あのツガミ製作所による・・・ツガミエイト
ツガミ製作所 ツガミ エイト 標準・広角・望遠セット。
無駄話をひとつ お付き合いください・・・自分がダブルエイトの8ミリに傾倒しかけたのはスーパー、シングルの高倍率ズームとフェード、オーバーラップやにレンズ交換、さらにこれでもかとワイプ機構を搭載した超高級8ミリが全盛の頃だった。
ガキの頃に よく親に連れられて見た三本立て映画の幕間のニュース映画の影響もあったのか、複雑そうなシネカメラを「ニッ・・」と 鍛え上げた笑顔で構える兵隊さんがカッコ良く見え、映画はともかく何かが心に刻まれたのかもしれない。
現役 若僧のころ 8ミリ好きのお客と話もはずみ小型映画という雑誌に感化され、某写真館のご隠居から「アルコテクニカがあるから 使うてみ・・」と借りたのが病みつきになるのです。
ツァイスのムビコンやボレックス存在を知るにつれ、集めては机の上に艦載機よろしく並べては
喜んでいた頃に、自分とは気の合わなかった意地悪上司が 「ツガミ」って8ミリがあってなぁ、カメラを構えるみたいにして写すんょ・・・と満面の笑顔で話して下さったのです。
それが、ツガミとの最初で最後の出会いで、資料雑誌では見かけるものの、大した記述も無くコピペでお茶を濁す感じの記事ばっかり、自分も名前を知ってから この45年間 一度も現物を見た事がないからかなり少ないのは間違いないようです。
ツァイスのムビコンは ただでさえ、不人気な機械だったと教えてもらっています、そのムビコンの模倣機を作る案にOKを出したツガミのご担当だった方に感謝の拍手を送りたい。
ツガミ・・・津上製作所って超精密旋盤など世界で活躍されてますから、戦時中は軍需に少なからず関係があったはず、戦後は平和産業として内政にもかかわって成長し、か・金があったのでしょう
・・・だったら、ツァイスを凌ぐ8ミリをツガミが・・・と野望を抱いたかもしれない。
レンズ交換は絶対条件、マルチシャッタースピード、一コマも欲しい、ボディは堅牢で・・と希望を全部盛り込んだ結果、見かけよりはかなりの重量級。
機能的には、先日ホームページ掲載のムビコンから露出系機構を省き、代わりにレンズ交換を追加した形になります、バヨネットマウントでのレンズ交換、ブライトフレーム式の広角、標準、望遠が組み込んであり、背面で切り換えが可能。 ムビコンに追いつき凌駕するものを目指して形にしているのは大したものです。
当機にはセットの標準と広角・望遠がセットで付属します、レンズ状態としては年代もありますから、ヨゴレなどは否めません、念のためにクリーニングをするのですが、小さくとも絞り機構などは他のレンズと同じですから、指も入らず手間は大変、出来る限りのクリーニングを致しました。
クラシック8ミリファンの方に・・・是非。
2017年 3月17日 整備完了しましたテストフィルムを入れ 動作確認後、カメラキッズホームページにて販売予定。
2017年 3月17日 全ての動作確認完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2023年 6月~7月 頃に売り切れております ありがとうございました。
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