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Agfa Memo:アグファ メモ

      

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Agfa Memo:アグファ メモ

某国のビジネスパートナーから You might love this... のメール
が届く。 どうせ自分本位の売り込みリストなんだろうなぁと思い込んでいたら、Agfa memo good condition excellent +... とある、

 

アグファのメモかぁ~ 前から 一度は手元に置いてみたかった機械で、下の写真の様に 小さくチマチマとした35mmラピッド(当時は何と呼んでいたのか特定出来ておりません)規格フィルムを使うコンパクトカメラで、フィルム送りの方法に特徴があるのです。

 

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パトローネ自体に巻き取る軸が無いので、背面の突起部をスライドさせることで 裏蓋に仕込まれたピンが フィルムのパーフォレーションを引っ掛けて巻き込み側のパトローネに押し込む・・・というあまり例を見ない巻き上げというか フィルム送りをします。

 

基本的にはお店でご紹介している ANSCO:アンスコ メモ と同じだと思うのですが、アンスコメモはハーフサイズですが、アグファ メモ はフルサイズです、

 

スペック的にもT.B.2.5.10.25.50.100.200 のシャッターを載せ、デザイン的にも深度表とアクセサリーシューをも備えかなり近代的な佇まいになってきました

 

この頃の専用パトローネと、専用ストラップが揃った機械は珍しいと思うのです、ラピッドシステムと言うとコダックのインスタマチックと同時期の登場だと思われていますが、とんでもありません、かなり以前には開発されていたのですょ。


状態として、年代もあります、外観は エクセレントプラス なのかもしれませんが・・・届いた機械は シャッター低速不良、距離リング固着とコテコテ状態、いつものことです!  ただいま整備検討中、 動けば 楽しめて 面白いのですが・・・。

2019年  6月19日 ただいま整備を検討中、しばらくお時間をいただきます。
2019年 7月18日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 7月18日 売り切れました ありがとうございます。

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イカ イカレッテ

 

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ドイツ製 イカ イカレッテ


あのツァイス・イコン成立前のICA(International Camera Aktiengeselshaft) :イカ社による1920年頃の折り畳みカメラだとされ、手元の資料雑誌とcamerapedia
によると120規格のロールフィルムとガラス乾板にも対応した69判として登場していたらしい。


イカ社に関しては 我が世代では詳しいものがおらず ウェブ上の書き込みによるとツァイス・イコンに統合される以前の1920年頃にはイカレッテという機械を発売していたようで、名前は踏襲されレンズ、シャッター、フォーマットによるバリエーションが数多く展開されているとの事です。


ウェブ上の記述と写真から推察しますに イカレッテ 551だろうと思われます、ロールフィルムの装填に独特の工夫があり、また乾板フィルムが使いやすいように折り畳みピントフードが装備された写真もたまに見かけるのですが、一部の機械にはピントフードもセットされていたのか?・・・いまひとつ特定出来ない。

 

どう 考えても あのツァイスらしくない、どうも腑に落ちず 納得出来ない・・・修理のオジさんと 一緒にアレコレ考えているうち・・ガラス乾板式ハンドカメラから ロールフィルム式に変わる端境期に、ガラス乾板をも使えるようピントフードと、乾板ホルダーが取りつく裏蓋つきモデルが、存在したのではないかと たまたま同意見に落ち着く。 あくまでカメラキッズは そう思うと言うことで、根拠もソースも無いので間違いはご容赦。

 

下写真のように 手元の機械で確認しますと、ツァイス製ハンドカメラのピントフードに限ってイカレッテの裏蓋に適合しますから、ピントを確認後乾板ホルダーと差し替えて撮影されていたと思われます・・・多分そぅ。 ピントフードのみが商品としてリストされていないのも これなら腑に落ちる。 

   
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ご想像通り100年前のイカレッテですから摩耗、劣化もあり、フィルム巻き上げノブの逆転防止キックスプリングが摩擦でシャフトに段が付くまで削れ、元来 時計方向しか回らないのですが、なにがしか 逆に回したのか、スプリングが変形し、ノブシャフトが引っ掛かり引き上げられないということがありました、

 

たまたま、スプリングが劣化し、変形する限界時期だったのかもしれません、修理のオジサンも、「普通は まず起きひんなぁ、微妙な修理仕事やから、機械屋さんにシャフトを上手くテーパーを付けるように削ってもらって、そのシャフトに合うキックスプリングを作ってもらって組み込んだんょ、もちろん 逆転しないし、フィルム装填も簡単に出来るで・・」と得意満面。

 

さて、状態ですが この時代の板金加工に黒塗り仕上げとレザー仕上げの機械は、使い込まれて時代の付いた佇まいになるのです。 

 

いまの 軽合金メッキ仕上げパーツに集積回路と軽量なマグネシゥムダイキャストボディの 近代デジタルは20年先すらも耐えれるとは思えないけど・・・クラシカルなイカレックス には捨てがたい魅力があるようです。


機能的にはシンプルでフィルムを巻上げて、手動ダイヤルセット式シャッターを操作するだけですが、各動作を自分が覚えておかないとダブったりシャッターチャンスを逃したりするのです。 シャッター、絞りと距離を合わせてレリーズ・・・その後嬉しそうに巻き上げる・・・そんなオジさんを子供の頃に見かけた記憶が呼び覚まされる。 

 

目敏い方は写真でお分かりのように乾板ホルダーにはシース(フィルムを代替として入れるアダプター)も付属しています、歯応えがあるというか 奥深い趣味写真をお楽しみいただけます。

2019年 6月12日 どの組み合わせとしようか・・相談中、もうしばらくお時間をいただきます。

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2019年 6月13日  6.5X9cm のガラス乾板の現像タンクを含む 上写真のセットに決定しました
              カメラキッズホームページにて販売中 49980円。

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FIRST SIX new model 1

FIRST SIX new model 1

子供の頃、菓子に釣られて 見たくもない3本立て映画を 父親と時々見に行った・・・。



親には申し訳ないが ほとんどの映画はおぼえてない、ただ幕間にニュース映画が流れ、複雑そうな機械を持ったオジさんがニッ・・と鍛え上げた笑顔で微笑むシーンや、見たこともない流線型の列車が爆走するシーンなどが繰り返し流れ、自分にはカッコよく見えたのでしょう、脳中奥深く海馬にしまい込まれたと思われます。


もう60年以上前の事なのに、何かの時に思い出したように胸の中に出てきて跳ね回る・・・。


カメラの話に戻って、ご案内のファーストシックスを現物を初めて手にしたとき、あの頃最新最右翼的な 流線型のファースト シックスは、何といいますか 懐かしい記憶が形になっているような、好きだった片思いの女の子が現れたような・・・一言で申せば 一目惚れだったのです。


仕入れ後 事務所で アセアセと 嬉しそうに 整理していると、「エライ機械があるなぁ・・動くんかいな? ワシは知らんでぇ 」と修理のオジさんが予防線を張ってくる。

僕には 「べっぴんさん」に見えるんゃ・・・シャッターが動かへんけど何とかなりそうな気がするねん ・・・#◇▲◎X▽?

あのなぁ、シャッター切れへん言うたら、人間やったら心臓が止まってるんといっしょやでぇ・・と再度予防線を張ってくる・・どうしょう?

2019年 6月10日 低スペックのB 級品ではあるのですが、何とかなりますように お願い!

2019年 6月22日 
修理のオジさんより、「シャッター内部のパーツ劣化により不具合あり、修理出来ひん・・・ あとは何か上手く適合するシャッターと組み替えるしかないんゃ 部品を探すんも手間やし、組み替えは、やってみな分からへんし、そんな簡単にできるもんと違うからなぁ・・・何ともならんわ」の返事、ウ~ン どないせえ言うんゃ‥嗚呼 やっと見つけたのに 諦めきれない。
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2019年 7月 1日  
生来の ヒッこさ と 諦めの悪さで、この3日は 手元の折り畳みカメラを引っ張り出してはレンズ、シャッターユニットさらに部品を外しては・・・やっぱり合わんかぁ、トリガーバーもシャッターと連動出来んとなぁ、 折り畳むときに絞りレバーやシンクロソケットが引っ掛かると開かへんし と、ひとりごち ながらゴソゴソやってるそばから、「 仕事もせんと よぅやるなぁ 連動するよう組み上げてもオリジナルと違うやろ、どないするんゃ・・・」と修理のオジさん。
時間をかけた甲斐あって シャッターユニットを入れ替えた 上写真のフランケンシュタインが完成・・♡、 実は 7月1日は 自分の誕生日で、なにか自分へのご褒美として お気に入りの機械を手元に欲しいと無意識下に思っていたのでしょう、思う形にはなったのですが 一通りの点検を考えております、売る/売らないも含めて もう少しお時間をいただきます。
2019年 7月10日
デザインに惹かれたのか「ほ、欲しい・・」の気持ちが抑えられず、71歳の 誕生祝いとして、自分が買うことになりました。
            

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