コニカ I 型
あの戦争が終わって、小西六の初めてコニカと命名された35mm判レンズシャッター機がMade in occupied Japan
(占領下の日本製)として米軍PX (Post Exchangeの事で米軍基地内だけにある購買部)
でPX専用コニカスタンダードとして販売され、その後 Made in JAPAN となり50mm3.5の他に50mm2.8も加わって・・・コニカ I
型となっていったようですが、搭載レンズも混在し、トップカバーにMade in occupied
Japanが刻印されたものなど、バリエーションは意外と多いようです。
スペック的には距離計連動の沈胴式レンズシャッター機で、コニラピッドシャッターをレンズに取り付け、手動シャッター
セットにレンズ側でのレリーズ・・・、ボディ側の多重露出防止ボタンを押してフィルムを巻き上げるといった、いま思うと寒々しいスペックではあるのです
が、当時とすれば速写の必要も無い時代、充分の機能だったのです。
前述の沈胴式鏡胴にヘキサー50mm2.8を 加工精度の高いKONIRAPID-Sシャッターにマウントして載せ、ほぼ60年を経た今もB.1.2.5.10.25.50.100.250.500の 全速妥当な動作をしています。 「視野枠って? パララックスって何ソレ・・?」 の頃に距離計連動式を採用、どこがどう違うのか60年の時を経ても見やすく、 堅牢なボディと緻密な部品加工に一時代を築く小西六の水準の高さを感じ取れます。
この度・・・I 型を8台ほど入手しました、年代もあり不具合も心配、 念のため整備を検討中、手軽に楽しめる価格帯に収めたいのですが・・・もうしばらく お時間をいただきます。
2014年6月27日 ただいま各部点検中、もうしばらく お待ち下さい。
2014年6月29日 3台整備完了 ホームページにて販売中。 7980円~
ボディ番号 76609 24524
2014年6月30日 売り切れました:45577
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