アグファ カラート 12
アグファ カラート 12
手元の資料雑誌の記事によると、アグファカラートは35mmカメラへの複雑なフィルム装填が普及へのハードルとなっているとして、ダブルマガジン式の次世代の35mmフィルムとしたラピッドシステムを発表します。
従来の35mmフィルムを流用可能な利便性の高いシステムを考えたアグファは、ラピッド規格のカメラを幅広く展開し欧州市場を狙ったのですが、好事魔多し・・・と申しますか
コダックからもカートリッジ式のフィルムが発売され、歩きながらでもフィルム交換可能な手軽さに市場は流れ、結果として12枚撮りのラピッドシステムは、24枚撮りコダック126規格のインスタマチックが優位に立ち、ラピッドフィルムは消えてゆきます。
正直、大企業コダックのゴリ押しのような気がしないではない、126規格フィルムも消えたいま、ラピッドシステムは35mmですから、ネガ整理、スライド映写など周辺機器・アクセサリーが流用出来ますから、島国根性の自分はラピッドシステムはいい方法だったのに・・・と信じているのです。
自分なりの体験推理では・・巻取り軸の無いダブルマガジンつまりラピッド式アイデアはかなり以前から欧州地区ではあったようです、実用だけなら巻取り軸もいらないので、自製加工も、巻取り側さえオリジを使うとして まぁ簡単な方だったと思われます。
話が脱線気味・・・当機はアグファ カラート12 シリーズの上級機として登場、X構造のタスキを使った折畳みカメラでありながら、距離計連動、直進ヘリコイド式ピント合わせ、レバー式巻上げと、満を持した凝り方というか、アレコレ詰め込む様はゲルマンの血なのでしょう。
シャッターとレンズの組み合わせによりバリエーションが展開され、手元の資料雑誌によるとクセナーとコンパーラピッドまたクセノン・ヘリゴン・ゾリナー・ゾラゴンと錚錚たるレンズとシンクロコンパーの組み合わせが紹介されている。
外観的特徴はコダックのベス単同様・・・前板飛び出し式スプリングカメラに、上下像一致式の距離計連動を載せています。 フィルム会社のアグファとしては。ラピッドシステムのイメージアップを計った高級機としフルメタルの緻密なボディに前述の組み合わせでマニア市場に幅広く対応したのです。
前述のように12枚撮りのラピッドシステムはコダックの126規格のインスタマチックが優位に立ち、ラピッドフィルムは消えてゆくのですが、でもカラートは35mmフィルム規格のカラート36としてリメイクされています。
従来の35mmフィルムを流用可能な利便性の高いシステムを考えたアグファは悔しい思いをしただろうと思うし、個人的にも、日本国内だけでも
ラピッド規格を推してほしかった、フジフィルムさんコダックに対抗して国内だけのシングルエイト規格の8ミリを出すんだったら、どうしてラピッドを続けてくれなっかたんだろう・・・残念というか悔しい。
話しが脱線したところで ここらで 止めましょう・・・。
2018年 1月 8日 要 整備と思われ しばらくお時間をいただきます
整備を済ませ撮影機能的には不具合は無くなったのですが、前オーナーによるカメラの扱い時に何らかのクセが鏡胴、タスキあたりについているようで、沈胴させると、レンズを上げるときは手で・・えいやっ と引っ張り出さないといけません。
修理のオジさんも[ 組み上げた時は動くけどナ、そのうち固くなるんゃ、わからんなぁ]‥とのことで・・現状売り切りとします…力不足はご容赦。
2018年 3月13日 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2018年 3月16日 売り切れました ありがとうございます。
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