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コダック No1 フォールディング ポケット

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コダック Np1 フォールディング ポケット

ガラス乾板から樹脂製シートフィルム・・・さらにロールフィルムへと進化した頃のコダック製ロールフィルムカメラです・・・乾板やシートフィルムに比べて巻き上げるだけで連続撮影が可能だったのでオートグラフって呼ばれた時代もあったのです。 フィルムメーカーのコダックとしては、ここぞ・・・とばかりに姉妹機はもちろんフォーマット、レンズ、仕上げなどをアレンジして幅広く市場を開拓した事でしょう。

フォールディング ポケット コダックの名前は踏襲されアチコチで見たり聞いたりされると思います。 従来のモデルに比べると折りたたむ事が出来、上着のポケットにも入るほどコンパクトなのだ・・・を上手く言いえて妙です。

当機はB.T.I の3速シャッターと1.2.3.4 の指数表示の絞り、固定焦点の無銘レンズと寒々しいスペックなのですが、時代的に引き伸ばすとはいってもベタ焼きにに近く、現像も職人技が活かされて、実用・品・質と優雅さをそなえていた花形だったのでしょう。

今となっては、とても実用とは思えませんが、木製ボディとアルミ製裏蓋をレザーで包み込んだ仕上げは捨てがたく、また使いなずんで時代の付いたアンティークな佇まいに「ほっ・・」とする気持ちとともに惹かれるのは何故だろう・・・・。

2014年 3月29日 ただいま整備中、動けばいいのですが・・・もうしばらくお待ちください。
2014年 6月02日 整備完了、年代なりの動作ではあるのですが カメラキッズホームページにて・・・XXXX円
2014年 6月04日 売り切れました いつもありがとうございます。


 

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シグネット

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アメリカ製 コダック シグネット

 

カメラの性能・機能より、可愛らしい外観に人気が集まっているのかもしれません・・・ウェブ記述などを参考にしますとミッキーマウスと呼ばれているらしいのですが、何処から見たらミッキーマウスなのか「オッさん」には分からん直感世界なのかもしれない。 

自分としてはシグネットと言えば世界で一番醜いカメラといわれたアメリカ製コダック35REを大改造してスマートにまとめあげた後継機で、エクターレンズの良さが魅力のポイントだと教えられ、今まで疑った事はなかったのです。

            
この頃(1950年前後)からコダックは自社の高級レンズをエクターと名付け、レチナはもちろん、モニターと呼ばれる高級折り畳みカメラなど様々な機械に 搭載しています。 さて機能として一眼式距離計連動となり前機より進歩はしたものの、シャッタースピードはB.25.50.100.300 と変わらず レリーズは相変わらずボディリリースではなく指当てを付けたもののシャッターレバーを指を伸ばして押すタイプで、利便性はさほど変わらないのに人気がある のは・・やっぱ・・可愛いデザインにあるのかなぁ。

手軽にお楽しみいただければと思っております、市場価格を調査中もうしばらくお待ち下さい。

2014年 3月15日 ただいま 市場価格を調査中もうしばらくお待ち下さい。
2014年 3月16日 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円
2014年 4月 1日 売り切れました ありがとうございます。

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モスクワ 4型

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モスクワ Mockba 4型。

戦後のロシアによるツァイス・イコンタのデッドコピーとして有名なモスクワ・・・Mockba を名乗るほどですから完成度に自信のほどが覗えます。 モスクワには1型から5型まで5種類あるとされ、4型まではドレーカイル機構を備えたスーパーイコンタ69相当機で、外観はもちろん内容的にもシンクロ付 スーパーイコンタIV型 531/2 に似ていると教えられてきたのですが・・・世の中 色々あるもので、一見すると5型です・・・でもトップカバーには Mockba-4 の 5型と同じ書体のロゴが書かれているのです、はたしてこのモスクワ-4とは・・・。

   

一見して5型に見えます、でも4型用のインダスター11cm4.5をモメント-23シャッターにマウンとして載せられているのですが、トップカバーの形状と取り外し式の裏蓋は5型そのもの・・・・、さてボディナンバーはNo.5702101 ですから1957年の製造と番号から推察すると、5型となるまでの端境期に存在したモデルではないかと思われます。

これがライカだったら、某氏などが針小棒大にコレクター向けの記述とするのかもしれませんが、幸か不幸か「カマトンカチ」のロシア製というだけで話題にもなっていないようです。

とは言っても、自分ははじめて気付いたのだと思います、何度も5型を扱ってはいるのですが Mockba-4 のロゴは見なかった気がする・・・某国のビジネスパートナーに尋ねても「ふ~ん..」だったから、きっと量産試作機なんだろう・・・チョッとマジになって調べ中。

2014年 3月 7日 ただいま整備を兼ねて特定中、もうしばらくお待ち下さい。

2014年 3月14日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2014年 3月16日 売り切れました いつもありがとうございます。

 

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ペトリ ハーフ

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ペトリ ハーフ

ペトリのハーフサイズって随分前からあるような気がして調べてみると1960年発売と紹介されていた・・・と言う事はオリンパスペンの発売後 あとを追うように発売されたと思われますが、 何故か自分はほとんど眼にすることなく、オリンパス・キヤノン・リコー・フジカのハーフカメラを持つ同じよ うな趣味の同級生と植物のように寄り添いて育ってきたためかもしれない、

大人になってヤシカセクエル、ラピード、コニカEYE などの個性たっぷりの機械を知るにつけ、ペトリって個性的でなかなかのものだったんだ・・・と気付いて探してみると、意外やなかなか見つからなかったのです。

きっと国内市場ではオリンパスに圧倒されペトリは営業的に苦戦を強いられたと思われるのですが、輸出においては知名度もあり相当量が景気の良かった国々へ出て行っただろうと思うのですが、これまた・・・見つからないのです。 

若かった頃は、無いとなると・・「欲しい!」の絶頂で、何が何でもと手当たり次第・・・「倒産した三流メーカーのハーフなんて・・」と不思議そうな受け答えをされた店舗もあったから、やはり人気が出ず予測ほどの業績でなく生産期間も短かったのだと思います。

この度、久しぶりにペトリのハーフを入手しました、なぜか無性に嬉しい。 ただ 年代もあり各部動作のねばり、光学系のクモリなど、不具合な箇所が多々あり、修理のオジさんに無理を言ってただいま整備中、動けばいいのですが、もうしばらくお時間を頂きます。

2014年 3月 7日 整備完成後カメラキッズ ホームページにて販売予定。

2014年 3月 9日 売り切れました、いつも ありがとうございます。

 


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ゲルト DⅢ

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ゲルト DⅢ

ゲルトってドイツ製?・・・が始めて接したときの第一印象でだった、黒塗りボディにレザー仕上げが多いクラシックカメラの中にあって、違った切り口からの設計に見えたものです。

ゲルトは当初 高橋光学 というところで製造されたようで、ゲルトブランドの折り畳みカメラやゲルトフレックスというリコータイプの二眼レフも製造しており、一流の設計思想を持っていたと思われます。 あの戦争が始まり会社名を東亜光機という軍需関係風に変更し、敗戦後の1952年に新和光機となるのです。 

時代の空気を読んで経営しておられたのだと思うと、油断してた自分は 飼い犬だった頃の辛い記憶が呼び覚まされ 涙が出そうになった・・・何処の国もたいして変わらないんだ。

さて、ゲルトは127規格で4x3cmのベスト半裁判、ある種のハーフサイズです。 赤窓を二つ備えた裏窓式のフィルム送りです、操作としては左に出た数字が右に出るまで巻き上げる・・・という事になります。

当機はその中で一番よく見かけるシルバーゲルト DⅢ の戦後型になります、裏蓋がニコンFタイプの取り外し式になり利便性が増しました、仕上げなどバリエーションが多いとされるのですが、自分は黒塗りとエンボスプレスのメタル仕上げしか眼にした事がありません。

このところ特に見かけなくなりました、4x3cmのフォーマットでありながら、オリンパスペンとほぼ同サイズ、日本製らしからぬ名前と面構え・・・きっと、握った人は手放さないのでしょう。

念のため、ただいま整備中・・・もうしばらくお時間をいただきます。

2014年 3月 2日 完成後カメラキッズホームページにて販売予定・・・もうすぐです。
2014年 3月 2日 整備完成 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円。
2014年 3月 5日 売り切れました、いつもありがとうございます。 

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