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キヤノン フラッシュユニット B-III

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キヤノン フラッシュユニット B-III

キヤノンらしさ満開のフラッシュ ユニット B-III・・・カメラキッズでは4-5年前に2度ほどシンクロ機構の無いレンジファインダー機 キヤノン II-D 型とセットでご紹介していますので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

フラッシュユニット B-III ということは、いまホームページ掲載中のB-I 型の後継機で、B-I があるならB-II もある筈とググってみますと・・ありました・・・次の写真がB-II 型。

8135 I 型とは外観的にあまり変わらないようにも思えますが、現物を確認したわけではないので、あくまで個人の経験からの推察であると思っていただきますようお願いします。

さて、III 型になって開発された積層電池を採用されたようで、グリップ型の電池室を省き、フラッシュユニット本体に22.5Vの積層電池とキャパシター(電気を蓄える装置:蓄電器)を収めることで小型化を達成したようです。

シンクロ機構の無いカメラに対応し、従来型に比べ、大幅に小型軽量化されたのだから、さぞかし売れたのだろうと思うのですが、対応機がキヤノンの特定機に限定され、操作ともかく確実性に ? があったのか、売れなかったと思われ、自分の行動範囲では ほとんど見かけることがありません。

営業的にはスベったのかもしれませんが、自分にとっては クラシックなデザインとキヤノンらしいまとめ方に一目惚れ状態だったと思っています、アセアセと対応機種を探しては・・・ご紹介している次第です。

はたして・・・

2016年 6月30日 ただいま整理中・・しばらくお時間をいただきます。
2016年 7月 1日 変倍ファインダーと感度メモリー付ノブの II D 型とのセットで販売予定・・・もうしばらくお待ちください。
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2016年 7月 1日 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2016年11月 4日 売り切れました ありがとうございます。

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ペリフレックス I 型

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コーフィールド ペリフレックス 1型

特徴のあるデザインの初期型・・・過日ご案内差し上げた記憶があるのですが、ブログ履歴に記録が無く・・・改めてのご案内、

潜水艦の潜望鏡:periscope (ペリスコープ) のような昇降式のミラーを搭載したところからぺリフレックスと名付けられたようです、ウィキペディアによると、イギリス政府は軍用としてのライカがあの戦 争の影響で輸入がストップ、そこで軍需にこたえるため民間人が持っていたライカのボディが供出され、残ったライカレンズを活かすべく考えだされたのがペリ フレックスである・・と、

本当ですかねぇ・・ぺリフレックス1型は1953年発売ですょ 雑誌記述を正しいとすると戦争は終わってると思うけど・・・ともかく個人主義思想国の方が、まして非常に高価だったライカを手放すとも思えませんが、 ある一部の政府の お大臣か、政府関連組織の重役クラスの方々が仕方なく 提供された美談に尾ヒレがついたのではないかと自分は思うのです。 


また、一説に設計者のコーフィールド氏は
独自のアイデア・夢を形にするため趣味的にガレージ工房的にカメラ作りを始めた・・との説もありますから、諸説 ふくらまされているだけで まんざら嘘ではないと思いたい。


機構的にはボディ内部に前述の焦点板付き昇降式ミラーを内蔵そこに結像した画像をレンズで拡大してピントを見るのです。言い方を変えれば1眼レフと同じ考 え方です。ライカマウントですから、ミラーの邪魔にならなければ、全てのレンズでピント合わせが出来ることになります・・・


1970a テレエルマーやキヤノン・ニコン等のレンズを通した実像が見れ、これは便利といいたいのですが、ミラーの大きさが大きさですから・・・見えるのは中心部だけ、しかも小さく左右反対ですから、決して実用的ではないのです。

当機は昇降ミラーを手動操作する1型です、フィルム巻上げと連動するわけではなく、手動セット式フォーカルプレーンシャッターとでもいいますか、不便きまわりない機械で、壊れている・・・と思いこまれないように お願い致しておきます。


右上写真の2型 以降の後継機は巻上げと連動する自動昇降ミラーとなっています。 初期型と比べ非常に便利な機能ではあるのですが、見え方が変るわけではありません、シャッター機構も低速ではスローギアが無く、力を溜める事ができません、例えが変ですがレン ズシャッター式ハッセルのバックシャッター同様にそれなりのコツがいります、慣れてしまえば「どぅ・・」という事はないのですが・・・。


スペック的に低くとも 初期型はデザイン的な事もあるのでしょうか 妙に根強い人気があります。

2016年 6月25日 ただいま整備中、完成後各機能動作確認 ホームページ掲載予定。
2016年 6月26日 整備後一日寝かし動作確認完了 カメラキッズホームぺージにて販売中 XXXXX円

2016年 6月27日 売り切れました いつも ありがとうございます。

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ミノルタ オートコード L

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ミノルタ オートコード L

ミノルタの二眼レフの歴史を駆け足で申しますと・・・ローライを目指し完成度の高さを衒うようにローライフレックスの ネーミングを意識したミノルタフレックス・・・設計・加工・組立に満を侍したIII型、ひょうたん型のシャッターカバー、B-1/500のSEIKO ラ ピッドシャッター、シャッター・絞りの表示窓に当時のステータスだったフィルム送りの自動巻き止め、さらにロッコール75mm3.5を搭載するなどな ど・・・当時の高級機だったのです。

ミノルタフレックスは III 型まで展開され、この後に普及モデルの位置づけだったミノルタコードに改良を加えた、振り子式の距離操作が人気を獲得し、以降は同距離調節機構を踏襲した後継機オートコードが登場し姉妹機・バリエーションが展開されたのはご存知の通りです。

優れたロッコールレンズが売りのオートコードはフィルムの平面性とピント調整の滑らかさにこだわりがあったのでしょう。 通常二眼レフのピント合わせは ローライ式のノブによる前板繰り出し式がほとんどですが、オートコードはヘリコイドレバー直進式の繰り出し形式とした、俗に言う振り子式焦点合わせを採 用。

またフィルムの巻き癖を極力抑えるため、従来の下のフィルム室から上のフィルム室に送る方法ではフィルムが90度に折り曲げられフィルムの平面性が不安定 になるという欠点があり、ミノルタの二眼レフは1955年に発売された「ミノルタコードオートマット」より、フィルムの巻取りを上から下へ送るようにして この問題を少しでも軽減するなどの特徴があります。

ミノルタのオリジナリティと思いたいのですが・・・でも、1950年に登場しているチェコスロバキアのフレクサレット III 型は、すでにヘリコイドレバーによる直進式の振り子式焦点合わせとなっており、裏蓋のヒンジやロック方式と合わせて5年前に完成させていますから、多 分・・・ミノルタはフレクサレットを参考にしたと思われます。

1955年に登場したオートコード系はその完成度の高さとレンズの優秀性から現在でも愛用者が多いといわれます。

当機はミノルタの名盤部分にセレン受光体を配置し、フラップ式のカバーでシンプルにまとめ上げるところは・・・いいなぁ と個人的には思うのです。

キレイな外観ではあるのですが、低速ネバリなど、はたして・・・。

2016年 6月20日 整備を検討中、しばらくお待ちください。
2016年 7月23日 整備完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2016年8月 1日 売り切れました いつも ありがとうございます。



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フランスのエスプリ…フォカ スポーツ

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フォカ スポーツ

FOCA:フォカ・・・って ほとんど馴染みの無いブランドだと思うのですが、ライカが牽引するようにしてクラシックカメラに人気が集まり、あの競い合うようなクラシックカメラブームの時に 「ライカコピー」 なるジャンルが出来上がるにつれて知名度を上げ、一時は「ま、まさか・・・」 と言った時期もあったのです。 

雑誌などでも断片的に取り上げられる程度、ライカやニコンの様に系統立てた雑誌が怒涛のように出版されるわけでなく、関心度が低いのは仕方がない事なので しょう。 手元のFOCA HISTORICA 誌によるとかなりの種類とバリエーションを展開していったようです。

1945年にフランスのルヴァロワ光学精機社から Foca PF2が発売される、 1938年に設計されたが第二次世界大戦で発売が遅れたともいわれご興味をお持ちの方はその方面をお調べいただければと思います。

フォカ独自のスクリューマウントをはじめ独自のバヨネットマウント式のレンズ交換式レンジファインダー機を展開しつつ、幅広い市場を狙ってフォカスポーツというレンズシャッター機を発売・・・1955年から1962年の間にほぼ10種類近くの姉妹機を展開しています。

まぁ、一般的なレンズシャッター機ではありますが、アルミの表面処理が見事で、ピカピカ・・・フランス一流のプライドと申しますかエスプリ(フランス魂)とかいうフランス流のまとめ方なのかも・・・?

はたして、フォカスポーツとは・・・

2016年 6月16日 整備を検討中、しばらくお待ちください。
2016年 6月18日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。

2016年 6月19日 売り切れました いつも ありがとうございます。



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ツァイス・コン イコフレックス IIa オプトン・テッサー75mm3.5

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ツァイス・コン イコフレックス IIa(855/16) オプトン・テッサー75mm3.5

コンタックスが明らかにライカの対抗機として企画されたものであるのと同様、二眼レフとして1935年登場のイコフレックスも 1929年に発売されて大成功を収めたローライフレックスの後を追ったものである。 初めはローライの特許に抵触するのを避けて独自の設計を採っていた が、ローライの特許が切れるに従ってローライに近づいていったことは否定できない。【I.C.S.PRICE GUIDE 2000 ツァイス イコン特集より抜粋】

                         
二眼レフに関して、面としての完成度を持つローライに対抗するには、ツァイス・イコンはローライの特許に触れないようフィルムの装填方法や横送りとした独自な構造とデザイン的なまとめ方など、点としての長所をセールスポイントにするしかなかったのでしょう。

戦前戦後を通じて12モデルが製造され、当 IIa 型はスペックをみると基本的に戦後の II 型と同様に思える、ただ 撮影レンズだけを取り囲むようなハウジングカバーが付けられ、絞り・シャッターの操作と連動した数値表示窓がレンズの左右に設けられ、その後、絞り値とシャッター速度が一つの窓にまとめられ ビューレンズ上部に移されてIIA型となるにつれ、徐々にローライに近づいて いったのです。       

 
何としても 帝国 ツァイスの面子にこだわってデザインを考えたようですが、落ち着くところローライフレックス風の佇まいとなっていったと思われます、ツァイスは悔しかっただろうなぁ・・・。


思い付きのアイデアのようにも思える、数も少なく、試行錯誤が形になっている時代の機械ではあるのですが、堅牢さはツァイス一流、手軽な値段で楽しめますょ。

ただいま整備中、もうしばらくお待ちください。

2016年 6月12日 整備完成後カメラキッズホームページにて販売予定。
2016年 6月17日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 18690円 

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音羽工機製作所 Middl-120

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音羽工機製作所 Middl-120  ミドル-120

また、初めて聞く機械が届く・・・鉄板プレスシートとダイキャストフレームを組み上げた、ツァイスのネッター風のボディに OTOWA KOKI(音羽工機)のロゴの次に裏蓋にはMiddl-120(ミドル-120) の機種名が型押しされ SERITER Anastigmat 75mm3.5のレンズがB.1.2.5.10.25.50.100.200 の大陸式シャッターにマウントされている・・・。


我が某ビジネスパートナーもイコンタ系はこのところ金にならないのか、マイナーな
機械を探しては「you might love this one and・・・」なんて調子のいいメールを送ってくる


絶対・・・カモにされていると思うのですが、オファー品をある程度買い続けないと珍しいものは他に流されるし・・・。


ボヤキになりますが、一時期特定アジアの某C国が好物件を買いまくる時期があって、円安も進んで太刀打ちかなわず、整備して売るたびに損になるという・・・トホホ状態が続いたのです。


話を戻して、年長のコレクター氏から1950~1953年にかけて音羽工機製作所が製造し、みずの写真機店(東京都大東区稲荷町)が販売したとされ、レンズはセンタート75mm3.5、シャッターはN・K・S製となっている。


120-A、120-Z とした機種も紹介されているけどB・・、C・・は無く A と Z の2種類だけと思われる・・などなど情報をいただきました、ありがとうございます。


あの頃のカメラはほとんどが輸出だったと思われます 自分事で恐縮ですが、ガキの時代、親も生活するのに精いっぱい、扉を開けると すぐ四畳半一間の長屋暮らしをかすかに覚えている・・・。

あの貧しい時代ですよ、カメラの国内内需なんて無いに等しい、輸入国の欧米には自分の知らないブランドの日本製機械が相当量眠っているように思のです。


でもデジタル主流のいま、中古フィルムカメラを扱う店舗が各国で無くなりつつあり、週末に各地で開かれるショーというかフリマで見つける事になるので、気の合う方を見つけ、ビジネスパートナーとして交流しているのです。


さて、届いた
ミドル-120系の状態は、カビだらけのレンズと使いなずんだ外観、年代を鑑みるに・・・60年前ですから 仕方がないか、

さて、音羽工機製作所 Middl-120 とは・・・

2016年 6月 5日 整備を検討中 もうしばらくお待ちください。

2016年 6月 6日 シャッター機構の整備完了、折り畳みなど各機能の動作確認後、 次写真の Middl-120 と
              Middl
120-Aのセットにて販売予定、もうしばらくお待ちください。
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2016年 6月 6日 動作確認を済ませました カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2016年 6月 6日 ブログ変更記事作成中に売り切れました いつもありがとうございます。

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ゼニットフォトスナイパー 

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ゼニットフォトスナイパー 


何気なく手にした娯楽雑誌のロシア製フォトスナイパーの記事に誘われるように、ミリタリー好きな性格も手伝って、このフォトスナイパーを探し回る事になる・・・

随分前・・多分15年は前に、ビエナ(ウィーンの事)のLeica Shop というお店でコテコテの金属ケースに納まった、スナイパーを見たことがある、TTL式に対応しジャックソケット付の専用ボディに連動する・・・とか言った説明を受けた。 その後、このスナイパー系は過去に左下の状態で 3度ご紹介していますので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません

5449a はたして、ロシアのスパイが本当に使ったとはとても思えず、少年対象雑誌が興味本位に載せたのだろうと、一歩引いて考えても・・・ゼニット一眼と知りながら、いったい誰が買ったんだろう と興味しんしん。

タイール300mmのレンズをガンストックに取り付け、銃を構えるように保持すると、左手指が・・・滑らかさは比べるべくもないのです が・・・ライカのフォコラビット風の距離ノブの位置にきて、右手指は引鉄にかかり、ライフルを構えるようにして被写体が狙えるのです・・・こうなると もうカメラではなく テッポーでしかない。


P1290652 カメラ底部にトリガーと連動してシャッターがレリーズされる専用ボディが用意され、 またタイール300mmはトリガーと連動した半自動絞り機構となっています。

撮影後、自動巻上げではありませんから当然巻上げは、手で・・・す。

M42マウントなのでペンタックスのワインダー内蔵ボデーを取付工夫して連動させて・・とも、アレコレ妄想しただけで挫折・・・コレは「このまま・・そっとしておこう」 と。

前述のように少年雑誌で興味本位に紹介されたと思われ、本当にロシアの軍用と思う方はいらっしゃらないと確信していますが、信じた方もいらっしゃるやも・・・・。

実用 とするにはかなり度胸が入りそうです・・・書斎にさりげなく・・・周りに誰もいない時・・・時々組み立てて・・・ライフルよろしく構えてみませんか。

2016年 6月 1日 各部動作最終調整中、もうしばらくお待ちください。
2016年 6月 2日 年代なりの動作確認、メタルリジットフルセットをお楽しみいただけます。XXXXX円

2016年 6月 2日 売り切れました ありがとうございます。

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