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コンテッサ

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ツァイス・イコン コンテッサ


コンテッサは数多くご案内しておりますので、ブログにあげていると思い込んでいたのですが・・・今回初めてなのかもしれません。

そこで、思うところを ひとつ…カメラメーカ各社が集まり結成したツァイスは自動展開の折り畳みカメラ:イコンタで大成功、余裕の資金で新製品を開発販売して行くのです。 ご紹介のコンテッサは35mm規格折り畳み式、ドレ―カイル式距離計連動、読み取り式デュアルレンジセレンメーターを組み込んだ高級機として1950年代に登場しているのです。


感心するのは
ある日突然コンテッサが完成形で出来上がるとは思えず、はじまりのイコンタからスーパーイコンタ➡スーパーセミイコンタ➡スーパーシックス➡スーパネッテル➡イコネッテ➡イコンタ35

そしてコンテッサにたどり着くのでしょう。 この間の試行錯誤が力を蓄え、物つくりの経験から高い熟練度を持つ人を育てた総合企業の協力結果としてあるのだと自分は思ってのです。


Classic Cameras Price Guide 2000
の記述によると右写真のイコンタ35に距離計を組み込み連動させ、セレン単独露出計を内蔵、連動距離計はドレ―カイル(光学楔)方式で、したがって本来ならばスーパーイコンタ35
と呼ぶべきものである。

 

レンズは1953年9月末までがオプトン・テッサーでシャッターもX接点付シンクロコンパーラピッドにマウントされ載せられています、
シャッターはセルフコッキングではないが、フィルム進行によるスプロケットの回転で多重露出防止機構が解除される機構のためフィルムを入れないとシャッター操作が楽しめない。    【 Classic Cameras Price Guide 2000 参照 】

 

コンパクトなボディに技術者の思いが緻密に詰まっています、機械らしい佇まい、また、このテッサーは、ツァイス独自のTコーティングを示す、赤い「T」文字が刻まれている。発色・コントラストは素晴らしく、シャープネス・解像感も充分で、たいへん切れ味の良い描写が定説とされています。


ソースが不明確ですが Opton Tessar は描写が硬い?との風聞もあるのですが、同時代の東ドイツ製レンズのものと比べると、シャープなだけにややコントラストの高い硬調な絵になるからでしょう・・・あくまで個人の意見です、軽くお聞きおき下さい。


小理屈ともかく、緻密なボディとよく研磨されたレンズにより よく撮れるので 少し高価ではあるのですが根強い人気を保っているのです。

この度 比較的キレイなコンテッサを入手しました、経年の小ボコリ、機械のネバリも心配、念のため整備後のご案内とさせてください。


2019年 5月13日 ただいま整備中、もうしばらくお時間をいただきます。
2019年 5月13日 整備 各部点検及び動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 5月25日 売り切れました、いつも ありがとうございます。

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