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Baby Doris (Horizontal-format )

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プリンス カメラワークス製 ベビー ドリス

チマチマとした小さな機械は文句なしに好きで、ベビー何とか・・ なんて聞こえると、体が脳が勝手に「ぬるり・・」と動き出す。

ご存知の通り、あの戦争後カメラブームのなかセミ判のドリスが発売され、安定した市場を持っていたようで6X6判など姉妹機とそのバリエーションを展開していたようです。


結果、知名度のわりに数もあるのでしょう・・中古市場などで売れ残っているのを散見することとなるのです、それはそれで置いておきますが・・・


今回 ご案内の ベビードリスは戦前モデルで、我が国の折り畳みカメラ黎明期の機械です、手元の資料本によると1939年にプリンスカメラ社から発売されたとあり、資料本の掲載写真は実物が用意できなかったようで模型と紹介されていましたから、かなりの希少性がありそうです。


情報の同一確認のため、全日本クラシックカメラクラブさんの記述を参考にさせていただきました、それによると 次のように紹介されていました、


戦前に日本のプリンスカメラワークスから発売されたドリスというベスト半裁判カメラ。X型のストラットカメラで、ファインダーの形などはフォスデルビーを彷彿とさせるデザインをしているが、フォスデルビーのシャッターはフォーカルプレーンだが、こちらはエバーセット型のレンズシャッターでである。 これも珍品に入る。


どうなんでしょうねぇ・・年代もあり固着が気になります。

2017年 2月17日 ただいま整備中、動きますように・・・。
2017年 2月25日 整備・動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中 22260円





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Fotochrome

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Fotochrome フォトクローム


かなり特殊な外観・・・おそらく団塊世代の写真趣味の方はご存知なのでは と思います。

個人的な意見を述べる前に、ウェブ上の記事を駆け足でご紹介いたしますと、写したその場ですぐ写真が見られるというポラロイドカメラの登場は、まさに画期的と言う事で世界中に広まって行った、


その頃にアメリカのフォトクローム社によって依頼され日本のペトリが製造輸出(1965年)したのが”Fotochrome”であり、カートリッジフイルムを使用するインスタントカメラとして企画され、その米国はフォトクローム社のためにペトリが生産し輸出したものの実際には市販されなかったといわれる幻のカメラだったのです。

 


使用感材も特殊なものだったようで、それが原因でデッドストックとしフォトクローム社で眠っていたものが、何かの縁で里帰りしたものの、当然フィルムも無いとの事で、一部が120規格に改造され市場に出回った・・・との記述がありました。

 

ほとんどがコピペ記事のようで・・・同一の確認とならず、ひとつの意見といたしますが特定するにはどうなんでしょうか?

 


自分は30年ほど前に、このフォトクロームを何とか使おうとしていたS氏と話したことがあって、氏のおっしゃるに「フィルムは無いし、光学系にミラーがあるから写る写真は左右反対やし・・・拡散転写式フィルムなんて自製出来るはずないし・・・」と笑って・・

 


「あるカメラ雑誌に引き伸ばしの焼き付け現像を、ポラロイドバックをイ-ゼルとして直接プリントを作る・・・なんてことが紹介されててなぁ、それで思いついたのがフィルムの代わりに印画紙を入れて写し現像するとネガのような陰画プリントが出来る、それをネガに見立てて乳剤面どうし合わせてベタ焼きして現像するんゃ、反転焼き付けになるから左右正像の陽画が出来るんゃ・・白黒やけど」と照れくさそうにしておられたのを思い出す。

 


話は変わって、フォトクロームは公的に市場には出なかったのかもしれませんが、オークションなどで次のような形でフィルムが出品されていますから、実際はどうだったのか今となっては良く分かりません。

 

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写真から推察するにカセット状のフィルムで複数の撮影が出来たと思われますが、カメラの機構上写してすぐプリントが取り出せるわけでなく、ローラーがあるわけでなく、どうして現像処理したのか、
本当にインスタントカメラとして完成していたのだろうか・・・自分には一番の謎? 上の写真では撮影後のフィルムをラボに送って仕上げる・・となっていますけど・・・( 昔はフジもコダックも そうだったですねぇ )。

 


また、老舗の某中古カメラ屋の親爺が「専用の120フィルム改造キットがあった・・」 と明言されていたから、そうだったんだろう、関係の方でご存知の方がおられたら…ご教示をお願い致します。

 

2017年 2月12日 ただいま清掃・動作確認、整備の要否検討中、しばらくお待ちください。
2017年 3月  7日 清掃 及び各部動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2020年11月14日 売り切れました いつも ありがとうございます。

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開放測光・新デザインの・・・SMCタクマー55mm2

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国内ではまず見掛けない・・・新SMCタクマー 55mm2

            
ペンタックスはもちろん各社とも市場の活性化に合わせ、量産体制を整え、価格競争の始まる頃・・・ペンタックスは1959年に自動絞り機構のS2を発表、価格戦略的なこともあり、レバーをセットすると絞りが開放になる半自動絞りのオートタクマー55mm2を標準セットとして市場に出したのです。

低価格でコンパクト、優秀なレンズと評価され、その後マイナーチェンジされたS2スーパーには5群6枚のレンズ構成そのまま完全自動絞りとなったスーパータクマー55mm2として再登場しています。
 

      


国内では55mm1.8が主力となり姿を消した55mm2は輸出モデルの高性能標準レンズとして生産を続け、全盛期を支えたロングセラーであった事は間違いない様です、またネット上で放射能レンズとも揶揄され、話題の多いレンズのひとつになるかと思います。 レンズ製造過程において硝材に含まれる添加物から微量の放射線が出るのだと思いますが、海外のウェブサイトやシャッターバグなどのマニア雑誌によると当時は他にもいくつか存在したようです。

自分ごとで恐縮ですが、名盤の 1:2/55 の箇所だけが黄色になっているのです、レバーセット式はそうではありませんから、何か特別な理由でも・・・と若造の頃、旭光学の営業の方に尋ねた返事が 『ただ、何となく・・じゃあないですか』 と調べもせずに切り返され「このやろう・・」と不愉快な記憶となったレンズでもあるのです。

名盤ロゴの 黄色文字の訳は 知る人ぞ知る事・・・として分からないまま生きて来たのです。

話をもどして、放射能レンズですが、SVが中学時代からの愛機として今まで共に過ごし、その間にレンズのせいで 癌や白血病になった人がいるとも聞きませんから、まぁ健康に影響しない程度なのでしょう。 当レンズは、ご存知のように、1960年頃から1970年近くまで、目立つ変更が加える必要の無かった安定した品質、定番中の定番標準レンズの完成です。

先月
末、旅行に出かけるという 某ビジネスパートナーから「 you might love these..」 てなメール後に 頼んでいたスタッフ類とともに 9003_2届いた中に、輸出専用だったと思われる 新SMCタクマー55mm2 が含まれていました、もちろん開放測光M42マウントです。


ご存知の通り 見慣れた 50mm1.4や55mm1.8は別段 ドウと言う事は無いのですが、55mm2は個人的にも興味を持ったレンズですし、輸出オンリーというのは 子供みたいで申し訳ありませんが すごくうれしい・・・はたして。

2017年 2月 5日 ただいまレンズクリーニング、絞り機構整備中。
2017年 2月17日 各部整備動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2019年 1月20日 売り切れました、いつも ありがとうございます。

 

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山形機械工業製・・・Semi Oscon

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山形機械工業製 とされる セミ オスコン

手元の国産カメラ図鑑(朝日ソノラマ社 )によると・・・スポーツファインダー付き、自動巻止め。 しっかりした仕上げのボディ。 山形機械は日本光学の下請けをしていたメーカーである・・・と 記述されているのですが、レンズはToko ですょ・・・本当ですかねぇ? あのアサヒですからねぇ またよく調べもせずに記事にしているんだろう。


自分は 随分まえ・・折り畳みカメラが見向きもされない頃、某コレクター氏から Toko レンズを載せてるのは東京光学に何らかの繋がりがあるんゃで、と 何かのついでに話してもらった記憶がある。

念のためと思って、いつもの camerapedia によると次のように紹介されていました


Semi Oscon は、1953年と1954年に大沢商会によって配布された日本の4.5×6 フォーマットの折りたたみカメラです。 東京 機械学会所属の山形機械によって制作されたと言われています。


また、このカメラは、1953年頃にに大沢商会によって 東京工業大学( 東京光学のこと?)の Primoflex 、Topcon 35カメラと一緒に広告されたようなのですが、 この広告は、Semi Osconがこの会社によって作られたことをあいまいに示唆しており、山形は言及していないものの、「日本の光世界を代表する東京大学( 東京光学のこと?)の応用カメラ」などの記述もあったらしい・・。


最後に・・・これは明らかに意図的なものです。東京光学は評判の高い会社でしたが、山形機械は事実上知られていませんでした、とありますから・・どうなんだろう。

自分としても、実物を目にしたのは初めてで、シュー部の折畳みフレームファインダーに一目惚れ、久しぶりに 「欲しいぃぃ・・」と思って無理矢理というか拝みたおして入手したものです・・・はたして?

2017年 2月 1日 希少なのは間違いないようで、整備を検討中、また正体も気になります、お時間をいただきます。

2017年 6月 8日 整備完了、でも動きはそれなり、珍しいのは珍しいのですが・・・カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2017年 6月16日 売り切れました ありがとうございます。

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