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Vokar II

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VOKAR

アメリカ製 ボカー/ボカール VOKAR II 。  

Vokar II ・・・アメリカっぽさ満開のレンジファインダーカメラ・・・何と呼ぶのか、便宜上ボカーと呼ばせていただきます。 ボカーの過去はいくつかのなぞに包まれていて、あの戦争後の1946年にボカーIとボカーII の2機種がミシガン州の Dexter 市で作られています。  

その後のボカーの歴史・行方論争について、一部の方はアーガスカメラ社との連携・吸収にあると主張、一部はないといわれ・・・ミステリアスな存在となっています。

さて、優雅なデザインのボカーIIは意外と大きく、見かけよりは重量があるのです、構造的にはプレスメタルを独自の構造で、鋳造部品と組み合わせた設計となっています。

スペック的には距離計連動式で巻き上げと連動したセルフセットシャッター、当然多重露出防止・・・今となっては当たり前ですが 1946年というと昭和21年です・・・自分より2っ年上と思うと、なかなかのものです。

いつもの camerapedia には次の記述がありました

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The Vokar Corporation was a camera brand based in Dexter, Michigan from 1943 to the mid 1950s[1].
Prior to 1943, it had been the Verschoor Corporation, and before 1942 had been the electronics branch
of the International Research Corporation, whose camera division became Argus.

                ************

この記事は 何かの控えです。 Camerapediaに話題・議論などで拡張、ご支援いただけます 。

Vokar Corporationは、1943年から1950年代半ばまでミシガン州デクスターを本拠地とするカメラブランドでした。
1943年以前はVerschoor Corporationでしたが、1942年以前はInternational Research Corporationのエレクトロニク
ス部門で、カメラ部門はArgusになりました。

と紹介されている程度で、さらに詳しい記述は見つかりませんでした。

また、1946年にVokar Corporationが 製造した6x9の折りたたみ式120形式のカメラ類を製造 このカメラには、金属製の上部プレートと下部プレートを備え 75mm f4.5固定焦点メニスカスレンズとシンプルなインスタントシャッターおよびバルブシャッターとしたモデルから Wollensak シャッターに75mm f4.5 Wollensak Velostigmat を載せたり、Gitzo 製1 シャッター搭載機は ドイツでもWirgin Juniorとして販売されており、さらに精巧に装飾されたWirgin Deluxeとしたバリエーションを展開して幅広い市場を得ていたようです。

おそらくVokar 一流の設計思想を温めていたのだろうと思います、

今となっては、スペック的にはどうと言うことは無いのですが、ただ珍しいだけの動作する機械というのが売りで、決して格安ではありません。

かなり希少な機械であるのは間違いありません・・・あの頃のキラキラしていた」アメリカ製写真機なのです。

2019年 8月31日  念のため動作確認中もうしばらくお待ちください。
2019年 8月31日  動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 9月 2日  売り切れました いつもありがとうございます。

 

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キヤノン VIT de luxe

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トリガー巻き上げの・・・キヤノン VIT de luxe 

キヤノン創業者の御手洗 毅(みたらい たけし)氏は、バルナックライカに啓発され・・「俺ならもっとイイのを作ってやる・・」で 始め、試行錯誤を経て一眼式距離計連動ファインダーを完成させ、前面のファインダ窓が二つのキャノン独特のスタイルを生み出し、 その後距離計の有効其線長を補う変倍式ファインダー・1/1000の高速・シンクロを追加し、名機と言われるバルナック型のIVSbを完成させたのです・・・1952年の事。


ライツ社のライカM3発表後、キヤノンは..ふっ切れた..のでしょう、ライカを追いかけるのではなく、 前述の35mm用0.4倍、50mm用0.72倍、測距用1.4倍の変倍ファインダーを載せ、横開き式の裏蓋を採用しバルナックライカとの決別とも云える独自のスタイルを確立しトリガー巻上げのVT そして 巻き戻しノブをクランクとした後継機の VT de luxe を発売したのです。


まだまだ一眼レフが珍しい時代、トリガー巻上げのVT系は速写を要求したカメラマンのニーズにフィットしたと思われます、もとろんノブ巻上げも可能な機構になっています。


資料によると16.000台の生産とあり、きっとステータスだった事でしょう。 その後、シャッター一軸のツルリとしたデザインの後継機 VIT へ引継がれるのです。
 

シャッタースピードの変更など操作性ではVITにはおよばずともファインダーなど機関部はVT系も同内容ですから、いま 市場相場を鑑みると割安な気がします。 


機械好きの方には デザイン的にもクラシカルな雰囲気が漂う前面スローダイヤルに魅力を感じる方もあり 好みが分かれるところです。


シャッターはB.T.1.2.4.8.15.30.X.60.125.250.500.1000 の等倍系列。 キヤノンがこだわった切替式ファインダーなど手間のかかったVT系の魅力を手軽にお楽しみいただければと考えております。

2019年 8月25日  ただいま動作確認中。もうしばらくお待ちください。
2019年 8月26日  カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2020年 2月 8日  売り切れました ありがとうございます。

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マミヤ 16 super III マミヤ 16 Super III

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マミヤ 16 super III

ミニカメラなんて、フィルムは無い・写りもそれなり、メカというほどのものでは・・・といわれながら、でもマミヤ 16スーパー系は・・・人が何と言おうが俺はコレが好き・・・と、自分の趣味と合っているので贔屓も入っていますが・・・あのミノックスが斜陽化するなかでも、不思議な人気があるようです。


マミヤは写真家兼発明家の間宮精一氏により1940年に起業、独自の設計思想を形にされ、伝説的なマミヤシックスや本格的な16mmのサブミニチュアカメラ、二眼レフなど、独創性のある製品で有名です、別ブログでもご案内しておりますので、内容的には ほぼ 同じことを書いていると思ってください。


さて・・・写真家兼発明家の間宮精一氏 ならではの切り口から「ミニカメラを作ろう・・」とまとめあげたマミヤ16スーパーの案内です。 さて、この16スーパーはサブミニチュアとしてはめずらしくシャッターがB.2.5.10.25.50.100.200 と低速を充実させた構造で、距離・絞りも使えるいわゆるフルマニュアル機で、チマチマしたメカとマッチ箱のような無骨な姿とバリエーションが自分には魅力で飽きるまで集めた・・・。


パーフォレーションなしの16mm フィルム使用なので、好きなフィルムを16mm 幅にカットすれば自製出来、自家現像を基本として、38mmの引き伸ばしレンズを使って引き伸ばしも可能、今の時代なら現像後スキャナーで取り込んで・・その後は思いおもいに楽しめます、


画質は、解像力は・・・とヤボは言わないで おもちゃ? ですから、ポイントは50年は昔の製品でありながら、フレームファインダーのサブミニチュアとしては異例の∞から30cmまでの撮影範囲があるのですから、スペック上は高性能・・どうしてスパイ映画に出てこないのか、個人的に不満ではあるのです、カッコ悪かったですからねぇ スマートなミノックスにはかなわなかったのでしょう・・・過ぎたことです、ここでは、そういうことにしておきませう。


スペック的には前述通りの絞り・シャッターを備えた、いわゆるフルマニュアル機で、実用ともかくオモチャ的に巻上げ、シャッター、絞り、フィルター出し入れとギミック的な操作を楽しめるのと、やはりマミヤならではの飽きの来ない操作感と無骨でコンパクトなアンティークな姿が魅力だと思われませんか。


さて、フィルムを自製すれば 実用も可能と思われる機械仕掛け フルマニュアルの小さなフィルムカメラ操作の捨てがたい良さを再発見いただけます・・・手間のかかるクラカメの楽しさを是非。

2019年 8月24日 ただいま 順次整備中 もうしばらくお時間をいただきます。
2019年 9月 3日  しまい込んでいたもので、ネバリなども心配で…念のため再整備をかけておりましたが一部完成。
            カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 9月 4日 売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

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オリンパス O.product + Ecru セット

           

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オリンパス O.product + Ecru セット

さて、特殊な外観が特徴・・・ご存知 O-product:O-プロダクト と エクリュ のご紹介です。

インダストリアルデザイナープロデュースによる世界限定20000台とされたため、「われこそ得め・・・」とカメラ屋の店主をはじめ社員の方々から予約が殺到する始末で、店頭に並ぶ事は希な限定カメラとして、人気を煽ることとなり50000円の定価は何処へやら・・9~10万円の値段が付いた時期もあったのです。

さて、特殊な外観が特徴・・・ご存知 O-product:O-プロダクトのご紹介です。

昭和63年(1988年)発売のO-productは、ボディ外装にアルミニウムを採用し、円と四角を組み合わせた大胆なデザインのコンパクトカメラ。 共通するデザインの専用ストロボは着脱可能。国内1万台、海外1万台という限定台数が予約制で発売されました。【 オリンパス ホームページより 】

手元の資料雑誌やウェブ上の記述を参考にしますと工業デザイナーの坂井直樹・山中俊治の両氏による、カメラに対する思い入れというか「自分はこういうカメラが欲しい・・」を形にしたものだそうです・・・軽合金のボディを採用し、四角と丸で構成されたデザインがウリで、スペック的には下記内容で同時期のストロボ付きAFカメラとほぼ同じとされています。

    レンズ:OLYMPUS LENS 35mm 1:3.5 3群3枚 <BR>
    シャッター速度:1/45秒~1/400秒(電子式プログラムシャッター)<BR>
    本体サイズ:W99×H82×D45mm (ストロボW48×H75×D46mm)<BR>
    使用電池:本体、単4電池×2個  ストロボ、単4電池×2個<BR>
    フィルム感度:ISO 25~1600<BR>
    焦点距離:65cm~無限遠(オートフォーカス)<BR>
    重量:本体、約310g  ストロボ、約80g


前述の通り、機能的にマニアが追いかけるほどのメカではありません、ストロボ着脱式小型オートフォーカス自動巻きのカメラです。 デザインの面白さと希少性だけが一過性の存在感だったようです。

さて当機の状態として、持ち歩き操作などによるキズ、スレなど否めません。写真では遠目ですから一見キレイに見えますが、表面がアルミです、スレには強くありません、反射角度などでキズ・スレが目立つのが気になる・・・、無傷ピカピカを期待される方には不向きでしょう。

ボディには20000台限定生産とするシリアルナンバーが「07009/20000」と刻印されています


さて、この度は1991年(平成3年))に夢よ、もう一度と思ったのかどうか知りませんが、限定20000台として限定発売されたストロボ内蔵オートフォーカス自動巻き、自動巻き戻しのフィルム式コンパクトカメラの エクリュ をセットしました。ご案内のボディのシリアルは 05826/20000 で機能的には不具合無く動作します。

 

1940年代前後の機械カメラを多く扱う弊社では 電子カメラの検査機器の用意が無く、電池/テストフィルムを入れカタログデーター通りの動作を確認することで異常なしと致しております、ご了承願います。

2019年 8月 6日 電池テストフィルムを入れ動作確認済み、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 8月 6日 ブログ作成中に売り切れました、 いつも ありがとうございます。

 

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