ゼンマイ式の ラピッドシステム・・・フジカ ドライブ D1
フジカ ドライブ D1
絶対、メジャー的存在ではない、ラピッドシステムをコダックのインスタマチックシステムに逆らうようにして、フジフィルムは、ゼンマイ巻き上げ、ハーフサイズ、オートマニュアル露出兼用機で、オマケにセルフタイマー付き・・・とした、高級ハーフカメラを発売したのです。
チマチマした満艦飾機能の機械は文句なしに好きな性格から、この一風変わったフジカ ドライブ D1に興味を持ち続けたのは、ハーフカメラ全盛期に多感な時代を過ごした、カメラバカの自分だけかもしれない。
機構的に、基本は プログラムEEラピッドシステム・ハーフサイズカメラ、距離合わせは前玉回転目測式。 セレン式露出計が内臓されファインダー内に、シャッター速度と絞り値が
指針表示される情報集中ファインダーとしたまとめ方。
フィルム巻上げは前述のゼンマイ式で、最大15枚連続撮影可能、凝ったところでは鏡胴リングA位置でプログラムオート、A以外の絞り値に設定すると、鏡胴下部にある設定レバーでシャッター速度と絞りを任意に設定できるマニュアル操作となるのです。
進化したラピッドフィルムにはフィルム感度ノッチがあり、フィルムを入れるだけで自動感度セット、シャッター部にはセルフ機構は組み込まれていない関係で、ボディに力をためてレリーズするなど、ちょっと惹かれますよねぇ。
当時、価格的にも結構高かったようで、近所のK写真室でのアルバイト時に、お店の奥さんが「メーカーはエエなぁ、フジフィルムの看板のある店の数だけは絶対売れるんゃ・・こっちは一台ずつ売るんやから、ややこしい機械はキライゃ・・」って言ってたのを時々思い出す。
多分・・アチコチノのフジフィルム店会のお店がそうだったんだろうと思う、フジフィルムのコンパクト機関連で、簡単操作なのが多くなるのは、戦略的に・・・店番のオバさんが売りやすいものを形にして提供していたのではないかと・・・いまは思えるのです。
スペック的には次の要領、はたして・・・
レンズ:FUJINON 28mm/F2.8
サイズ:118×70×51mm
シャッター速度:B・1/8~1/300秒
重量:約535g
電池:セレン光電池
2017年 5月 5日 ただいま整備中 もうしばらくお待ちください。
2017年 5月 7日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 xxxxx円
2018年11月21日 売り切れました ありがとうございます。
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