Fotochrome
Fotochrome フォトクローム
かなり特殊な外観・・・おそらく団塊世代の写真趣味の方はご存知なのでは と思います。
個人的な意見を述べる前に、ウェブ上の記事を駆け足でご紹介いたしますと、写したその場ですぐ写真が見られるというポラロイドカメラの登場は、まさに画期的と言う事で世界中に広まって行った、
その頃にアメリカのフォトクローム社によって依頼され日本のペトリが製造輸出(1965年)したのが”Fotochrome”であり、カートリッジフイルムを使用するインスタントカメラとして企画され、その米国はフォトクローム社のためにペトリが生産し輸出したものの実際には市販されなかったといわれる幻のカメラだったのです。
使用感材も特殊なものだったようで、それが原因でデッドストックとしフォトクローム社で眠っていたものが、何かの縁で里帰りしたものの、当然フィルムも無いとの事で、一部が120規格に改造され市場に出回った・・・との記述がありました。
ほとんどがコピペ記事のようで・・・同一の確認とならず、ひとつの意見といたしますが特定するにはどうなんでしょうか?
自分は30年ほど前に、このフォトクロームを何とか使おうとしていたS氏と話したことがあって、氏のおっしゃるに「フィルムは無いし、光学系にミラーがあるから写る写真は左右反対やし・・・拡散転写式フィルムなんて自製出来るはずないし・・・」と笑って・・
「あるカメラ雑誌に引き伸ばしの焼き付け現像を、ポラロイドバックをイ-ゼルとして直接プリントを作る・・・なんてことが紹介されててなぁ、それで思いついたのがフィルムの代わりに印画紙を入れて写し現像するとネガのような陰画プリントが出来る、それをネガに見立てて乳剤面どうし合わせてベタ焼きして現像するんゃ、反転焼き付けになるから左右正像の陽画が出来るんゃ・・白黒やけど」と照れくさそうにしておられたのを思い出す。
話は変わって、フォトクロームは公的に市場には出なかったのかもしれませんが、オークションなどで次のような形でフィルムが出品されていますから、実際はどうだったのか今となっては良く分かりません。
写真から推察するにカセット状のフィルムで複数の撮影が出来たと思われますが、カメラの機構上写してすぐプリントが取り出せるわけでなく、ローラーがあるわけでなく、どうして現像処理したのか、本当にインスタントカメラとして完成していたのだろうか・・・自分には一番の謎? 上の写真では撮影後のフィルムをラボに送って仕上げる・・となっていますけど・・・( 昔はフジもコダックも そうだったですねぇ )。
また、老舗の某中古カメラ屋の親爺が「専用の120フィルム改造キットがあった・・」 と明言されていたから、そうだったんだろう、関係の方でご存知の方がおられたら…ご教示をお願い致します。
2017年 2月12日 ただいま清掃・動作確認、整備の要否検討中、しばらくお待ちください。
2017年 3月 7日 清掃 及び各部動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円
2020年11月14日 売り切れました いつも ありがとうございます。
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