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トプコン RII ( automatic TOPCON R )

 

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完全自動絞りとなった トプコン RⅡ

自分の経験から・・・トプコンの一眼は仕入れ先の関係もあり、ほとんど接することなく過ごしてきたので、いつも参考にさせていただいているトプコンクラブのウェブ記述からのご案内とさせていただいております、力不足はご容赦。

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1957年12月に発表された、ミランダT・アサヒペンタックスAPに次ぐ日本で3番目のペンタプリズム付きフォーカルプレーン式一眼レフカメラで当時の標準レンズはオートトプコール5.8cmF1.8で、自動プリセット絞り(半自動絞り)を持つ。


これは、絞りを開放にするレバーを一旦押し下げて絞り込む力をチャージし、シャッターボタンと連結する絞り込みボタンを押すことで、一瞬のうちに所定のところまで絞り込まれる仕組みである。

ご案内の RⅡ はその後継機として 1960年7月 に国内発売されたマイナーチェンジモデル、マイナーチェンジと言っても変更点はとても重要なもので、まず第一に挙げられるのが新たに完全自動絞り機構が組み込まれたことである。よってレンズも一新され、ボディ側に絞込みレバーが加えられることになった、また セルフタイマーも装着されている。 

ところで、この自動絞りの機構はトプコン独自のもので、他の一部のメーカーもこれを利用している。ペンタプリズムカバーに誇らしげにAutomaticと刻まれているが、実はこのモデルの正式名称は「オートマチックトプコンR」と言う。【 トプコンクラブの 記述引用 】

 

外部絞り連動型と完全自動絞り機構が組み込まれたレンズが装着でき、もちろん REスーパーの解放測光連動ピン付きのレンズも装着可能と、なかなかよく出来ているのです・・・ただいま各部整備中、動いてほしいのですが、はたして

 

2019年 4月29日  ただいま整備を検討中。
2019年 5月12日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 5月18日  売り切れました いつもあ りがとうございます。

 

 

 

 

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サンダーソン木製フォールディングカメラ

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イギリス製 サンダーソン木製フォールディングカメラ


ここのところ 何故か 続けてのご案内、今回はエアーシャッターのトロピカル・・・The Sunderson

 

毎度のイントロで恐縮です、お時間に余裕のある方は3分ほどお付き合いください、


過日、NOVAのセンセとクラシックカメラの話をした中で・・・「1900年前後はカメラといえばイギリスが中心として栄えた・・・趣味写真としてかなり高級で富裕層対象の機械が多く、家具・金属加工などさまざまな職人によって実用はもちろん、品と質と優雅さを兼ね備えたものだった」

 

その後、高価で手間のかかる木製に代わって板金組立による金属製が登場・・・1930年頃から時代はドイツへ移ります、 いまほどの金属処理技術は無くどうしても湿気に弱くサビなどのため寿命も短く、木製カメラは金属に比べると湿気に強く、いつしかトロピカル・・って呼ばれるようになっていったらしい。
 

ご案内の機械は ほぼ100年近く前になるのでしょう、その間にオーナーが変わり、加工されたり、レンズやシャッターが交換されたりで、どれが オリジナルだったのか特定出来にくいのですが、今回はダブルピストン制御のエアーシャッターにブラス(真鍮)鏡胴のレンズをマウントして載せていますから、時代的には一致するのではないかと勝手に思っております。

 

100年時を経て なお この質感、想像以上に緻密で作り込んでいるからタフなんでしょうねぇ、問題は‥動けばいいのですが、修理のオジサンの困ったような顔が目に浮かぶ、どうしよう?

2019年 4月22日 整備を検討中、しばらくお時間をいただきます
2019年 5月 4日 星美完了カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 5月 4日 ブログ更新中に売り切れました いつもありがとうございます。

 

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KODAK BANTAM バンタム 

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KODAK BANTAM バンタム 

 

何年か前にもバンタムをブログにあげた記憶があるのですが、あらためて載せるなんて きっと 好きなんだろうなぁ・・・何故かチマチマした機械に惚れっぽいのはこれからも直りそうもない。

フィルムカメラ全盛期、この業界最大のコダックは、カメラとフィルムを同時に開発出来るので、時代の必要に合わせた自由な発想というか枠にとらわれない切り口から形にまとめ・・・「あなたの探しているのは、コレではありませんか」・・・と差し出すところが自分は好きで、今でも メーカーと言うのはソウあるべきだと考えて生きているのです。


裏紙式のブローニーの時代から35mm主流の時代に代わるころ・・・まさか、コダックが 35mmに対抗して、コダックの新フィルム:バンタム規格828フィルムを市場に出すなんて いったいどうしたんだろう? もしかして、コンパクトでありながら35mmを凌ぐ画面サイズを持ち、高画質を売り物にしたバンタム規格のフィルムで市場を開拓出来るかもと 勝手に野望を抱いていたかもしれない・・・これは個人の意見ですので、カメラキッズはそう思っている・・と軽くお聞き置きください。


120規格と同様のフィルムの装填方法、最大8コマ撮りとユーザーの利便性から35mmには及ばなかったようで市場から消えています。
 

今となってはフィルムの入手も大変、現像・プリントとなるとなおさらです、実用にはとても・とても・・・ですが、「フィルムの無いカメラなんて何すんのょ・・」なんて野暮は言わない。 


シンプルなレンズシャッター式のアマチュア機にしては、一級品のレンズを載せているところが魅力で、どんな絵作りが出来るのだろうと想像するだけでも・・・十二分に楽しめそうです。

 

レンズはコダックアナスチグマット スペシャル 48mm4.5 をT.B.25.50.100.200 のシャッターにマウントしているのです、ここで疑問が・・・確か以前は47mm4.5 だった気がするのですが、記憶違いかな?


2019年 4月16日 整備完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。

2019年 8月23日 売り切れました いつもありがとうございます。

 

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ドイツ製のトロピカル・・・Bülter&Stammer Tropen


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1年ぶりのご紹介、今回はドイツ製のトロピカル・・・Bülter&Stammer Tropen

 

国産の組み立て暗箱とは一味も二味も違うと言われております

毎度のイントロで恐縮です、お時間に余裕のある方は3分ほどお付き合いください、


過日、NOVAのセンセとクラシックカメラの話をした中で・・・「1900年前後はカメラといえばイギリスが中心として栄えた・・・趣味写真としてかなり高級で富裕層対象の機械が多く、家具・金属加工などさまざまな職人によって実用はもちろん、品と質と優雅さを兼ね備えたものだった」

 

その後、高価で手間のかかる木製に代わって板金組立による金属製が登場・・・1930年頃から時代はドイツへ移ります、 いまほどの金属処理技術は無くどうしても湿気に弱くサビなどのため寿命も短く、木製カメラは金属に比べると湿気に強く、いつしかトロピカル・・って呼ばれるようになっていったらしい。 

 

板金からダイキャスト、ペイントからメッキ技術と緻密な工作精度を国家規模で完成させ1940年からは1970年頃はカメラといえばドイツと言われた・・・と個人の切り口からの意見を話してもらったことを思い出す。

 

その後を我が日本が引き継ぎ小型で自動化を目指し、便利ではあるのですが、英国→ドイツ→日本と移るにつれ品と質と優雅さは失われ、価格的にも大切にしなくなり、流行に流されっぱなし・・・これからどうなってゆくのかチョッと気がかり。


話をもどして・・さて、前述のアンティークで 品と質と優雅をそなえた1900年代初期に Bülter&Stammer によって英国とは、異なる切り口からまとめ上げた トロペン(熱帯:トロピカルの事)とよばれる木製カメラが少数製造されたとされる記録がウェブ上に残っています。


全てのトロペン型がどうか記述に無く、また現存する機械が少なく未確認ですが、当機はレンズユニットがバヨネットマウントで鳥居に固定されています、交換レンズがどうだったのかは 100年前のことで・・・・藪の中です


2019年 4月 7日 ただいま整備中、完成後ご紹介いたしますので、もうしばらくお時間をいただきます。

2019年 4月15日 資料雑誌、ウェブ上でも思う記述にヒットせず、写真を多くアップしてのご案内です、
             意外とコンパクトで楽しめると思っております、この時期 動かせない用件山積・・・
             前倒しでのご案内となっております、カメラキッズ
ホームページにて販売中 XXXXX円

2019年  4月15日 売り切れました いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

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