« 折畳みレバー式巻き上げ・・・ルビナルIV型 | トップページ | スーパー バルディネッテ »

レオタックス TV 型

8925
レオタックス TV 型

物語は・・・東京京橋のカメラ店店主の高野三郎が日本製カメラの品質向上を目指し1936年に昭和光学精機を設立、スプリングカメラのセミレオタックスで人気を得、将来は35mmの時代と認めライカを目標にするところから・・・始まります。

そっくりなパーツを作り組み上げるだけでは、部品それぞれのテンション、強度がオリジナルとは異なり、上手くいかなかったようです、結果独自の開発を重ねる方向へ進み、一見ライカと同サイズに思えるボディは、長さ・厚みとも一回り大きいのです。

ライカ III f を追いかけるように、初めてアルミキャストシャーシーを採用、上カバーもレンズマウントまでエプロンの下がった一体形とし、シャッターも T.B.1-1000の大陸表示にシンクロ付のF型を完成、スペック的にはセルフ無しのライカIIIf と同様といってもいいのでは、と思う。

社名が変更されたのか刻印もショーワオプティカル・ワークスだったのが1956年からレオタックス・カメラに変更されたようです。

その後、ライカM3に圧倒されたのか、デザイン的に独自の方向へ進むのです・・・ブライトフレーム付ファインダー、大型ノブ、フィルムカウンターを上バーが被い、セルフタイマーは間違って動かぬよう少しく異動して…TV型となるのです。

個人的にはこの頃のレオタックスがお気に入りで、無理に理由をあげると 数も4000台程度と少なく、ファインダーが見やすく、セルフ位置も好みなのか実用的で頑丈な姿に自分には見えるのです。

また、ご存知の通り その後はレバー巻上げ、クランク巻き戻しのFV型、メリットを発表、その後セルフタイマーを省略しエリートとなるベースが このTV型なのです。

8947


クラシックカメラの代名詞のようなバルナックスタイルには、やはり沈胴式レンズが似合うというもの、手軽にお楽しみいただきたくて・・・ロシア製インダスターを組み合わせての販売予定です。

2016年 5月13日 ただいま距離計動作など点検中、もうしばらくお待ちください。
2016年 5月14日 整備完了、 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2016年 5月15日 売り切れました いつもありがとうございます。

 

|

« 折畳みレバー式巻き上げ・・・ルビナルIV型 | トップページ | スーパー バルディネッテ »

新入荷品」カテゴリの記事