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ズノー搭載・・・ハルマ44

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ハルマ 44 Halma 44

またかの二眼レフ・・でも、あまり知られていない Halma 44 のご紹介、しばらくお付き合いいただきます。

あの戦争後、日本では中判フィルムを利用する2眼レフの流行につれ、品薄の売り手市場に町工場的規模のメーカーが乱立し板金加工で組みあげる頃から、精度向上と合理化としたダイキャストボディを採用し、機械加工・シャッター・レンズと製造部門が分業化し、ローライの特許が切れるにつけ、ローライに近づいていったのは仕方がないのでしょう。

今回ご紹介のハルマ 44のハルマカメラはというと、それがよく分かりません、手元の資料にも記述が無く、カメラキッズでも過去に・・・といっても開店当初にズノーレンズを載せた4X4の二眼レフを入手した事があり、それがハルマ 44だったのかというと記憶がぼやけて、入手先のビジネスパートナーに尋ねど不得要領な返事で曖昧模糊・・・。

ネット散策中、「ハルマと思しき二眼レフが Elegaflex と Echoflex としても.K.K. Lustre Camera から1950年頃に発売されていた・・・」 にヒット。 内容は、K.K. Lustre Camera はその後 Lustre Kouki K.K. となり、さらに社長であったHara Giichi 氏により 多分 Hara Seisakusho・・・という社名変更時にアクセサリーシューにH・Sのイニシャルを刻みハルマフレックスとして発売している。・・・となっていました。 

過日、前述内容と一致する6X6判のハルマフレックスをご案内しておりますので、ご記憶の方もいらっしゃると思います。そのシュー部にもH・Sの刻みがありましたから、上記と一致する機種だったと思われます。

さて・・当機は、ダイキャストボディに、あの帝国光学のズノー6cm2.8をB.1.2.5.4.8.15.30.60.125.250.500とセルフ付のコパルMXVシャッターにマウントして載せています。 フィルム装填はスタートマーク式の自動停止式フィルム送り、また手動シャッターセットではあるのですが、レンズ先端が丸でなくバヨネットで、コパル製MXVシャッターを載せ、ズノーからレンズ供給されるほどですから、分業化が確立された円熟期の高級二眼レフの位置づけになるのでしょう。

今となっては、まず見かけることの無い機械だといえると思います、 さりげなく書斎に置かれて同趣の方の反応をみては・・・ひとり楽しむのもいいものです。

2013年11月 8日 ただいま整備中、もうしばらくお待ち下さい。
2013年11月23日 整備完了 カメラキッズホームページにて販売中 XXXXX円

2013年11月23日 売り切れました いつもありがとうございます。

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