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アルコ スーパー.メカニカ

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アルコ スーパー メカニカ

Dマウント ターレット式 ダブル8 シネカメラで、開発研究を重ね、ブラッシュアップし、考えられる機能を全て組み込み、さらに 同系統のダブル8機の中で始めて巻き戻して画像を重ねるオーバーラップを自動化としたのです。

オーバーラップ・フェードイン・フェードアウトなんてニコン・キヤノン・ヤシカなどでも可能・・・だから、どう・・・とおっしゃるかも知れませんが、その後のシングル・スーパー世代の自分でも、タイトルを画面に入れるだけで随分手間がかかり、撮影中にフェードアウトするなど不可能に近く、どうしてものシーンは現像編集後フェーダー液に浸けてフェードアウト効果とした記憶がある。

今となっては、スマホとアプリで簡単な事と片付けられ、消去・上書き出来、何度もやり直す事が可能な便利な時代です、確かに便利であるとは思いますが 何か 「こじんまり」 としたゲーム感覚的な気もしないでもない。 取り返しのつかない8ミリフィルムでは、いつもフィルム代と現像代を気にしながら 真剣そのもの、ロスが無いように仲間と連絡しつつ、役割を決めては映画チームよろしく楽しんだものです。

シングル・スーパー8 世代の自分は、ダブル8の世界を後になって各方面の方々から知らされました。 アルコもその中のひとつで、可愛がっていただいた 某 Tスタジオのご隠居から 「いっぺん、使こうてみ・・」 と快くアルコ スーパーメカニカを貸していただけたのです。

フィルム圧板のないスーパーはどうしてもフィルム走行中にピント移動が起きるのですが、ダブルはシングルと同様にフィルム圧板の間をフィルムが通るので平面性が良く、つまりピント移動が起きません。 高倍率ズームを競った当時の高級8ミリと比べてフィルム画面が小さいにもかかわらず、固定焦点レンズの良さもあって同等の映写画質が出来た思い出がある。

そんな、こんなの、思い出いっぱいのアルコ スーパーメカニカです、下世話になりますが当時としては やたら高かったんだろうなぁ。

2014年10月 2日 ただいま、レンズ清掃、各機能動作確認中、しばらくお時間をいただきます。
2015年 1月 7日 各機能動作確認、レンズ清掃完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXX円

2015年 2月23日 売り切れました いつもありがとうございます。

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