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SPARTUS "35F"

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SPARTUS "35F"

SPARTUS と書いてどう読むのだろう・・・スパルタス とも スパータス とも読めそうですが、どちらでググってみても大したヒットにはならず、いつもの camerapedia では好きな方々が資料などを下敷きに自分の意見(思うところ)を書き込まれているようです。

個人の意見・・つまり 思うところって、ある種 その方の物語だと自分は思っています、どこまで共感出来るかと言う事につきます、共感すると言う事は同じ意見ということになり、共感できないのは 自分的には一つの意見として参考にするということになりますか・・・。

どうも 話しが脱線している、自分は子供の頃、どこかは思い出せませんが、裸電球が唯一の明かりの雑然とした部屋の片隅にご紹介の様な ベークライト製カメラを見かけた気がする。


裸電球の光で橙色に染まったそれは、セピア色の思い出となって心のヒダに沁みついているのか、好きだった女の子の笑顔のように、思い出すたびに思いはつのるような気がする

止まれ、自分は何を書いているのだろう。

2017年 9月30日  ただいま整備中、動きますように。
2017年11月18日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2017年11月29日  売り切れました ありがとうございます。

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フォクトレンダー プロミネント

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フォクトレンダー プロミネント ノクトン搭載機

クラシックファンには周知の事ですが・・・「プロミネント」 という名前は、もともとは戦前のロールフィルムカメラに付けられたものです。戦前のプロミネントは光学式露出計を内蔵し、連動距離計、視度補正機構を装備するなど、当時としては最新のスペックを完成していたのです。

その由緒ある名前を踏襲した戦後のプロミネントは、戦前のプロミネントと区別するために「プロミネント35」などと呼ばれたりするようです。

プロミネント35にはバリエーションがいくつかあるようで、機構やセットされている大口径のノクトンなどにも興味を惹かれます・・・はたして

2017年 9月29日 ただいま整備を検討中、しばらくお時間をいただきます。
2017年10月20日 整備完了しました、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2017年10月21日 一瞬で売り切れました ありがとうございます、安すぎましたか?

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KINAX super III

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フランス製 Super KINAX III スーパーキナックス III 型。    

スーパーと言う名前に釣られて入手したものの、資料雑誌にも思う記事は見当たらず、ウェブ上ではeBay オークション関係にヒットするだけ・・フランス語は不得意で、エキサイト翻訳を使って拾い出してみると・・・。

Kinax III は 3フォーマットです。 使用フィルムは 620規格で フォーマットを6X9、6X6と6X4の3種類がアパチャーマスクを併用することで選択可能となっている、フィルム送りは多重露出防止付きの赤窓式と記述されているようです。

スペック的には
   スーパーキナックスIII 1950~57 フランス 
    IPO CO.LTD (
Ste Industrielle de Photographie & d'Optique ):写真・光学産業 co。
   シャッター  B 1 ~ 350 シンクロ付
   レンズ ベルチオ SOM BERTHIOT 105mm4.5
        ボワイエ Saphir Boyer   105mm4.5
        アンゼニューAngénieux   105mm4,5
        ベロ BELLOR        105mm4
   フィルム 620 多重防止付き 赤窓式巻き上げ 


特徴とおぼしきものは、折り畳み光学ファインダーの前にスィング式引き出しのフレームファインダーがあり、3種類のフォーマットに対応しているところかな、どちらかと言うと煩雑な気がしないでもない・・・「 慣れればいい 」 と言う事なのでしょう。

状態として、60年の時代を考えれば かなりいい状態で残っています。 フォーマットマスクが揃っていれば完全なのですが、当機には6X6マスクのみの付属となります、完全を要求される方には不向きです、ご注意ください。

シートメタルを上手く使い、スッキリとまとめるところは、定評があります。 ちょっとレアなフランスのキナックスIII型。 

2016年 7月15日 整備を検討中、もうしばらくお待ちください。
2017年 9月24日 お待たせしました、整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 27930円

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アンジェニュー の 引伸ばしレンズって…知ってる?

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P.ANGENIEUX PARIS 100 4..5 TYPE U2


アンジェニュー の 引伸ばしレンズって・・・正直 自分は初めて見ました、これまでアレコレお教えいただいた先哲、諸先輩の方々からも話していただいた覚えがない気がするのです、

ウェブ上でヒットするのは アンゼの引伸ばしレンズをハッセルやライカマントに取り付け加工されたものが 「ま、まさか・・」 の値段で eBay などで紹介されていました。 当レンズはM39マウントに加工されているようです・・・どうなんだろう?

2018年 9月13日  商品化を検討中、しばらくお待ちください。
2018年 9月19日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 5月10日  1年近く前に売り切れております、ブログ編集が遅れ申し訳ございません。

 

 

 

 

 

 

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イカレックス35 CS

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イカレックス 35 CS

自分にとって馴染みのないカメラで、ビジネスパートナーのペースに巻き込まれた感がある・・・

イカレックス・・・って
自分にとってあまりというかほとんど馴染みが無く、ツァイスの一眼でM42のネジマウントとバヨネットが出ていた・・・程度の知識ですので、I.C.S.輸入カメラ協会のツァイスイコン特集記事から引用しての
ご案内とさせていただきます、力不足はご容赦。
 


1926年のツァイス・イコンの設立に参加しなかったブラウンシュバイクのフォクトレンダー社は、戦後しだいに経営困難に陥り、1956年ほぼ全株式をカール・ツァイス財団に取得される。


財団は しだいにツァイス・イコンとフォクトレンダーの業務を統合してゆき 1966年には
ツァイス・イコン・フォクトレンダーという共同販売会社を設立した、その頃に両社の協力で設計されたのが中級一眼レフのイカレックス35で、1/2~1/1000秒の横走り布幕フォーカルプレーンシャッターを持つ。


最初のモデルはイカレックス35(1967-72年)で、バヨネットマウントなので 後に35BM と呼ばれることになる。 標準レンズにはフォクトレンダー名のウルトロンF1.8 とカール・ツァイスのテッサーF2.8、カラー・パンターF2.8 の3本があった。


ファインダーはピントグラスともども交換可能で、ペンタプリズム、cdsのTTL露出計内蔵ペンタプリズム、ウェストレベルの3種類があった、このうち前述の露出計内蔵のペンタプリズムは全面のネームプレートにイカフレックス35CSと書かれており、CSというモデルに変身する。


1970年にはレンズマウントを42X1mmのスクリュー(いわゆるPマウント)にしたモデルがイカレックス35TM(Threaded Mount)としてデビュー、以後最初のモデルは前述のようにイカレックス35BMと呼ばれることになる。


また、同年 ペンタプリズム、ピントグラスともに非交換でTTL連動露出計を内蔵したイカレクスSが登場する、Sにはブラック仕上げも用意されていたとの事。


さて当機は前述のバヨネットマウント機に露出計付きプリズムを組み合わせたイカレックス35CS/BMになります。


外観状態として
ハードなクローム仕上げのためか年代に比べ使用感が無いように見えます、底カバーに軽度のスレ、以外は特に目立つ不具合は無いのですがファインダー周りにアイカップによる小サビあります、年代もありますので念のためシャッター機構、メータ連動機構など整備を済ませました

 

ツァイス贔屓の修理のオジさんは「タフなんやけど重たいからなぁ、この頃の機械を分かってる人向けやで・・」 と 独り言ちていました。

あまり・・というか ほとんど馴染みのない機械で、整備するにあたり下調べなど手間取り、後回しになりがち・・・まさか2年も経ってるとは思いのほか、お待ちになっておられた方々 本当にゴメンナサイ。

2017年 9月13日 ただいま整備を検討中、しばらくお時間をいただきます。

あまり・・というか ほとんど馴染みのない機械で、整備するにあたり下調べなど手間取り、後回しになりがち・・・まさか2年も経ってるとは思いのほか、お待ちになられていた方には 本当にゴメンナサイ。

2020年 1月20日 整備完了、メーターも反応します、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2020年 1月24日 売り切れました いつもありがとうございます。


 

 

 

 

 

 

 

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ライカ Mズミルックス 35mm1.4 セカンドバージョン ②

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ライカ Mズミルックス 35mm1.4 セカンドバージョン ②

カメラ雑誌やライカ本のほとんどが 「クセ玉で・・」と揶揄されるような記述が多いのですが、自分がバイブルとしているジェームスラガー氏の Leica AN ILLUSTRATED HISTORY  には、直接そのことに触れずに、1960年に5群7枚構成の世界最高の明るさの広角レンズとして登場、その後基本設計を変更したという情報は発表していない・・・とあります。


コーティング技術的な事もあり、構成枚数の多いレンズを開放近くで逆光下の撮影ではピントに影響するフレアが出てしまうのかもしれない、コーティングの進歩につれ構成枚数の多いレンズが増えていますから、ライカはすでにコーティング技術を確立し、更にの先を見据えていたのかもしれない。


Mマウントなのに最短距離は1mと長めとしているのも画質にこだわった結果なのでしょう、大口径1.4の開放近くの逆光撮影でのフレア/ハロはレンズの持ち味として…それはそれで 許せると思いませんか?


それと、35mmのSummiluxは、初代とこのセカンドバージョンの2種が 球面レンズのみで構成されている。 次世代となる Summilux35mm/f1.4 ASPHERICAL の押し出しのきく大きさと比較すると、非常に軽量でコンパクトだと思いませんか、この謙虚さが まさに傑作、 ライカレンズの中で意外と多用される理由のひとつに、この小ささにあることは間違いないようです。


状態としてキズなども無く、キレイに見えるのですが、レンズ面から見ると角度によって同心円状の干渉縞がみえます、自分としても気になるので、お世話になっている山崎光学写真レンズ研究所の山崎さんに尋ねると「問題ないですょ、レンズを貼り合わせる工程での事で・・」とお教えいただきました、念のため レンズ状態をご確認をいただけるとの事で、ご無理をお願いしています・・・はたして

2017年 9月 1日 ただいま確認をいただいております、もうしばらくお待ちください。
2017年 9月20日 整備完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXXX円

2017年10月27日 売り切れました いつもありがとうございます。

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