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フランスのエスプリ・・・LUMIERE ELAX

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LUMIERE:ルミエール の ELAX:エラックス?・・・って知ってる

久しぶりに某国のビジネスパートナーから航空便がとどく、一昔前だとFaxで情報交換と価格交渉、送料もそれなりで、節約のため欲しくもない商品も混ぜこぜ発注するのですが、パートナー氏の性格なのか、注文通りではなく 価格的に同等と思われるものが1か月ほどかかって届いていたのですょ

 

ちょっと、ボヤかせていただいております・・・こちらも商品化の都合で発注しているのを完全無視され、状態もいまひとつ と何度も文句を言うたびに  Sorry underestimate about  何とかと・・・返事はいいのですが、性格でしょうねぇ 一向に変わる気配もなし 言えば言うだけ聞かなくなるので まぁ いいか・・・で10年強続いている。

 

さて、今回は 注文もしていないと思うのですが、ルミエールのELAX が届いた荷物の中から見つかりました、一見すごくキレイ!


自分も修理のオジさんも 初めてで、機構的にFoth Derby:フォス デルビーのようなフォーカルプレンシャッター機らしい、操作も複雑とのウェブ上での書き込み、はたして・・・

 

2019年 5月26日  ただいま整備など検討中  
2019年 7月10日  弊社の工具では分解出来ず、整備をあきらめました、力不足はご容赦。  
    

 

 

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ティルト式センターポスト不搭載の?・・・コンビ三脚

 

 

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ティルト式センターポスト不搭載の?・・・コンビ三脚

さて、自分が知らないだけかもしれませんが、この度珍しいというか、この50年の間に扱ったことのない ティルト式センターポスト不搭載の?・・・コンビ三脚を入手しました、「それが どうした!」とおっしゃる前に 3分ほどお付き合いください。

 

ほぼ45年前 シュリロ貿易のリンホフのカタログには・・・ドイツ・ミュンヘンの大判カメラメーカー「リンホフ」社が製造する三脚は、大判カメラに適した精度と強度を持ち、多くのカメラマンから絶賛されています。 リンホフ独自のアンブレラ支柱は三脚のよじれを減少させ、さらにそれぞれの脚が同じ角度でスムーズに開脚・閉脚ができるようにバランスよく設計されています。脚の伸縮はリンホフ独自のラビットクランプロックを採用、ワンタッチで脚を固定することが出来、リンホフカメラとセットで使って頂きたい三脚です。・・・とあります 【
カタログ・雑誌記事 参照 】


上記内容は我国製三脚の完成度が未熟な頃・・・と思ってください。 何と言っても最大の特徴はジュラルミン系のアルミを使い、高い剛性と軽量を完成させているところでしょう。 スリックやベルボン製などの三脚が重くて滑らかとは言い難い動きの時代に、リンホフはとても軽くて、驚くほど滑らか・・・さらに締め付け固定は確実に決まったのです。

その中でも、ハッセルユーザーに人気のあった、ティルト式センターポストを採用したコンビU と 短尺モデルのミニコンビ三脚 があり、今でいうレベリング雲台的な使い方が可能で、支柱を少し傾けた状態でも確実な固定が出来たのです 。
 
組み合わせによりますが、中型三脚と言えど40年ほど前で雲台セットで4~5万円もするものですから、それはそれは・・・完成度相応の高価
なものだったのです。

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でも、特徴であるティルト式センターポスト を必要とされない方には 折角の機構も無用の長物で、脚部が径が太くなり 雲台のパーン棒が上手くスッキリ収まらない など好悪の分かれるところでもありました、ところが当モデルは上写真の様に見事スッキリとまとまるのです・・・思わず 修理のオジさんと顔を見合わせ「欲しけどなぁ」と言ってしまった。

話を戻して・・・もちろん、ノーマル支柱のモデルもあったのですが少し大きくなり開脚ステーが装備されたプロファイルS や エアーダンパー式センターポストを採用したツインシャンク型など カメラキッズでも、この10年の間に相当量販売しているのですが、今回のモデルは初めてというか、自分の知らないモデルで シュリロ貿易では扱っていなかっただけで欧米では出回っていたのかもしれません。

 

念のため Googl, eBay, ebay UK, などチェックしても見つかりませんから やはり少ないのでしょう

 

さて、スペックですが、今はリンホフといえども締付け部は樹脂製ですが、当時は金属製・・・完成度と耐久度に違いが出ます。 

2019年 5月23日 念のため各部グリスアップ、各動作確認中もうしばらくお待ちください。
2019年 5月24日 整備、動作確認完了、パチパチと小気味よい動作をしますカメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。

2019年 7月13日 売り切れました いつも ありがとうございます。

 

 

 

    

 

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コンテッサ

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ツァイス・イコン コンテッサ


コンテッサは数多くご案内しておりますので、ブログにあげていると思い込んでいたのですが・・・今回初めてなのかもしれません。

そこで、思うところを ひとつ…カメラメーカ各社が集まり結成したツァイスは自動展開の折り畳みカメラ:イコンタで大成功、余裕の資金で新製品を開発販売して行くのです。 ご紹介のコンテッサは35mm規格折り畳み式、ドレ―カイル式距離計連動、読み取り式デュアルレンジセレンメーターを組み込んだ高級機として1950年代に登場しているのです。


感心するのは
ある日突然コンテッサが完成形で出来上がるとは思えず、はじまりのイコンタからスーパーイコンタ➡スーパーセミイコンタ➡スーパーシックス➡スーパネッテル➡イコネッテ➡イコンタ35

そしてコンテッサにたどり着くのでしょう。 この間の試行錯誤が力を蓄え、物つくりの経験から高い熟練度を持つ人を育てた総合企業の協力結果としてあるのだと自分は思ってのです。


Classic Cameras Price Guide 2000
の記述によると右写真のイコンタ35に距離計を組み込み連動させ、セレン単独露出計を内蔵、連動距離計はドレ―カイル(光学楔)方式で、したがって本来ならばスーパーイコンタ35
と呼ぶべきものである。

 

レンズは1953年9月末までがオプトン・テッサーでシャッターもX接点付シンクロコンパーラピッドにマウントされ載せられています、
シャッターはセルフコッキングではないが、フィルム進行によるスプロケットの回転で多重露出防止機構が解除される機構のためフィルムを入れないとシャッター操作が楽しめない。    【 Classic Cameras Price Guide 2000 参照 】

 

コンパクトなボディに技術者の思いが緻密に詰まっています、機械らしい佇まい、また、このテッサーは、ツァイス独自のTコーティングを示す、赤い「T」文字が刻まれている。発色・コントラストは素晴らしく、シャープネス・解像感も充分で、たいへん切れ味の良い描写が定説とされています。


ソースが不明確ですが Opton Tessar は描写が硬い?との風聞もあるのですが、同時代の東ドイツ製レンズのものと比べると、シャープなだけにややコントラストの高い硬調な絵になるからでしょう・・・あくまで個人の意見です、軽くお聞きおき下さい。


小理屈ともかく、緻密なボディとよく研磨されたレンズにより よく撮れるので 少し高価ではあるのですが根強い人気を保っているのです。

この度 比較的キレイなコンテッサを入手しました、経年の小ボコリ、機械のネバリも心配、念のため整備後のご案内とさせてください。


2019年 5月13日 ただいま整備中、もうしばらくお時間をいただきます。
2019年 5月13日 整備 各部点検及び動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 5月25日 売り切れました、いつも ありがとうございます。

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ミランダ オートメックス II

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ミランダ オートメックス II

ミランダファンの方々には周知の オートメックス II 、資料によると1960年発売のオートメックス初期型をマイナーチェンジしたモデルとされ、1963年9月の発売です、また他の書き込みなどによると諸事情でこの時期ミランダは日本国内での販売を中止しておりオートメックスやオートメックスIIは海外専用機種だったとのことです。

我が某国のビジネスパートナーからも一時は頻繁なオファーがあったのですが、ヤフオクなどで玉石混交状態の機械が多く出回ったころでもあり、極力関わらないようにしておりました。

個人的に、アートメックス初期/II型は あの当時としては 斬新というか 最右翼的デザインだと思っております、受光角度のため 一般的な凸レンズを複眼的に並べずに、グリッド(格子)で受光角度を決めた 独特の形状のセレン受光帯をペンタ前面に取り付け、さらに ペンタプリズム交換式というのが自分のお気に入りで、


その後 cds に置き換わった寒々しい顔立ちの後継機が出るのですが、自分にはこのオートメックスが 何といっても 一番 と心のひだに刻まれているのかもしれない・・・やはりカッコ良く見えてしまう、はたして?


2019年 5月12日 シャッター不動、メーター反応せず、セルフ不調てな コテコテ状態で届きました、ただいま整備を検討中・・

2019年 8月23日 整備完了 カメラキッズ ホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 9月18日 売り切れました いつもありがとうございます。


お客様より情報をいただきました ありがとうございます。

Miranda

 

 

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着脱式レボリビングバック搭載 ウィスタ 45 + 69ロールフィルムスライダー

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着脱式レボリビングバック搭載 ウィスタ 45 + 69ロールフィルムスライダー

かれこれ45年は前だと思うのですが・・・大判カメラのブームに合わせるように登場した、ウイスタ45シリーズの母体は、ウイスタの前身のリトレックビューである。 フィールド用テクニカルビューカメラでありながら、アオリ機構が大きなことが特長で、スピーディな操作性、コンパクトなこと、などで幅広く愛用されつづけてきた。

 

そして、より操作性の向上、豊富なアクセサリー群の充実を図って登場したのが、45カメラシリーズの第一号機であるウイスタ45Dで、その後より機能の拡充が図られ、現在のウイスタ45SP・VX・RFに至っている。

 

正確なモデル名が特定出来ずのご案内となりますが、記憶が定かでなく 間違いはご容赦・・・!

 

これまでにこのシリーズのウィスタ45と言う名前の機械は 何度かご案内しているのですが、当機はこれまでとは異なった機構として、リンホフ風の機構を持つレボリビングバックとなっています、蛇腹交換が可能なモデルはバック部を取り外し縦横と入れ替える構造ですが、当機は取り外すことなく ぐるり・・と回転するのですょ、はたして・・・。

 

2019年 5月 5日  ただいま動作などを確認、点検中・・・少しお時間をいただきます。
2019年 5月20日  整備完了 カメラキッズホームページ にて販売中 XXXXX円

2019年 7月 6日  売り切れました ありがとうございます。

 

 

 

 

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