コンパーラピッド搭載 ベビーイコンタ 520/18
コンパーラピッド搭載 ベビーイコンタ 520/18
個人的には保存カメラ的存在と思っている・・・・コンパーラピッド搭載 ベビーイコンタ 520/18のご紹介です、ご興味をお持ちの方は3分ほどお付き合いください。
さて・・・1926年に設立されたツァイス・イコンのオリジナル1号がイコンタで1929年に発売された、設計はナーゲル博士率いる技術陣であったとされている・・・。
団塊世代の自分はこの時代を知っている筈もなく、ドブ板踏んで育ってきたわけでイコンタの作りの緻密さも、クラシックカメラブームで改めてというか・・初めて知らされることになったのです。
手元の資料によると、前述のナーゲル博士率いる技術陣は、それまで蛇腹付き折りたたみカメラは前蓋兼ベースボードを開け、その内側のレール上に鳥居部を引き出す・・・従来の乾板用ハンドカメラと同じ形式が主流だったのです。 その後、前蓋を開くに連れ鳥居部が連動して起き上がる様式が開発され、それを発展させ、強力なスプリングによりボタンひと押しで撮影状態にくみ上がるようにしたのがイコンタである。 【Classic
Camras Price Guide 2000 他 参照】
複雑になりがちな距離合わせもコダック式の前玉回転式を採用し難無くクリアー、1929年から1956年と商品サイクルの長い時代、基本となるベースモデルからバリーエーション・姉妹機が相当数が展開されたようです。 このアタリは各カメラ雑誌に上梓されていますので関心をお持ちの方はその方面をお調べいただければと思います。
イコンタの中で最小フォーマットである127規格の3X4cm判のベビーイコンタは1932年に発売されますが翌年には120規格の4.5X6cmフォーマットのA型(我が国ではセミイコンタ)が登場し、映画用35mmフィルムを使うカメラがライカ他からも試作実用化され、127フィルムのベビーイコンタは少数のバリエーションで終わったとされ、ノバー搭載機に比べて当機はかなり少ないとされています。
絶対数が少ないうえに、握った人が手放さず使っていたと思われ、コテコテなのが多く市場で状態のいいコンパーラピッド搭載のベビーイコンタを見かけるのは希だと思います。
今回 比較的いい状態で 前述のベビーイコンタを入手出来ました、リム式のT.B.1.2.5.10.25.50.100.250.500 コンパーラピッドーシャッターに定評のあるテッサーー5cm3.5をマウントして載せています。
掌(手のひら)に収まりそうなイコンタ・・・チマチマと折りたため、自分の趣味で恐縮ですが宝石のようなアンティークな蛇腹式カメラを手元に置いて操作するのもいいものです。
2017年12月21日 ただいま整備中、しばらくお待ちください。
2017年12月26日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2017年12月26日 一瞬で売り切れました いつもありがとうございます。
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