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ピクニー

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ピクニー

宮川製作所による Picny:ピクニーです・・・似てはいますがゲルトではありませんぞ!
いつもの camerapedia によると宮川製作所が設計・製作し、三越デパートで1935年から1940年までの5年間販売され、

シートメタルをプレスしたゲルトと異なりPicnyの本体は、板金式(IIIbまでのライカスクリューモデルのボディのような)金属チューブから作らしているようだ。 レンズは藤田光学器械のPicny Anastigmat 40ミリメートル f 4.5 をオリジナルのT.B.25.50.75.100 の5速シャッターにマウントして載せています。

オリジナル ピクニーは1935年10月にブラック仕上げで販売され、1935年10月付けのアサヒカメラに広告が掲載され、ディストリビューターは、三越百貨店(三越写真機売場、三越Shashinki Uriba)と紹介され、広告では48.80円(48円80銭の事かな?)とケース、レンズフードなどのアクセサリーが1.20円(1円20銭の事かな?)との記述もあったとの事です。 【 camerapedia 参考 】

ピクニーと言う名前のカメラは35mmでも見かけた記憶があるような・・無いようなハッキリしませんが、ウェブ上でも見かけませんから、自分の勘違いなのかも知れません、いずれにしても少数の生産で終わったのかも知れません。

さて、当機の状態として 経年のヨゴレ、メッキ部のクスミなど点々とあるのですが、特に目立つアタリ・キズなど無く、70年近い時代を経た機械としてはいい状態で残っていると思います。 ゲルトよりもコンパクトで、前述のシームレスボディも魅力的です。

2014年 9月30日 ただいま整備中 もうしばらくお待ち下さい。
2014年10月 1日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2018年10月23日 売り切れました ありがとうございます。

 

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マミヤ スーパーデラックス 1.5

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日本製 マミヤ スーパー デラックス 1.5

1960年代のマミヤの製品、各メーカーとも量産体制も整い カメラ需要もうなぎ登り、各社の技術競争が激化していく時代で、一社がブライトフレームを載せれば露出計を、f:2を凌ぐf:1.9を・・といった様に毎年のように新型が発表されたのです。

マミヤ スーパー デラックスは、前述の競争の行き着くところだったのでしょう・・・パララックス補正式ブライトフレーム、絞り・シャッター連動定点露出計。 もちろんファ インダー内と上カバーの2箇所で確認可能、大口径のレンズに似合う直線的な大型ボディ・・・この時代の流れを形にまとめています。
                       

ほぼ、同時期だったと思われます・・・ヤシカから更にの大口径1.4を載せたリンクス-14が登場し、自分が水飲み学生だった頃に同窓生が使っていたので す、何とも羨ましく、ねたましかった思い出がある。 また、ご存知の方も多いと思いますが、ハーフ時代でもヤシカは大口径1.4のハーフ14 を少数発売していますから、大口径にこだわった時期もあったようです。
当スーパー デラックス 1.5 の状態として外観的にメータースイッチ横に反射角度によって分かる程度の極く軽いへコミと、レンズ銘盤に前ユーザーによる工具跡があります、気になる方には不向きです、ご勘弁下さい。
      

以外は、特に目立つキズ・スレなど無いように見えます。 修理の方から「メーターは生きてるけど内部抵抗体・カーボン経年劣化で絶対精度は無理としても整備すれば妥 当な反応動作はするし、ファインダーもキレイし、シャッターは整備中・・・ン...でも、ケース・箱・取り説セットは最近珍しいなぁ・・・」の お言葉をいただいています。

ただいま 念を入れての最終調整中、あの頃 憧れたスーパーデラックス1.5 の操作と有質感をお楽しみいただきたいのです。

2014年 9月19日 ただいま整備中もうしばらくお待ち下さい。
2014年 9月20日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2017年 3月24日 売り切れました ありがとうございます。

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マミヤ 16スーパー

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マミヤ 16スーパー

ミニカメラなんて、フィルムは無い・写りもそれなり、メカというほどのものでは・・・といわれながら、でもマミヤ 16スーパー系は・・・人が何と言おうが俺はコレが好き・・・と、ミノックスが斜陽化するなかでも、不思議な人気があるようです。


マミヤは写真家兼発明家の間宮精一氏により1940年に起業、独自の設計思想を形にされ、伝説的なマミヤシックスや本格的な16mmのサブミニチュアカメラ、二眼レフなど、独創性のある製品で有名です。


写真家兼発明家の間宮精一氏 ならではの切り口から「ミニカメラを作ろう・・」とまとめあげたマミヤ16スーパーの案内です。 

 

さて、この16スーパーはサブミニチュアとしてはめずらしくシャッターが B.2.5.10.25.50.100.200 と低速を充実させた構造で、距離・絞りも使えるいわゆるフルマニュアル機で、チマチマしたメカとマッチ箱のような無骨な姿が自分には魅力で飽きるまで集めた・・・。


パーフォレーションなしの16mm フィルム使用なので、好きなフィルムを16mm 幅にカットすれば自製出来、自家現像を基本として、今なら現像後スキャナーで取り込んで・・その後は思いおもいに楽しめます、


画質は・・・とヤボは言わないで・・50年は昔の製品で、フレームファインダーのサブミニチュアとしては異例の∞から30cmまでの撮影範囲があるものの、パララックスなどあるでしょうから・・まぁ それなりの絵作りが出来る話だという事にしておきます、 

 

少し脱線しますが、フジフィルムからミニコピーというフィルムが出でいた頃、自分はそのミニコピーを16mmにカットし、ASA(ISOの事)8で撮影し、フェニドンと無水亜硫酸ソーダ―だけのPOTA処方で現像すると、高コントラストのフィルムが 一般フィルム並みの階調で極超微粒子のネガが出来る・・・16mmから手札サイズに引き伸ばしても、粒子が気にならない、そんなことも出来たのですょ。


話をもどして、スペック的には前述通りの絞り・シャッターを備えた、いわゆるフルマニュアル機で、実用ともかくオモチャ的に巻上げ、シャッター、絞り、フィルター出し入れとギミック的な操作を楽しめるのと、やはりマミヤならではの無骨でコンパクトというのが人気を支えているのでしょう。


撮り流す写真はデジタルに任せるとして、実用も可能と思われる機械仕掛けの小さなフィルムカメラ操作の捨てがたい良さを再発見いただけます、 時代を経たクラシックなカメラには人の心に沁み込む過去と物語があります・・・手間のかかるクラカメの楽しさを是非。

 

2014年 9月 8日  ただいま整備中、もうしばらくお時間をいただきます。
2014年 9月 8日  整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2014年10月 7日  売り切れました ありがとうございます。

 

 

 

 

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