フェラニア ロンディーネ

フェラニア　ロンディーネ

朝日ソノラマ社のカメラレビューＶｉｖａ！イタリア を何気無く見ていて、自分の誕生年と同年に発売されたイタリアのフィルム会社フェラニアのロンディーネは・・・との紹介記事が妙に心のヒダに染込んだようで、後に・・・といっても、ほぼ１０年後はじめて眼にして舞い上がってしまった、　くしくも折り畳みファインダー周りの印象が記憶と合わず、「気に入らないなら、買わないでくれ・・」の言葉に躊躇しながらも心の声には勝てず、無理を言って入手した。

さて前述の記事によるとロンディーネには固定焦点の初期型、ピント調整の出来る中期と後期型となるシンクロ接点付きの３種類があり、貼りレザーも標準の黒の他に赤・青・緑・茶 があるようで、それらを組み合わせたバリエーションが展開されたと思われます。

スペック的には焦点距離とF値不明の無名レンズ、シャッターはP（バルブ）と I （1/50くらい）、絞りはありません、ピント合わせも 2.2・2.5・3.5・5・8・∞ の数字が刻まれ多分フィート単位なのでしょう。　フィルムは１２７規格でベスト全判 ４cmX６cmのフォーマット・・・この可愛いボディからは想像できない大画面なのです・・・ではあるのですが、やはり某社の「写るんです」に近く オモチャなのでしょう。

撮影レンズの上にファインダーで二眼レフよろしく構図を決めて撮影、オリジナルは枠式透過型折り畳みファインダーなのですが、当機は前ユーザーにより加工され凹レンズ式のニュートンファインダーとなっています。　「縦フォーマットなのにファインダーは横なんて変だろうっ・・」 とおっしゃる方は、過日いただいた「気に入らないなら、買わないでくれ・・」を繰り返す事となりますので、オリジナルの状態にこだわられる方はご容赦下さい。

我が日本とは違った切り口のイタリアの感性で・・・ドイツ製カメラ一辺倒の市場に対して手軽に楽しみ・持つ楽しみ喜びを優先した形にしたのではないかと、今は思うのです。

２０１３年　４月　８日　念のため、動作点検確認中 もうしばらくお待ち下さい。
２０１３年　４月　９日　動作点検確認を済ませました、カメラキッズホームページにて販売中　ＸＸＸＸ円
２０１３年１０月２２日　売り切れました　ありがとうございます。