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プロンター製 ケーブルレリーズ

9391プロンター製 ケーブルレリーズ


プロンターとはドイツのシャッターメーカーとして中大判カメラを趣味とされている方々ならご存知だと思います。 
直接シャッターボタンを押すと力と動きが伝わりカメラブレの要因になるのでレリーズを取り付け曲げて使うと方向性だけがシャッターにつたわるのでブレないのです・・シンプルに徹し、無駄な飾りを省いたスマートで堅牢なところが、飽きのこないところだったのです。

ほぼ20年ほど前に、ご紹介の写真のプロンターらしからぬデザインのレリーズが発売されたのです、電気接点式シャッター機構の普及により、電気回路のスイッチイン式のレリーズが増え、同様なデザインが斬新だったとしたのではないかと考えられます。

機構・内容的には何も変わりません、シンプルな造りなのですが、スムーズな動きで、信頼性も高いのです、これは大判愛用者、カメラマニアからの情報なので、個人差はあると思いますがおおよその評価になるのではと・・・思っています。


その後、
電気接点式シャッターの時代に流されたのか、ほとんど見かけなかったのです・・・。


2017年 6月25日 この度同種色違いを数本入手、ただいま動作確認中、しばらくお待ちください・・・
ドイツ製。


2017年 8月 5日 毎度ながら 倉庫に入れたものの探し出せず、
大した広さではないのに、
仕舞い込むと探し出せない。 アレコレと動かすから、ぼけ老人よろしく 記憶が途切れて行方不明に・・・ご容赦。 
何とか見つかって
ホームペー で3点発表、すぐ売り切れました・・残り1点 XXX円


2018年 7月15日 ラスト・ワン 売り切れました ありがとうございます。


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スーパーイコンタ 6X9 V 型 オプトン

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Zeiss Ikon スーパーイコンタ 6X9 V 型 オプトン

ご存知の通り、イコンタを距離計連動にした高級スプリングカメラで 6x9判スーパーイコンタ として1934年に日本で 発売されています。


機械的にボディに連動させるのではなく、回転する光学楔により連動させる ドレーカイル方式は画期的だったのでしょう、自分ごとの40年ほど前の話になりますが、神戸の某 修理専門店の親爺さんとの話の中で『連動するって・・・ど、どないなっとんゃ』と思うたなぁ・・・

『またライカはどうしてもホコリなどが入るんゃけど、ツアイスは意外と入らへんねん、それだけ緻密なんや!』 と説得力のある説明に、【ツアィスは緻密・・】の言葉が心に染みこみ、今でもそう信じてる。



折畳めばブレザーにも収まり、ワンプッシュでレンズ、ファインダーとも起上がり、堅牢な Y字型のタスキにクラシカルなレザーとメッキ仕上げ。 戦後間もないころのツァイス・オプトン製テッサーレンズをMX付きシンクロコンパーにマウントして載せています。

ついこの間だった、ブームの頃は15万円は当たり前だったのに・・レンズのキレ・独創的なメカが組上がるスプリングカメラ・・・70年の時を経てなお、捨てがたい魅力があります。


戦後生まれのV型、かなりキレイな状態です 動けばいいのですが、はたして・・・

2017年 6月23日 ただいま点検と整備を検討中、しばらくお時間をいただきます。

外観状態としてかなりいい状態です、特に目立つアタリ・キズなど無く、レンズに拭き擦れ・カビなど無いように見えます、

蛇腹も色艶ありシッカリしています。念のためシャッターネバリ修理整備、レンズクリーニング、 距離計整備調整を済ませました、シャッター機構に3ヶ月の保証が付いています、MXシンクロ付きのコンパーラピッドにマウントされたテッサーの描写をお楽しみいただけます。

例によってビューファインダーにお約束の淡いクモリがあります、蒸着枠落ちを防ぐため 無理なクリーニングは避けています、 年代もあり絶対新品なみの見え具合いはご容赦として、 70年の時代の付いたツァイスのアンティークカメラである事をご理解いただき、 手軽に楽しみたい・・・の方々にはオススメです。

2017年 6月23日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2017年 6月25日 売り切れました いつもありがとうございます。

 

 

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思うこと・・・5

思うこと・・・5

わたくしごと・・で 申し訳ありませんが、お忙しい方はスキップいただくとして、お時間のあるお方は、3分ほど お付き合い願います。

先日、町内サークルのひとつ、高年クラブの役員会に参加し、御ひらきになろうとするころ、「北海道在住の同級生から届いたんゃ…向こうでは流行ってるらしい・・」と さる役員から 「18歳」 と「81歳」 の違い としたタイトルの次のプリントが配られた。


   道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳

   心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳

   偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳

   受験戦争を戦っているのが18歳、アメリカと戦ったのが81歳

   恋に溺れるのが18歳、風呂でおぼれるのが81歳

   何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳

   東京オリンピックに出たいと思うのが18歳
   東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳

   「 嵐 」と言うと松本潤を思い出すのが18歳
   鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思い出すのが81歳

   自分探しの旅をしているのが18歳
   出かけたままわからなくなって、皆が探しているのが81歳


言い得て妙と申しますか、老いは 序列の無い順番であると理解していても
身につまされる この頃ではあるのです。

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アルカス ベルグIII 三脚

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ベルグ III + エルデ 3065 の三脚セット

古くから趣味写真をなされている方々ならご存知だと思われます、ほぼ30年ほど前に発売となった アルカス ブランドの自由雲台+三脚セットです。
アルカス:ARUKASというブランドは逆さから読むと SAKURA:サクラ・・・さくらフィルム つまり、コニカによるワンクラス上を目指した自由雲台と三脚のセットです。

私見になりますが、コニカという会社はフロンティアスピリッツというか、新しい開発に先鞭をつけているような気がするのです。 ストロボ付カメラ、自動焦点カメラ、そしてワインダー一眼・・・と時代ごとに、新しいものを開発しています。

かといって、時代に逆らっても赤外フィルムやモノクロスライドのランタンフィルムなど必要なものを生産し、また写真屋さん必携の全金属製レコードカッターなど 「あなたの必要としているものは、コレではありませんか?」とユーザーに差し出す・・・コニカは、こういう姿勢の会社だったように いまは思えるのです。

さて、話は戻って・・・エルデ雲台は締付けとトルク調整の大小のノブが外観的特長、着脱式の円形ステージと締付けハンドルで固定も確実です。

ベルグ三脚は重量を無視したような凝った作りが特徴とされる高級三脚だった記憶があるのですが、現役時代の取引先問屋の主力扱い商品ではなかったこともあって、接する機会が無く、いま改めて操作してみると かなりの重量級・・・はたして

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レンズ交換式・・・ミノルタ A-2 LT

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ミノルタ A-2 LT

資料雑誌によると・・A型は、そのポッチャリした姿から「タンク」と呼ばれ、自分も年長の方からも「タンクって言うんゃ」と教え込まれ、妙に特徴を一言で言いえて、忘れたくても忘れられない。


さて、特徴はシチズン製レンズシャッターを載せているのですが、レンズの出っ張りを抑える方法として、シャッターを逆さまに組み込んだのです、結果レンズの出っ張りは抑えられたのですが、ボディ側が出っ張る事に・・・、レンズシャッターカメラなのにシャッター速度操作がボディ側でと、独特デザインのタンクが完成します。


機能的には光学枠付ファインダーに距離計連動の二重像合致式を組込み操作の利便性とデザイン性を達成しています。 開発当初からレンズ交換はある程度考えていたとも思えます。

A-2をレンズ交換式に直し標準を45mm2.8と大口径化すると同時に100mm4.8の望遠レンズを発売しています、 機構的に

ビハインドシャッターなので、レンズは全群交換式、取り付け径(マウント部)が小さいので大口径は無理なのと、ヘリコイドが標準用なので望遠時にはレンズ側もカムとヘリコイド仕掛けで動くという複雑な機構で、望遠を取り付けるのにコツというか慣れがいります、壊れていると思わないでください。


状態として50年を経た機械に新品なみのコンディション要求、精度要求される方はご容赦として、この時期だけに存在した「レンズ交換式タンク」を手軽に楽しみたい・・・の方にはオススメです。

2017年 6月20日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2017年 7月25日  売り切れました ありがとうございます。

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中央精機 バロン F

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中央精機 Baron - F

某国のビジネスパートナーから思い出したように届く Baron という折り畳みカメラ・・・中央精機より1953年~1955年にかけてクロームシックス , RI , RII ,J の4種類を発売したようですが、朝日ソノラマの国産カメラ図鑑には社名がバロンカメラワークスと紹介されている…途中で何かあったのかもしれない。

 

さて、その中央精機によるバロンに関して、手元には 前述の 「 図鑑」 以外何も資料が無く、
あくまで自分の想像ですが、きっと戦時中はそこそこの製造設備と人材でもって軍需製品の製造に関わっておられたはず、戦後平和産業として
カメラなどの光学機器を手掛け我が国の復興の力になられたと思うと、しみじみします。

 

今回、ご紹介のバロン-Fは何というか、各方面のウェブをチェックするのですが記述に無く 正体不明状態・・・。

 

ただ、唯一いつもお世話になってる camerapedia には次のように記されていました、

 

The Baron-F was announced in the December 1955 or January 1956 issues of various Japanese magazines. It is said that it was a version of the Baron-J with a bright-frame finder and perhaps zone-focusing. The shutter was announced as an  NKS-FB(B, 1–300) with PC synch post. The Baron-F perhaps corresponds to the new model announced in the January 1956 advertisement cited above it seems that it was never sold.

 

バロン-Jの後継機でブライトフレーム付のファインダーとした機種で、開発されたものの発売されなかった・・とあります。

 

でも、現に記述内容該当の実物が手元にありますから、量産試作機なのかもしれない・・・はたして?

 

2017年 6月 4日 ただいま整備中、お時間をいただきます。
2017年 6月19日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2019年 2月 吉日 売り切れました ありがとうございます。

 

 

 

 

 

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