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正体不明・・・距離計連動 フジカシックス

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正体不明の・・・フジカ シックス

何か・・・ミステリアスなフジカシックスが某国のビジネスパートナーから届く・・・。

つるり・・とした流面形と申しますか、ビジネスパートナーのいわく smooth surface body・・・の距離計連動式でプロトモデルなんだ、あなたのために手に入れたから・・・なんて、某国一流の歯が浮くような ご挨拶で送りつけられる。

手元の資料雑誌によると、フジは戦時中の軍需用航空写真機製作のノウハウを活かし光学機器事業へ進出を決意・・・ 1948年(昭和23年)4月、ブローニー判ロールフィルムを使用する画面サイズ6cm×6cmのスプリングカメラ・・・レクター(後のフジ ナー)75mm4.5 を載せたフジカシックスIA を発売した・・・とあります。


8783 まだまだイコンタの面影が色濃く残っていたフジカシックスも、機構・デザインに磨きをかけオリジナリティというかドイツ各社の長所をまとめたようなバリ エーションを展開しています。  

その頃はツァイス式の前玉回転式の距離合わせが多い中、直進ヘリコイド式距離合わせとしていますから、次に来る機構を考えていたようですねぇ。 前蓋もロックボタンを押さえながら前 方へ出すので、蛇腹への負担は少ないと思われます。 また付属のアパチャーにマスクをかけることで 6x6  6x4.5 とフォーマットの切り替え可能。

後継機となるスーパーフジカシックスが距離計連動機とされ、フジカシックスは距離計のない目測式のはず、手元の資料雑誌はもとよりウェブでもそう記述されています、でもコレは確かに距離計連動式で、個人の趣味加工とは思えず
それなりの∞調整や二重像の微調整も可能なのです。

修理のオジさんに聞いても「ワシに聞くな・・」と ばっさり 斬られてしまった、距離計の無いカメラに非連動の単独距離計付上カバーを被せ、距離計連動式にみせた改良カメラ?が我国にもあったのは知っているのですが、コレは・・・△■◎X□▼?

2016年 1月28日 正体ともかく整備を検討中、しばらくお待ち下さい。
2016年 2月 8日 整備完了、次のようにノーマル機とセットにてホームページにて販売中 XXXXX円

8797a_2 2016年 2月15日 売り切れましたいつもありがとうございます。

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ミニカム ストロボ アンブレラミニ

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ミニカム ストロボ アンブレラ ミニ

「ミニカムって・・・何?」 写真が趣味の方でもほとんど馴染みの無いブランドなのかもしれませんが、 でもミニカムの社長さんは、戦前からフォトジャーナリストとして有名 な堀野正雄氏です、自分が使いやすいなら皆も使いやすいに違いない・・・といって、フラッシュガンを作ったり、いちはやくストロボも手がけたようです、ご 興味のあるお方はその方面をお調べ下さるようお願いします。

ナショナル・サンパックほどポピュラーでは無いのですが、ゼネレーターと呼ばれるコンデンサーを含む電源部と「ガイドナンバー100」前後の放電管のみの丸型発光部とした独特のまとめ方で、営業写真や観光地の記念写真屋さんにとっては絶対のストロボ。

正直、知名度も高くないし、特別 「カッコいい」 とも思いません、前述の観光地の写真屋のオジさん以外使ってる人を見たことがありません。 ほぼ50年前・・・自分は写真を学問として学んだ時に、幸運にも単一電池6本を電 源とするスリー・トランジスター式ミニカムTT-100 ストロボを自由に使える機会があり、ストロボにしては閃光時間が1/300秒と長く、光の回り方がなめらかなのが気に入って、以降 SC-150 シンクロン SF-6040 と今でも使い続けているのです。

デジタルの時代に、そんなに大光量は不要でしょう・・・のご意見ももっともですが、日常の気遣いの無い記録写真に必要なガイドナンバーと、 『 キッ・・ 』 と構えた絵作りのライティングに必要な ガイドナンバーとは違った次元になります・・・ミニカムの存在感はソコにあると信じて使い続けているのです。

当機は前述の シンクロン SF-6040 の頃のモデルと思われます、特徴はスタジオストロボに特化したモデルでAC専用、パワーコードにシンクロコードが内蔵され、他機のようにヘッド部からのシンクロコードを要せずゼネレーター本体からシンクロを取れますので、ヘッドを自在に移動出来すっきりとした配線が可能。 極簡単にスタジオライティングを楽しめます。

年代もあります、電気製品特有の経年変化など ご理解いただき、ガイドナンバーもご確認の上ご使用いただける方には・・・魅力ではないかと思います。 念のため各部点検、発火状態など確認中・・・。

2016年 1月28日 各部機能・発火状態確認中、少しお待ち下さい。
2016年 1月28日 機能・発火状態確認を済ませました、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2016年 8月10日 売り切れました、いつも ありがとうございます。


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タロン シーク ②

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タロン シーク ②


何故か人気があって、何度もホームページには登場しているのですが、カメラキッズのブログ フォトブランカへは2度目の登場です・・・・

Chic...と書いてシックではなくシークと呼ばれているようです・・・フランス語でシークと発音するらしい、粋なこと、しゃれたこと、シックなこと と広辞苑にありました。

さて、あまり馴染みのないタロン シークですが、タロンの歴史は古く あの戦争前から日本光測光機としてTAROFLEXなどの二眼レフカメラやカメラ用のシャッターを各カメラメーカーに供給していたよ うです、クラシックカメラを扱っていますとN・K・K ロゴを散見しますから、セイコー、シチズン、コパルなどと市場を争うほどの規模だったと思われます。

ご興味をお持ちの方はその方面をお調べいただくとして、部品メーカーからカメラメーカーへと経営方針を転換し、あの富岡光学からレンズ供給を受けタロン 35を発表、低価格高品質が評価され輸出へと成長、多品種生産をせず機種を選びカメラ輸出ブームに上手く適応したようです。

1960年のオリンパスペンの登場とヤシカやペトリの素早い参入に、負けん気を起こしたのか、1961年に縦型のシークを、ヤシカのラピード、セクエルとは違った切り口からまとめあげて発売(多分、輸出メイン・・・)したのです。

自分ごとで恐縮ですが、ヤシカラピードの広告やテレビCMは記憶にあるのですが、タロンの記憶は一切無く、オリンパス ペンの翌年登場なら目にしてもよさそうですが、地方都市の神戸市内では実物を見かけることなど出来なかった、おそらく輸出が主だったのでしょう。

繰り返しますが、オリンパス ペンの翌年にはプログラム式シャッターを載せたハーフカメラを出せるのですから、さすがシャッターメーカーの成せるところであり、開発力の旺盛な社風だっ たのでしょう、ウェブ上の記述ではヤシカと がっぷり四つ に組んだライバルだったとの記事もありますが、ここでは そういう時期もあったのだろうとしておきます。

話を戻して・・・シークは、カメラキッズホームページ開設時に何台かご紹介した事があり、5年ほど前のあの頃は、さほど珍しくも無く、知名度も低く、円高 もあって別段ドウってことはなかったのですが、今となっては 見かけませんから希少な保存カメラ?として握った方は手放されないのかもしれません。

さて、今回は化粧箱、グリップ、ケース、英文使用書と揃った状態で・・・これは今となっては、実用よりは保存カメラとして貴重な気がします。 前ユーザーは少しは楽しまれたようで、メッキ部にファスナーとの軽いスレがあります、目立つほどではないのですが、絶対無傷にこだわられる方には不向きです・・・ご勘弁下さい。

機能的には年代相応の動きをしています、年代なりの小ボコリの混入、ネバリも気になります。 念のため整備を検討中・・・タロンファンの方にお届け出来れば幸いです。

2016年 1月26日 ただいま整備中、もうしばらくお待ち下さい。
2016年 2月23日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。

2016年 2月23日 売り切れました、 いつも ありがとうございます。

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コニ オメガフレックス M

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コニ オメガフレックス M

学生時代の想い出から・・・写真を学問として学んだ自分は、親のスネを齧りつつも 反抗期真っただなか、学費・小遣いの増額で一丁前の事を言ったつもりが悉く親に軽く論破され、アルバイトに走る事になる。

ラボ(現像所と言ってた)勤務の雑用・パシリの間にラボのお兄さん(ゴメン 名前・・忘れた)に、アレコレ尋ねたであろう自分に、時間を作って何かと分かりやすく説明してもらったものです。 
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その時、はじめて 米国製 プロ用散光式引伸ばし機 シモン・オメガ の存在を知った、そのオメガ社がオメガプレスという中判カメラを発売していたのです 。 折畳み式ではなくソリッドタイプといいますか・・・固定鏡胴のプレスカメラで最大の特徴はプランジャーと呼ばれる巻き上げ機構にあり、それなりの市場を開拓していたようです。 その後コニカが引き継いだようで我が国ではコニカプレスとして、米国ではオメガプレス/コニオメガプレスの名前で発売されていたようです。

コニカプレスの流れになるらしいのですが、焦点板上でのピント確認機能にこだわって設計したのか、67判二眼レフ風の二階建てプレスカメラとでも言えばいいのか・・・何とも不思議なコニオメガフレックスが登場するのです。

当然 輸出専用機で国内には流通せず、自分も現役の頃、定期的に神戸に入港するカメラ好きの船員さんに Have you this one ? とカタログを出されて初めて知ることになったのです。 それ以来見たことないから・・・40年ぶりです。


コニカプレスとマガジン共用だ・・・なんて聞くと 生来の凝り性が頭05061443_5368769b7f68dをもたげる、ウェブ上でも思う記述を見つけられず、念のためコニカプレスを入手して調べてみると、コニカプレスのなかでも日中交換式マガジンとしたプレス2が共用だった。

ただ、2型でないコニカプレス系はロールホルダー部の差し替えが出来、スピーディなフィルム交換に便利ではあるのですが、日中交換は出来ません。 自分として、これまで見かける機会に恵まれず、良く似た外観から違いが特定出来ず、ある種の謎だったのですが、積年の疑問も腑に落ちて、晴れ晴れ・・・。

2015年10月 8日 関連機材・資料の入手中、しばらく時間をいただきます。
2015年10月28日 コニカプレス入手、互換性など確認できました、
              コニオメガフレックスMをただいま整備/機能確認中、もう少しお待ちください。
2015年11月28日 
整備中にスローガバナーに不具合発生、修理では調子が取れず交換ユニットを捜査中、
              しばらくお時間をいただきます。
 


2016年 1月20日 馴染みの某ビジネスパートナーの紹介で、あるコレクターからコニカプレス関係と抱き合わせで
、希望する純正ユニットを入手でき、ただいま整備作業中、入手した関連アクセサリー中に、幸いなことに 日中交換式マガジンが含まれていました、状態も同程度でセットにて販売予定のつもり・・・。

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2016年 1月22日 ただいま整備・調整中 もうしばらくお待ち下さい。
2016年 1月23日 整備・動作確認完了 カメラキッズホ-ムページにて販売中。XXXXX円

2018年 5月10日 売り切れました、 いつもありがとうございます。

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ANSCO:アンスコ メモ

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ANSCO:アンスコ メモ

某国のビジネスパートナーからタイトルにA.S.A.P.の文字入りのメールが届く・・・どうせ自分本位の売り込みリストなんだろうなぁと思い込んでいたら、アンスコ メモがあるけど、どうする・・・はやく返事を とのことだった。

油断していた自分は、アンスコ メモって、確かフィルム縦送りの世界初のハーフサイズとか言われる戦前の機械のはず、見逃すと二度と手に入るかどうか分らん・・・とカメラレビュー誌、ウェブなどで自分の記憶と同一を確認し
、アセアセと why not I'll take it and・・で手にしました、

生まれて初めて手にした感想は「・・・小さい 」だった、状態として メール内容通りのシャッター不動、絞り固着、裏蓋フィルム送りレバーがひっかかりで、まぁコテコテ状態でした。

修理のオジさんは時代的にメカというほどの事はないやろ 意外と動くかも・・・とのお言葉です、はたして・・・。

2016年 1月18日 ただいま整備を検討中、しばらくお時間をいただきます。
2016年 3月24日 お待たせいたしました整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 23520円。





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ミカド

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(みかど)・・・のお名前をいただく?

去年のクリスマス前に某国のビジネスパートナーと交わした商談商品が先日届く・・・年内に届けばラッキーと思っていたのが甘かったですわ、 彼らというか 我がパートナーはクリスマスが近づくと働く気が無いようでさっさと休暇をとって旅行に出かけてしまうのです、顧客の喜ぶ姿、声にビジネスの醍醐味を感じてうれしくなるという 日本的考え方は無いようです。

文化習慣が違い届くだけマシで、eBay では届かなかった事も2・3度あったから、まぁいいか・・・と気を取り直し整理にかかる。

その中の一台、MIKADO。 彼との電話では「マイカド...」とか「ァポロ...」と聞こえたものの、届けば分るやろぅの不得要領な受け答えで終わった商品の正体がコレだったのです。

ミカドって聞いた事ある?・・・と修理のオジさんに声をかけると「また ややこい事言うのぅ、ミカドってあの みかど か..知ってるわけ無いやん、.恐れ多いなぁ」と予想通りの答えでした。

そんなこんなで、いつもの camerapedia の記述を信用すると 1940年頃に三好工学から 4.5×6 判の Roavic:ローヴイックとして発売されたのが最初で、その後墨田工機と西田工学に移ったよう、国内では販売されずMIKADO ミカド APOLOアポロ とした輸出専用機だったようです。

全体的にはナーゲル博士によるコダックデュオ のようなシルエットと折畳み方式なのですが、はたしてMIKADOとは・・・。

2016年 1月16日 ただいま整備を検討中、しばらくお待ち下さい。
2016年 1月28日 シャッター内部パーツ劣化のため修理を諦めました、力不足はご容赦。
2016年 3月 4日 部品入れ替え、加工調整すれど不具合直らず、カメラキッズホームページにて現状販売。

2016年 3月 4日 ブログ記事作成中に売り切れました、いつも ありがとうございます。

 

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世界初・・・レンズ交換式二眼レフ マミヤフレックス

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世界初・・・レンズ交換式二眼レフ マミヤフレックス

ほぼ50年前の想い出を ちょっと・・・お時間のある方はお付き合い下さい。 

写真を学問として学んでいた頃、6X6の中判カメラとして ブロニカS2、フジタ66 そしてマミヤ系が友達仲間で人気があり、中でも二眼レフでありながらレンズ交換の可能なマミヤC系が登場したこともあり、レンズは仲間内で貸しあう前提で、とりあえずマミヤC2の標準セットを買うのに 水飲み学生の自分は 1年近く ヒーヒー言わされた記憶がある。

フィルム進行がローライ式の L字ではなく、真っ直ぐな I 字状に進むため、フィルムの平面性に優れ、三脚に取付けたままフィルム交換が可能、またヘリコイドに代わる蛇腹式の距離調整のため近接に優れるなど、多様 な被写体に対応し、カメラの大きさを気にしなければ、勝るものは無かったのです。 

レンズ交換を大前提としたまとめ方が、違った雰囲気の機械として仕上がっていま す・・・このアタリに間宮氏の独特の切り口というか、一流のセンスがあるように思います。

さてマミヤフレックスから後継機のマミヤCシリーズとなるにつれてノブ巻上げからクランク式へ、レンズ交換のための固定スプリングのヒンジ位置が右から左へ移るなどのマイナーチェンジを重ねる事でご存知の通りロングセラー二眼レフとなっていったのです。

状態として、時代の付いた使いなずみは否めず、決してキレイではありませんが、設計者であるマミヤ氏の 「二眼レフは右手でシャッターを押す・・」のこだわりが引き継がれ形になった世界初のレンズ交換式二眼レフ・・・マミヤフレックス。 

2016年1月12日 ただいま整備を検討中、もうしばらくお待ち下さい。
2016年1月15日 整備、動作確認完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。

2016年2月17日 売り切れました ありがとうございます。

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タナック・・・ヒンジ式裏蓋の和製バルナック

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タナック Ⅳ-S

シネ用のレンズや写真機材関連のフード・ファインダー・フィルターやケースなどのアクセサリーを作っていた神奈川県川崎市にあった田中光学はライカコピーとしたタナックブランドでカメラメーカーに参入されたようです。

手元の資料では詳細記述無く、ウェブ上のウィキペディアを調べると次にヒットしました。

 
    タナックIIC   1953年   装着レンズはタナー50mmF3.5。裏蓋は蝶番で横に開く方式。
    タナックIIIC  1953年  タナー50mmF2.8を装着する以外タナックIICと全く同一。
    タナックIIF   1954年  装着レンズはタナー50mmF3.5。シャッター速度はT、B、1-1/500秒。
    タナックIIIF  1954年  タナー50mmF2.8を装着する以外タナックIIFと全く同一。
    タナックIIIS  1954年  シンクロにX接点追加。軍艦カバーがボディーと一体になっている。
    タナックIVS  1955年  吊輪用の金具を装備した。
    タナックSD   1957年 外観がニコンS2そっくりになっている。生産数はごく少数。
    タナックV3   1958年  専用バヨネットマウント採用、しかしレンズは発売されず、
                ライカマウントアダプターを介してライカマウントレンズを装着し販売された。
    タナックVP   発表と正式発売をする前に会社が倒産し、現物だけが市場に出回った。

・・・との記述です。自分もタナックはライカブームの頃にライカコピーのカテゴリーとして5,6回扱った程度で、当時は和製バルナックコピーといえばニッカ、メルコン、オーナーに人気集中、レオタックスやタナックなんて人気が無かった記憶がある。

裃(かみしも)を脱いで申し上げますと、オリジナルライカにはとてもとても・・、唯一ヒンジによる裏蓋の開閉機構が特徴で、ニッカほどデキのいいカメラではなく、シャッター動作音もそれなりではあるのですが、その頃は人気が無く市場に出回らないのが幸いして・・今では逆に珍品としてライカコレクター氏には必携アイテムとなって、意外なほど高価ではあるのです。

自分の経験で恐縮ですが・・・その頃のライカブームに乗っかって小金を稼ごうとする輩(やから)が日本の中古カメラショーに徒党を組んで来日されていて、よく声をかけられたり、「Mマウントのバルナック型がある・・」と某国のH氏からメールをいただいた事もあるのです。

何やらよく分からないタナックではあるのです、年代なりの劣化、ネバリもあると思われ整備を検討中、動けばいいのですが・・・。

2016年 1月 8日 ただいま整備検討中、しばらくお待ち下さい。
2016年 1月23日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。

2016年 2月15日 売り切れました いつもありがとうございます。

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ヘキサノン85mm搭載・・・コニフレックス

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ヘキサノン85mm搭載・・・コニフレックス

また また・・の二眼レフ話、食傷気味の方はスキップいただくとして、ご興味 お時間をお持ちの方はお付き合い願います。

あの戦争後の復興期に写真産業の黄金期を築き上げ折畳み式パールをはじめ35mm判距離計連動機のコニカを長期に渡って姉妹機/後継機を展開し、創意と工夫でリードしていたと思われます、でも何故か二眼レフ市場には数種類を発売したものの営業的にスベったのか、時代の流れを察していたのか、ほとんど追いかけることなく二眼市場から撤退しています。

当時を鑑みるに、あの小西六が二眼レフを作るというので、各方面から期待され待ち望まれての発売だったと思われます。 一般的に載せられている75mm/80mmより長めの85mm3.5の撮影レンズと85mm3.0のビューレンズを載せ、フレネルレンズ付きの明るい焦点板やボディの厚みを抑えた沈胴式?の距離調整などオリジナリティ溢れていた機械だったのです。

いつもの camerapedia の記述を信用しますと 右写真のKoni
ような135mm望遠を載せたTele-Koniflex と呼ばれるモデルもあったらしいのですが、馴染みのコレクター各氏も「・・・」だったから試作的な製品だった可能性は否めない。 ただ、レンズが固定式だとか、コンバージョン式とか見てきたような記述を散見するのですが、自分は 50年間写真業界の中で過ごして 実物を見る機会に接せず、正直よく分かりません、ご興味をお持ちの方はその方面をお調べいただきますようお願いします。

手元のカメラレビュー誌によると
コニフレックスは85mmの焦点距離が特長、35mmフィルム使用カメラの一般的標準レンズの焦点距離50mmに相当する焦点距離のレンズを搭載し違和感のない画角を実現した、スペックは次の通り。
   
  レンズ      HEXANON85mm F3.5(3群5枚)
   フィルム      120サイズ(6.0cm×6.0cm)
   フィルム給送      手巻
   フィルター径(mm)     φ 39.5
   フード             φ42
   焦点調節      前板繰出式
   撮影距離      1.0m~∞
   シャッター      セイコーラビット、B・1~1/400秒
  重量      930g
   価格      48,880円

1952年に上記の値段ということは、最高紙幣が千円の時代ですょ、下世話になりますが、かなり高価だった筈、そう おいそれと買えるものではなかったのでしょう・・・あまり見かけず数が少ないのも納得出来てしまう。

2016年1月6日 年代もあります、念のため各部清掃整備後販売予定。
2016年1月6日 清掃整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2016年1月7日 売り切れました いつも ありがとうございます。

 


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