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ライカ III f レッドダイヤル

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日独露 合体・・・III f レッドダイヤル+近接ニッコール黒帯+ターレットファインダー

1950年ライカはフォーカルプレンシャッターにシンクロを 組み込んだIII fを発表、営業・報道カメラマン専用だったフラッシュ撮影が家族写真までに普及するにおよび、富裕層を対象にした機械工芸品ともいえる見事な仕上げのライ カ III fは時代にフィットしてライツ社のベストセラーに・・・世界中にライカサイズとして35mmカメラの市場を作ったのです。

機構的にシンクロの採用と同時にシャッター機構も改良されます、 III f には、 2種類のシャッターがあり  T.1.2.4.10.15.20.B.30.40.60.100. 200.500.1000 の前期型・・これは前モデルのIII c と同じです。 一方後期型T.2.5.10.15.B.25.50.75.100.200.500.1000 となり、区別のためでしょうかコンタクトナンバーが赤文字印刷されたのでIII f レッドシンクロと呼ばれています。

この時代は中判カメラが市場を占め、小型カメラで引伸ばし高画質の画質を目指しライツが作ったカメラは、緻密でコンパクト、引き伸ばしに耐ええる高性能レンズなど「扱う楽しさ・・持つ満足感・・」と世界中の富裕層の方々のステータスとして認められることになります。

結果・・各国各社が競い合うように高性能機材の開発に鎬を削った そんな時代、

前ユーザーは自分なりの拘りで組み合わせを楽しまれたようです、

緻密さ精度を機械として完成させたIII f ボディに画質のシャープさには定評のある、報道ご用達の黒帯近接ニッコール50mmと5種類の焦点距離(28・35・50・85・135)を持つ 視認性のいい ロシアン ターレットファインダーとしておられたようです


今すべてがデジタル化され、誰がどう撮っても失敗無く写ってしまう面白みの無いデジカメではなく、フィルムを入れるだけで一苦労、露出を決め、フィルムを巻上げ、小さなファインダー 接眼部から被写体を確認して絵にするのです。 

写す方の熟練度・・つまり個人個人の性能の差が絵の違いになるのです、これは楽しみとして奥深く、分かるにつれて面白くなるはず・・・。

状態として、滑らかな動作をしていますが、時代もあります、念のためシャッター機構、距離計など整備を検討中・・・。

2016年 6月18日 レンズを含め一通りの整備検討中、しばらくお待ちください。
2016年 7月30日 整備完了・・・ご希望により次の内容にてカメラキッズホームページ掲載中。

近接ニッコール50mm2 黒帯  ニッカ IIIS とのセット販売 40740円

ライカ IIIf レッドダイヤル セルフ付ボディ            XXXXX 円
2016年 8月12日 売り切れました、いつも ありがとうございます。

ロシア製 28・35・50・85・135mm ターレットファインダー   XXXXX 円
2016年 7月31日 ブログ更新中に売り切れました、いつもありがとうございます。


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ダースト デュカ

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ダースト デュカ

イタリアのダースト社(Durst Phototechnik S.p.A.)は、1936年にダースト兄弟(Julius & Gilbert Durst)によって設立された写真機器メーカーです。

 


世界的な知名度を得たのはフィルム時代の高性能引き伸ばし機ダーストによるところが多いと思われます、ほぼ40年前でしょうか、日本では旭光学工業株式会社が代理店となり、アサヒダーストのブランド名で国内販売していたことは、ご年配の写真愛好家の方、また ご自分でファインプリントを製作されていた方でしたら、良くご存じのことでしょう。

 

 

さて、ダースト社は第二次世界大前後に、少数のスチルカメラを製造したことがあり、6X6判のダースト66(Durst66,1956)や 35mm判カメラとしては世界で唯一の空気流量制御方式による絞り優先AE方式としたダーストオートマティカ・・・これは過去にホームページやフォトブランカでも紹介したこともあり ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

 


今回はシネ型と申しますか、縦型スタイルのビギナーカメラとして5色がのカラーバリエーションが展開されたとされる Duca :デュカ のご紹介です。

 

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スペック的には前玉回転式目測式距離合わせ、短玉レンズ搭載、シャッターはP(バルブの事)と1/30 、絞りは f:8 固定とオモチャに近いのですが、鉄板プレスのタフな作りは なかなかのもの・・・。

 


特徴は使用フィルムがラピッド規格です・・・いつもの camerapedia の記述によると1946年となっています・・・あの戦争直後ですよ、

 

自分は1965年頃にコダックのインスタマチックと同時期に新発売された新規格だと信じていたのに、意外と歴史があるようで、記述を信用しますと、すでに独欧国では戦前からラピッド規格に相当するものは存在していたと思われます。

 


2016年 7月25日 各動作など点検中、動けば面白いのですが・・・はたして
2016年 8月 2日 シンプルな構造と 想像以上のタフなフルメタルに ある意味 驚きました、整備完了

2017年 4月頃に・・・売り切れました、ありがとうございます。
            

 

 

 

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IRWIN CORP DUAL Reflex

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IRWIN CORP DUAL Reflex

 

また、初めて見る機械が届く・・・

 

我がビジネスパートナーは やけくそ なんだろうか、このところ マイナーな機械が目立つ。

 

鉄板プレスシートとベークライトフレームを組み上げた二眼レフ・・・127規格でベスト半裁の3X4cmフォーマット。

 


スペック的にはT(タイム・・Bのこと)とI(インスタント・・・1/60 )の2速シャッター、絞りは丸穴式で7.7 11 16 22 の 4種類、固定焦点のレンズと、トイカメラ同様なのですが、折り畳みピントフードはアイレベルとウェストレベル兼用で、殊の外 楽しめるというか 良く出来ていているように思ってしまう・・・

 


検索サイトでググってみれば簡単にヒットするだろうと思ったのですが、一切 ヒットせず・・・今のところ正体不明?

 

はたして・・・

 


2016年 7月19日 ただいま整備中、もうしばらくお待ちください。
2016年 7月22日 各動作一通りの整備済み、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2016年 7月24日  意外と早くに 売り切れてしまいました  ありがとうございます。

 

 

 

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Haco 35-S

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Ricoh :リコーではありませんぞ・・・Haco:ハコ 35-S

「 何ゃこれ・・・、リコーや思ったら・・」と修理のオジさんが言うから、珍しいのでしょう。 自分としては、特にレアなカメラや高級機に付加価値をつけるために集めているわけではないのです。

買い取り出張や、仕事を離れた寄り道など、思いがけないところで出会う未知の機械は、やはり何かの縁があるような気がして、非力ながら 光をあててやりたく、ご紹介している次第です。

HACOのブランドは国内ではほとんど目にしませんが、欧米のカメラショーやフリマでは時々目にします、カメラはもちろん 三脚なども見たことがあるので、写真機材関係を扱っていた代理店だったと思われます。

HACOブランドで検索すればそれなりの記事にヒットする筈なので、ご興味をお持ちの方はその方面をお調べいただければと思います。

東郷堂カメラがOEM供給したとされ、フジタシックスもOEM供給したようですし、4X4判の二眼レフなど 代理店のほうでビジネスにかなう物件を扱い、カメラメーカーを特定したわけでは無かったようです。

ご紹介の HACO 35-S は距離計連動式レンズシャッター機で富岡の4.5cm2.8 ローザを1~1/500のコパルMXVシャッターにマウントして載せていますから、結構上級機の位置づけだったのかもしれません。

外観的特徴となる巻き戻しレバー位置はM3を意識したのかも、また巻上げレバーにシリアルを入れるなんて他に例が無く、
東郷堂の製品と言われるにしては、おもむき/まとめ方に違いがあるのです。

はたして・・・・

2016年 7月 7日 ただいま動作確認中。

2016年 7月15日 動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2016年 7月15日 売り切れました ありがとうございます。

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アトム シックス-II

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ATOM SIX-II  アトム シックス-II 型

ちょっと ボヤキをひとつ・・・ビジネスパートナーからのオファーリスト中からとりあえず好物件をピックアップし、あとは状態を詳しく確かめないと、相手によりますが 売り手がカメラに詳しいとは限らず、確認も精度ともかく動けば 「エクセレントプラス・・・ワーキング オーダー・・」の返事は当たり前で、このところ 届く現物は ホコリとネバリで「 わやくちゃ・・」ですわ


また、過日はキレイなアトムがあるけど・・このチャンスを・・8145 なんて調子のいいメールで、心を揺さぶられ、アレコレ仕事の段取りもあって、ボーツとしてたんでしょう、「..could send it with other items ordered...」と返送し届いたアトムが右の写真。


一見キレイに見えますが、折り畳みの要(かなめ)のタスキを固定している金具が割れて外れていました、日本国内の通販同様の返品も可能とはいえ、送料もそれなり、また確実に返金が保証されている筈もなく・・・結果、不本意ながら自己責任で 「しゃあ~ないなぁ・・」と諦めるしかないのです。


そんなこんなで悶々と過ごしていたのですが、サルベージ関係の方から回収カメラをまとめてとのお話をいただき、和製アトム?のATOM SIX-II を何かの縁にひかれるように入手、

修理のオジさんから 「 アトム があるんやったら ガロン もあるかもナ・・・」 と慰めの一言をいただきました。

はたして・・・アトムシックス II とは

2016年 7月 4日 ただいま状態確認中・・・。
2016年 7月23日 次写真右側のあのウェルミーで知られる大成光機製とされるマウントシックスⅢ(未整備)とのセット販売を検討中、もうしばらくお待ちください。

81732016年 7月24日 動作確認完了 カメラキッズホームページ にて販売中 XXXX円。

2016年 8月 1日 売り切れました いつもありがとうございます。





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ELEGA-35

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ELEGA-35

 

世の中って・・何でもありな気がする。 ふとした買取商談中に「エレガ-35、これってロータリーシャッターらしいんょ、保管中に動かなくなってなぁ、これもこの状態で・・・」 と まとめての商談成立。

 

事務所に戻り、いつもどうりアレコレと仕分け・整理中に、「これ、ロータリー式シャッターって・・ホンマ」と修理のオジさんに尋ねるとはなしに聞くと、ツボにはまったのか「なにい・・」と作業中の手を止め、しばらくさわりながら検索サイトをチェックしては「・・・」だった。

 

ロータリーシャッターとしている記事あるし、シャッター幕交換済みの記事もあるけど、何処にシャッター幕があるんや? どこがロータリーなんゃ? お前、どない思う・・・と手渡された。

 

しみじみ眺め、どう判断してもレンズシャッター機にしか見えへんなぁ、レンズ群の後ろにシャッター機構があるから、レンズ交換も視野に入れたんやろなぁ・・とおずおず答えると、珍しく意見が合って・・・

 

そうやろ・・・レンズシャッターや、 でもなぁ、ローライ35みたいにシャッター機構を平たく広げ、オートマット(フィルム送りの巻上げと連動してシャッターセットをする)のためボディにシャッターを入れたんやろう、と思うねん。 どこがロータリーゃ・・・の一言。

 

同一の確認をしようにも資料・ウェブ記述が少なく、頼りの camerapedia , Flicr でも思う記述にヒットしない、ビジネスパートナーも sorry can't help it とにべもない・・・多分国内だけに少数が流通したのだと思われます。


また、年長のコレクターから、「学生時代、中学頃のクラブで友達が持っていた、それ以後見
たことがない。 スペック的にはそれほどでもなかった気がする、でも非常に珍しい筈、確か京都のカメラメーカーだったと記憶している、懐かしくて・・」と
連絡いただきました、ありがとうございます。

    

ウェブ記述によると、右写真のLOOK
といわれる距離計連動機から派生した機械とされ、複雑さを省いて廉価機とした・・とあります。 話が変わりますがカメラコレクターズニュースという機関紙
を発行されてた粟野氏が詳しく記事にされているらしいのですが、自分も 30年の間に2,3度話した程度で
、正直 今となってはよく分かりません。 ご興味をお持ちの方はその方面をお調べいただければと思います。

 



ライカスタンダードの端正な姿をコピー、レンズシャッターを意識させず、巻上げと連動するオートマット・・・・エレガントな佇まい、だからエレガ 35 って名付けたのかなぁ と この記事を書きながら ふと思った。
      


2016年 7月 2日 ただいま整備を検討中、しばらくお待ちください。

2017年 7月 3日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2017年 7月 5日 売り切れました ありがとうございます。

 

お客様より情報をいただきました ありがとうございます

Elega

 

 

 

 

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アルチフレックス II 型

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アルチフレックス II 型

「 've got Altiflex...u...interest...」 と聞こえたような気がして、頭の中は「何、それ・・」と突然の戦闘状態、 つい10年ほど前は Fax と電話で ビジネスパートナー間との情報交換 意思疎通を図っていた気がする、このところほとんどメール中心で、活字に慣らされているのか、某国の英語は早口で、電話だけではホント分かりにくい・・・、

何度か聞きなおすうちに、アルティックス製二眼レフ:アルチフレックスの II 型らしいものがある・・・どう? だったので、パートナーからのオファーは断ると後日のビジネスに影響するので、無茶な値段でない限り・・・「Why not 'll take it and give some picture just in case OK」 と言って届いた II 型です。

届くまでの間に、下調べをしてみると パートナーの言う 「レア なモデルなんだ!」は、まんざら嘘ではないようです。

はたして
アルチフレックス II 型とは・・・

2016年 7月 1日 今日は僕の誕生日、ゆっくり楽しんでみます・・・動けばいいのですが。

2017年 1月18日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2017年 3月28日 売り切れました いつもありがとうございます。

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