グラフレックス Speed GRAFIC
グラフレックス Speed GRAFIC
スピグラといえば1960年代のアメリカ映画や刑事ドラマのTV番組には必ずと言っていいほど登場するプレスカメラで、大型の閃光電球を「ボシュッ」と光らせて撮るカメラマンがカッコ良く思えたものです。
ともかく、そのスピードグラフィックの歴史はかなり古く、手元の資料によると1912年とされていますが、見方/切り口が異なるのか資料により年代はバラバラです。 ご興味をお持ちの方はその方面をお調べいただければと思います。
お馴染の箱型にワンタッチで開く前蓋、大型の
フォーカルプレーンシャッターを備え、小さなところは別としますが、大まかな基本設計は変わらず一見してスピグラと知らしめる事となります。
その後、1930年頃に4X5規格モデルが登場、1939年には
6X9判のミニチュアスピードグラフィックが登場し1946年まで製造されたとあります。それに対応したレンズがシュナイダー各社から供給され、フラッシュ
や暗視距離計などのアクセサリーが出揃うにつれ、シンプルで軽量でもあるところからプレス関係ご用達カメラとしての地位を確立することとなっていったと思われます。
長い間、丈夫でコンパクト、シンプルな道具として報道の世界で重宝されたのですが時代とともにその座を35mmフィルムカメラ、そしてデジタル機に譲ることになっていくのです。
今となっては、連動距離計、フレ-ムファインダー、暗視距離計、光学ファインダー、さらにボディにフォーカルプレーンシャッターまで組み込んだ、満艦飾の何でもアリのオールマイティ機だとは思うのですが・・・実用にはどうでしょうか?
一部のフィルムカメラマニアの方には、コンパクト、シンプルさが、いまでも6X9サイズのフォールディングカメラとして山岳・風景写真などの世界で珍重されているとも聞きます。
当機の前ユーザーはマニアだったのでしょう、カラート距離計接眼部に延長アイピース、また距離計上部には暗視距離計付。 さらにカラクリのような機構のグラマチックホルダーがセットになっていました。
年代もあり、内容・動作も心配です・・・ただいま整備出来るものかどうか検討中。
2015年 9月21日 ただいま前述状態、整備検討中。
2015年10月 7日 69規格のグラマチックホルダーにシースが4枚しか入ってないことがわかりました、上写真セットにて現状売りの予定。
2015年10月12日 動作点検確認済みXXXXX円にて販売中
2015年10月12日 いつもありがとうございます、瞬く間の売り切れ、、安すぎましたか?
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