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戦前? 戦後間もない頃の・・・セミレオタックス

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戦前? 戦後間もない頃の・・・セミレオタックス

おっ セミイコンタ いや セミネッター・・・遠目には、一見そう見えます、はたして・・・

「 レオタックス 」と聞くと頭の中では 嗚呼・・バルナックのコピー機か と反応するのですが、セミレオタックスと言う名前は自分にとって聞きなれないの名前で・・・なにかれとお教えいただいた先哲、先輩コレクター諸氏もレオタックスといえばライカコピー一辺倒の返答だったのですょ、

20年近く前は ライカブームもあり、折り畳みカメラのコピーなんぞに関わってるどころじゃあなかったのかどうか、今となっては何とも言えず、この度のセミレオタックスご紹介は頼りにしているウェブ上の camerapedia 関連の受け売りになりますがご容赦、関心をお持ちの方はその方面をお調べいただきますようお願いいたします。


1940年頃には発売されていたとの記述がありますから・・あの戦争が始まる前です、昭和光学精機株式会社によりツァイスの折り畳みカメラ セミネッターを模倣したというか 見本とした ストレートコピー機をセミレオタックスとした最初のモデルが発売され、その後折り畳みファインダーから固定式に、更に非連動ではあるのですが距離計を載せた、メスイコンタの機能を模倣したモデルへと発展していったのです。

昭和光学はライセンス料を払ったのでしょうか、気になるところです。あの戦争で敗戦国となったドイツは特許権を失い、世界中でコピー機が蔓延することになるのは‥ご存知の通りです。
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ウェブ記事によると、当機は一直線のタスキと折り畳みファインダーとした初期頃のモデルと思われます、その後の戦後モデルはタスキがイコンタ風のY字型を採用し後継機を展開したと、ひとくくりで紹介されているのですが、


いつもの camerapedia には、詳しく研究された記述となっていました。


右写真の通り戦前には自動停止付きのモデルも存在したしたのですが、戦後に作られた最初のセミ・レオタックスは、自動停止装置が作られず、二つの赤窓式だけとなり、
貼り革に古い六角形のSEMI LEOTAX ロゴがあります


レンズとシャッターに関して、当初はRiese-Anastigmat
(のちにRieze-Anastigmat に変更)を搭載、リーゼまたはリーズアナスグマットと読むのでしょう、シャッターは Torio と記されていま


最も初期の戦後モデルには西田製のWester-Anastigmat 75mm f / 3.5レンズが付いています。
シャッターは同じメーカーのNorthter (T、B、 1-200、セルフタイマー)です。 シャッターの前面プレートには、上部に刻印されたNORTHTERという名前が付けられていました。


Norther
シャッターはすぐにWester(T、B、 1-200 、セルフタイマー)に置き換えられ、フロントプレートの底にはシルバー文字でWESTERマーキングが付けられ、スピードの底にはイニシャルNKKが刻まれている。
 【camerapedia 参照 】


どうも、camerapedia の記述の方がソースもはっきりし、それなりの根拠も記されているので信用できるのではないか、レンズの違いはその時々で名前を変えたり、供給先や販社の諸事情によって変えたのではないかと・・・いうことにしませう。


戦後初期のセミレオタックス、 ツァイス社のネッターを見本としたのは間違いないようです。

2018年 3月15日 内容・機械動作の確認中 少しお時間をいただきます。
2018年 3月19日 内容も分かったところで、動作など点検整備中、もうしばらくお待ちください。
2018年 4月17日 カメラキッズホームページで販売中 XXXX円

2018年 4月23日 売り切れました いつもありがとうございます。

 

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