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捨てがたい魅力・・・真円絞りの描写力

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真円絞りの魅力・・・ペンタックス テレタクマー 300mm6.3

絞りのお話をしましょうか・・・自分がまだ10代の頃、ようやく被写界深度というものが理解できた頃、学校写真カメラマンのオジさんから「もっと絞って・・・」とよく言われた。


今になって分かるのですが、大判カメラは焦点距離が長く、フィルム上には大きく写るわけで,ピントの合っているところは当然ハッキリと、距離の外れたところ つまりボケたところも大きく写るわけで、集合写真や建物など奥行きのある被写体には絞り込む必要があったのでしょう。


焦点距離の長さが幸いして、希望箇所までの深度が出ればボケの部分が拡大されるので主体が浮き出ることになるわけで、絞り羽根枚数の多い真円絞りは、ボケも真円となるわけで、違和感のないなだらかなボケ味となるのです。


便利さから生まれた5-8枚の自動絞り羽根では多角形型のボケとなるのでそれはそれなりの描写でいいのですが、木洩れ日の下などではやはり丸いボケを重ね合うとか、重なり連なった提灯も輪郭がなだらかにボケてくれますので、絞り羽根の枚数の多い非連動絞りや、プリセット式レンズの良さも再発見いただければと思っております。

20764 この度 ご紹介のレンズはペンタックスのプリセット式絞りのテレタクマー300mm6.3です、前述の真円絞りになります・・・

いまとなってはクラシックレンズになると思われますが、自分の経験から高画質は期待できるのではないかと・・・

ウェブ上に右写真が紹介されていました、パースペクティブ感のご参考になれば、また絞りの形から判断しますに違った切り口からの絵作りをお楽しみいただけます。

2018年 8月19日 ただいま動作確認中…もうしばらくお待ちください。
2018年 8月20日 動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2018年 8月21日 売り切れました いつもありがとうございます。

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