIA の実物を見るのは初めてです。

朝日ソノラマの国産カメラ図鑑によると Dai-hyaku Seiki Co (第百精機?)というメーカーが作ったカメラのようで、1955年製としてノブ巻き上げの距離計連動機が2種 紹介されています。

分かったようなことを言ってはいるものの、名前を知っているだけで、この業界でお世話になって50年近くになりますが、前述状態で いまのところ 良く分かりません・・・はたして

2019年 9月12日 年代なりの動作を確認、NOVOの歴史を調べてみたいなぁ・・とも思います。
2019年 9月13日 問い合わせが多く 整備後の発送としてカメラキッズホームページに掲載致しております。 XXXXX円

2019年 9月13日 ブログ更新中に売り切れました いつもありがとうございます。

             

お客様より情報をいただきました、ありがとうございます

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