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オリンパス ワイド II Wエンブレム付

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オリンパス ワイド II Wエンブレム付

久しぶりのエンブレム付 オリンパスワイド・・・世界初となる広角レンズを載せた35mm判カメラオリンパスワイド、ノブ式のフィルムの巻き上げ機構を装備し、昭和30 年(1955年)に登場します、 その後レバー式巻上げとクランク式巻き戻しを採用、シャッターも最高速度が1/300から1/500にスペックアップさ れたCOPAL-MXVをマウント。 当時主流の左右対称デザインを踏襲しながら新機構を組み込んでいるのです。

まだまだカメラが貴重品 の時代、レンズ交換式の高級カメラでしか撮ることのできなかったワイド写真が、ライカ・キヤノン・ニコンに比べ手軽に美しく撮影出来るとあって、オリンパ スワイドは爆発的な人気を集め、その後のワイドカメラブームの先駆者となっていったのです。 当機はWのエンブレムが誇らしげな限定モデル・・こだわる方の ワイドII。

年代もあり、保管中のファインダークモリとシャッターねばりも気になります、折角のいい機械ですから、念のための整備を検討中・・・。

2014年12月20日 ただいま整備中、もうしばらくお待ち下さい。
2014年12月27日 整備完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2015年 2月13日 売り切れました いつもありがとうございます。

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ニコン パノラマヘッド 初期型

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ニコン パノラマヘッド 初期型

パノラマ写真にご興味をお持ちの方限定!・・・と言うわけではないのですが、関心の無い方には見向きもされないアクセサ リーではあるのです。 でも、手軽にパノラマが楽しめるなら一度はチャレンジしてみたいと思いますよねぇ。 三脚とカメラの間に挟んで35mm 50mm 100mm 相当のレンズでクリック毎に撮影し、写真をつなぎ合わせるとパノラマの完成と簡単に言われますが、なかなか奥が深い様です。

最近のニコンパノラマヘッドは対応焦点距離を 28/35/50/85/105mmとし、水準器も付いて非常に便利そうに思えるのですが、かれこれ40年ほど前に お客さんから「初期型のニコンパノラマヘッドが残ってない?・・・」 と聞かれて在庫商品を見せると「既に持ってるねん、28mmなんて歪むだけやし、水平角度のパノラマなんてめったに無いから、水準器なんか無い方がエ エ・・・」と言われた。

正直、28mm広角では周辺部が伸びきった絵が重なり不自然になります、そこで中望遠を使って写角を狭くしてつなぐのが一般的で、少し俯瞰的に構える被写 体が多ようで水準器は役に立ちません・・・となると28/35/50/85/105mm対応の水準器付よりも、お客様のご指摘通り 何も無いシンプルな35/50/105mmの3種類対応の方が便利なのかも知れない、また手動で28mm85mm135mmにも使えるわけだし・・・なる ほどなぁ と思った記憶がある。

そんなこんなで入手した初期型のニコンパノラマヘッドです、状態として年代相応の外観、持ち回りによるスレがあります、機能的には問題ないのですが外観に こだわる方には不向きです。 前述の内容通り45年は前のモデルなのだとご理解いただきますようお願いいたします。 お探しの方に方にお届け出来れば幸い です。

2014年12月20日 カメラキッズホームページにて販売中 7455円

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エキザクタ バレックス

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エキザクタ バレックス

エキザクタといえば、イハゲー社の一眼レフ・・台形型左巻上げの独創的機構とデザインが 特徴で一目でエキザクタと知らしめます。 レンジファインダー機構からレフ式への建増し設計をせずレフ式新機構を一から作り上げ、当時に必要とされた機能 を形にまとめ黎明期の一眼レフ市場を独占したようです。 エキザクタマウントの市場を「おいしい・・」と思った光学メーカーは膨大な数のレンズを市場に出 す事になったのはご存知の通りです。

4X4からスタートしたエキザクタは改良を重ねて35mm判へ・・、機能的に充実したバレックス系のエキザクタが1950年中頃に完成します。 基本設計 にセルフタイマーと低速を組み込み、組み合わせの妙というか・・・なるほどココで力を溜めているのだ・・・と感心しますよ。  独特のデザインから、よく 左利きの設計者が作ったなんて揶揄されますが、修理のオジさんは 「そうかねぇ・・当時の要求に合わせた機械としたのだと思うょ・・・レンジファインダー機での複写が主流だったあの頃、複雑で難解な操作を一眼レフだと 見たまま写る・・・複写装置に取り付けて操作しやすいように設計したとも言われてるんゃ」 の一言。

そうかも知れない・・・さらにの特徴としてフィルムカッターが内蔵され、撮影したコマをすぐ取り出し現像可能。 コピーフィルムなら低感度でオルソタイ プ、目視可能な安全光下でフィルムを取り出せる、当然ダークバックなど不要。 当時の情報整理の複写にピッタリ・・・きっとその頃はソウだったのではない かと・・・。

前述の物語にご関心のある方はその方面をお調べいただくとして、当機の状態として硬化していたシャッター幕を交換し、各部整備を済ませました。 セルフタ イマー・低速を含め年代相応妥当な動きをします。 セルフタイマーのスプリングテンションというか力を溜めて動きます・・・ニコンF2のセルフを利用した 低速シャッター機構と同じ考え方です、よく出来ていると思われませんか・・・。

正直、機構を理解するまで かなり難解で、ピントフードを開かないとシャッターが押せないロックなど、まさか・・・の機構が付いています。 よく確認せず思い込みで操作されてしまわれる方、機械いじりの苦手な方には不向きです。 

フォーカシングスクリ-ンにおいてもピントの山が掴みにくく、自動焦点に慣らされた方には大変かも・・・。当時の技術的時代背景をご理解いただき、工夫を 積み上げたエキザクタの操作をゆっくり楽しんでみたい、また実用も可能と思われる機械でスローな絵作りにチャレンジしてみたい・・・の方には魅力ではない かと。
 

2014年 12月 13日 ただいま整備中、もうしばらくお待ち下さい。
2014年 12月 17日 整備完了、カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2014年 12月 19日 売り切れました、いつもありがとうございます。

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