ゾラゴン搭載・・・アグファカラート36
ゾラゴン搭載・・・アグファ カラート36
フィルム装填の簡易化を狙ったラピッドシステムの上級機として登場、同時期にコダックの提供するインスタマチック126規格と競い合うのですが、結果として12枚撮りのラピッドシステムはコダックの126カートリッジ規格のインスタマチックが優位に立ち、ラピッドフィルムは撤退を余儀なくされます。
自分は前述のコダックインスタマチックと同時期に登場したラピッドシステムと教えられたのですが、クラシック機材に興味を持ちインターネットなど無い時代は、なけなしの蓄えで出かけた国々のお店でラピッドに相当する巻取り軸の無いダブルマガジン式は かなり前からあったことを知ることになる。
個人的には従来の35mmフィルムを流用可能な後処理・整理など利便性の高いシステムを考えたアグファの方が、撮影枚数が12枚と少ないのを除けば 好きなのですが、資本主義の世の中・・横車を押すようなおダックの力に逆らえずアグファは悔しい思いをしただろうと思います。
いまでも、一時期流行ったAPSシステム なんかよりラピッドシステムの方が、35mmシステムと関連機材の互換性もあり 絶対優れていると信じているのですょ・・・大きな声では言えませんが。
話しを戻して、カラートの外観的特徴はコダックのベス単同様・・・パンタグラフ式前板飛び出し式スプリングカメラに上下像一致式の距離計連動を載せています。 当初はフィルム会社ののアグファとしてはラピッドシステムのイメージアップを計った高級機としフルメタルの緻密なボディとして登場したのですが、その後 ご紹介の35㎜規格としたカラート36となっていたのです。
当機にはアグファの大口径高解像力レンズの SOLAGON(ゾラゴンと呼びます)が搭載されています、よく先輩コレクターから「凄いレンズでなぁ・・」とだけ教えられたものの、どう凄いのか聞く事も出来ず・・・答は藪の中。
変わったところでは レバー巻上げなのですが、力のかかり方と方向が逆で 弱点なのかもしれません、
経年のネバリ、ファインダーの汚れもそれなり、ただいま整備中・・動きますように。
2017年12月29日 ただいま整備中、しばらくお待ちください。
2018年 1月 5日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2018年 1月 5日 売り切れました いつもありがとうございます。
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